空き家ジャーナル


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助成金を活用して東京都練馬区の空き家を解体しよう!

更新日:2023年9月14日

空き家の解体費用相場はどれくらい?

空き家の解体費用の相場は、家の広さや立地などさまざまな要素で変わります。

おおよその解体費用の相場は次の通りです。

 

空き家の構造別の解体費用相場

・木造住宅:坪4万円前後

・鉄骨造住宅:坪6万円前後

・鉄筋コンクリート造集合住宅:坪7万円~

 

木造住宅の場合は比較的解体を進めやすいため、坪あたりの費用は4万円前後です。

つまり一般的な木造住宅30坪なら、解体費用は120万円程度が費用相場です。

 

一方で軽量鉄筋造の住宅は、200万円程度の解体費用を見ておくと良いでしょう。

 

解体費用が上乗せされるポイント

空き家の解体費用はあくまで一般的な相場であり、次のような場合はさらに料金がプラスされることもあります。

 

・道路がせまくてトラックや重機が入れない

・隣家が近くて慎重な解体作業が必要

・家の中の物がそのまま残されている

・庭木や石などの庭の撤去も行う

 

このように、空き家の周辺にすぐトラックや重機が停められないような、住宅密集地や繁華街は、解体作業員による手作業での解体となるため、人件費がプラスされるのです。

 

ほかにも家の中にある物がそのままであると、解体したあとの産業廃棄物の量が増えるため、処理手数料が上乗せされるのです。

ちなみに家の中に残っている物は「残置物(ざんちぶつ)」と呼ばれます。

実際の解体費用は、前もって正確な見積もりを出してもらうことが大切です。

 

練馬区の空き家は助成金を活用しよう

東京都練馬区では空き家の数が23区中5位と、約3万6千戸もの物件が確認されています。

 

そんな空き家を減らし、有効活用するために練馬区では空き家の解体、建て替えの助成金制度を用意しています。

 

東京都練馬区の住宅の解体・建て替え工事助成制度の条件

練馬区の住宅の解体・建て替え工事助成制度の助成金額や条件は次の通りです。

 

・解体費用:解体のみ最大130万円まで・建て替え最大225万円まで

・対象エリア:密集事業対象地区(貫井・富士見台・桜台東部)・防災まちづくり推進地区(田柄・富士見台駅南側・下石神井)

・昭和56年5月31日以前に建築された住宅のみ

 

主に上記の条件に当てはまる物件だけが、空き家の助成金対象となります。

特に気を付けたいのは、建築年数です。たとえ空き家になっていても、昭和56年よりも後に建てられたところは、対象外になるため注意しましょう。

 

また、対象エリアも現地されているため、世田谷区すべてのエリアの空き家で助成金を受け取れるわけではありません。

 

練馬区公式資料はこちら(クリックで移動)

 

注意点!建て替えは準耐火構造以上が助成対象

空き家を解体し、建て替える場合は準耐火構造以上の新築であることが条件です。

 

練馬区は古い空き家を減らすことで、万が一の火事などに備えて被害をおさえるため、耐火構造に優れている新築への建て替えや、古い家の解体を助成しているのです。

 

防火・防災のために老朽化した空き家をなくしていこう

練馬区では助成金を活用することで、老朽化した保安上危険な空き家をなくし、防火性が高いまちづくりに力を入れています。

 

条件に当てはまれば解体、建て替え費用の一部を助成してもらえるため、募集が締め切られる前に早めに申し込みましょう。

 

空き家を売却するか解体するか迷っているといった方は、東京空き家相談協会にご依頼ください。空き家に関するお悩みに合った、提携業者をスピーディーにご紹介します。

 

空き家の解体だけでなく、片付けやクリーニングなどの業者もご案内するため、個別での依頼などの面倒な手続きも不要です。

 

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この記事を書いた人

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一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。