空き家ジャーナル


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【空き家数増加】東京都足立区の特徴って?

更新日:2023年12月5日

 

東京では現在空き家の増加が問題になっており、人口の多い23区内でも対策が急がれています。

そんな中、いち早く空き家活用に乗り出していた足立区では、

「千住Public Network EAST」等を駆使し、空き家活用を成功させたことで、

空き家活用のロールモデルとして注目されつつあります。

 

今回の記事では、区が行っている空き家活用や、街づくりの取り組みについて解説していきます。

 

 

足立区はどんなところ?

 

足立区は東京23区内でも最も北に位置する区で、北側には埼玉県川口市や草加市、南側には葛飾区や荒川区があり、ちょうど東京都と埼玉県を隔てるような位置にあります。

 

有名な都市としては北千住があり、多くの人が足を運ぶ繁華街となっています。

 

とはいえ、都心へのアクセスや治安の悪さといった要因から(先述の北千住などのイメージが悪く、23区内では比較的治安が良くないと言われています)、公示価格は23区内最低です。

 

しかし最近では都心へのアクセスを可能にする交通手段が増え、

居住エリアとしての注目が高まってきた町でもあります。

 

 

足立区の空き家事情

 

足立区は空き家の数が多く、空き家の数は約4万戸ほど存在すると言われています。

更にその中には戸建てが約6100戸含まれており、その中の3分の1ほどが腐朽・破損がある建物だと認識されています。

 

また、将来空き家になりうる戸建て住宅も数多く存在しており、特に高齢者が一人で暮らしている建物が将来空き家になりやすいと考えられています。

 

しかしその一方で足立区の空き家は6割が再活用可能とされており、足立区も空き家活用や都心への交通手段の増加を生かしたまちづくりの動きを強めています。

 

更にこのような空き家(もしくは将来空き家になるもの)を減らし、不動産流通や居住人口増加をするべく、

足立区では千住Public Network EAST(千住PNE)という空き家プラットフォームが設立され、現在まで6棟の空き家の活用に成功してきました。

 

 

 

足立区エリアデザイン計画とは

 

足立区は千住PNE以外にも空き家を減らし、より良い街づくりをする取り組みとして、

 

足立区エリアデザイン計画

 

という計画を発表しています。

 

この計画には、魅力的なまちの将来像を描き、民間活力の誘導や区有地等の活用を効果的に行うことで、区のイメージアップを図るという目的があります。

 

エリアデザイン計画では足立区を大きく7つのエリアに分け、それぞれの街の特徴を生かしたまちづくりを行います。

 

次項では計画で定められた7つのエリアについて解説していきます。

 

エリアデザイン計画に関する詳細はこちらからチェックしてみましょう!(クリックで足立区HPへ移動)

 

 

千住エリア

 

足立区内では最も人があつまるエリアです。

北千住のような繁華街もこのエリアに位置し、都心へのアクセスも良いことから注目度が高まっています。

 

北千住西口では再開発が行われ、大学との連携も積極的に行うことで、区はこのエリアのイメージアップに努めています。

 

 

綾瀬・北綾瀬エリア

 

千代田線の始発駅である綾瀬駅もこのエリアにあるなど、都心のアクセスが容易なエリアという特徴があります。

綾瀬駅周辺には小規模な商店街があり、駅を離れるとマンションや戸建てが立ち並びます。

 

足立区では綾瀬・北綾瀬駅の駅前交通広場を整備するなど、綾瀬エリアの魅力を高める取り組みをしているようです。

 

 

西新井・梅島エリア

 

東武伊勢崎線の西新井・梅島駅を中心としたエリアです。

付近に関東の高野山とも称される西新井大師總持寺があるなど、歴史・文化的価値もあります。

 

区では駅前周辺の再整備の動向を注視しつつ、西新井公園計画の再整備や都営住宅跡地の有効活用にも努めています。

 

 

江北エリア

 

日暮里・舎人ライナーの江北駅を中心としています。

戸建てが多く、江北平成公園や荒川沿いの緑地など、住みやすいエリアといえるでしょう。

2023年1月には東京女子医科大学附属足立医療センターが設立され、これを核にさらなる住みやすい街づくりが推進されています。

 

 

六町エリア

 

つくばエクスプレスの六町駅を中心としたエリアで、

浅草まで電車で10分・秋葉原まで15分の好立地に位置しています。

 

足立区はこのアクセスの良さを生かし、民間施設の誘導や来訪者の増加を図り、同エリアの活性化を目指しています。

 

 

竹の塚エリア

 

東武伊勢崎線竹ノ塚駅を中心としているエリアです。

駅前には商業施設が多く、生活には便利なエリアだと言えます。

駅東口ではUR団地のストック再生が行われており、

区はそれに合わせて区有地を活用した街づくりを進めていきます。

 

 

花畑エリア

 

東武伊勢崎線とつくばエクスプレスの間にあるエリアです。

1964年の東京オリンピックの際に花畑団地が誕生しています。

 

2020年の東京オリンピックで花畑エリアは活性化し、2021年には文教大学が開学するなど、街づくりが推し進められています。

 

 

足立区が将来「住みたい街」になる!?

 

このように足立区では空き家の活用やエリアデザイン計画が積極的に行われており、街づくりが着実に進められています。

 

現在は特に足立区は「住みたい街」ではないかもしれませんが、今後その評価が覆り、「住みたい街」になることも十分に考えられるでしょう。

 

そのため、この「住みたい街」の中に空き家を所有している方は、空き家の資産価値を大きく上げるチャンスを持っていると言えるでしょう!

 

売却や事業用の活用など、一度空き家の活用を検討してみても良いのではないでしょうか。

 

東京空き家相談協会では空き家の売却や解体、活用など空き家に関するあらゆるご相談にお答えします!

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足立区の空き家をお持ちの方は、ぜひ下記までご連絡ください!

 

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この記事を書いた人

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空き家ジャーナル編集部

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