空き家ジャーナル


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カチタスがやばいって本当?事業内容や評判をチェック

更新日:2023年12月8日

 

築年数が古い空き家を活用するということはカンタンなことではなく、多くの自治体が空き家活用に頭を抱えています。

そんな中、中古住宅再生事業で注目を浴びているのが、株式会社カチタスという会社です。

築年数の古い空き家の価値を高めて再び売却する、というカチタスの手法は、近年空き家問題に悩まされている我々にとって希望となりうるものです。

が、インターネット上の口コミを見てみると、なにやら良くない書き込みも・・・

 

カチタスは本当にやばいのでしょうか?

カチタスの事業内容や口コミを紹介していきます。

 

 

カチタスが中古住宅再生で成果

カチタスのサービス概要
引用:カチタスHP

 

株式会社カチタスは群馬県桐生市に本社を構える不動産会社。

現在の企業情報は次の通りです。

 

会社名 株式会社カチタス
設立 1978年9月1日
資本金 37億7,887万1,000円(2024年)
従業員数 843名(2024年)
本社所在地 群馬県桐生市美原町4番2号
上場市場 東京証券取引所プライム市場(証券コード8919)上場日2017年12月12日

 

1978年に石材業を目的として創業開始し、1988年に不動産売買、代理業を開始、1998年に中古住宅再生事業を開始しています。

 

現在、空き家が増えていることから徐々に存在感を増しており、

2024年3月期の中古戸建ての販売数は5年前に比べて4割近く増加したようです。

 

 資材費や人件費の高騰による建築費の上昇を、リフォームによる既存の木材を生かしたコスト削減でカバーし、中古住宅を巧みに再生しています。

 

他社と比較しても、リフォーム産業新聞の調査によると、同社は買取り再販の販売戸数で10年連続トップを維持しており、頭ひとつ抜けている存在です。

 

 近年は人口5万~30万人程度の地方都市をメインとして空き家を仕入れ、改修して再販しており、

周辺の相場より1,000万円以上も安い値段で住宅を再販できるケースもあるようです。

 

カチタスの中古住宅再生が成功したワケ住宅リフォーム工事

 

カチタスの中古住宅再生事業が成功している理由としては、「徹底的なコスト管理」が挙げられます。

 

同社が仕入れている物件は築30~40年ほどの物件のため仕入れコストが安くなります。

 

 加えて、仕入れ後に害虫や建物の老朽化度合いを調査し、過去のデータを参照しながらリフォーム箇所を決定するため、リフォーム費用を抑えることが可能です。

 

 実際にリフォームに使う木材量は新築時の7分の1まで減らすことが可能とのことです。

 

 また販売する前に耐震性能を見直し、再販後2年間の買取保証もつくため、消費者も安心して物件を購入することができます。

 

カチタスの公式HPはこちら(クリックで移動)

 

スムーズに家を手放したい方はこちら

 

今後の中古住宅再生促進に向けた課題

古びた空き家の写真

 

中古住宅再生事業で確かな歩みを見せているカチタスですが、今後の事業推進のため、さらに力を入れていくポイントもあるようです。

 

現在空き家対策を進めている自治体やほかの事業者にとっても参考になるのではないでしょうか?

 

中古住宅再生促進に向けた課題①部分改修サービスの拡大

 

部分改修サービスを確立していくことで、空き家買取再販事業にかかるコストをさらに抑えることができるでしょう。

 

現在はフルリフォームを原則として行っていますが、空き家の状態次第では水回りの改修を行うだけで済むものも中にはあるようです。

 

部分改修のみで空き家を再販できるようになれば、物件の販売価格を1000万円以内に抑えることもでき、現在より、さらに幅広い所得者層に販売が可能になります。

 

中古住宅再生促進に向けた課題②社員教育への投資

 

もう一つの課題が社員教育への投資です。

 

 空き家は築年数や構造、リフォームの必要度合いや費用が物件によって異なるため、社員それぞれの経験が重要となってきます。

 

 中古住宅に明るい即戦力を採用することはもちろん重要ですが、

 

既存の社員に経験を積ませ、よりたくさんの空き家のケースに対処できる柔軟性を身に着けさせることが大切です。

 

あの時家を売れば、200万円高かったかも

 

【口コミ】カチタスは本当にやばいの?

悩む高齢の男性

 

中古住宅再生事業で成果を挙げているカチタスですが、利用者からの評価はどうなのでしょうか?

 

「やばい」という声もありますが・・・

ここからは筆者がネット上の口コミを独自で探し、気になった口コミを発表していきます。

 

ちなみに、老朽化した空き家についてご相談いただいた際にカチタスにのみ買取を断られた、というケースは私自身含め、当協会にいらっしゃった相談者様に何度かありました。

 

「買い取る」かつ「再販をする」ということは、空き家の状況だけでなく、空き家がある場所等の要素が響きます。
あなたのお持ちの空き家が必ずしも取り合ってもらえるとは限らないことも注意点です!

 

 

【高評価】口コミ①円滑な対応が魅力

 

住宅をスピーディーに売却して現金化してもらうことができ、不動産に関する専門知識がなくても安心してお任せすることができました。

中古住宅の買い取りだけではなく、リフォームをしてほしい場合も対応してもらえます。

片付けなどが大変でしたが、すべて終わらなくても途中からサポートしてもらえました。

 

住宅の現金化までが早いだけでなく、リフォームや片付けといった、関連する悩みも解決してもらえるようですね!

 

この口コミからは、カチタスはお客様に対して非常に丁寧な印象を受けました。

 

【高評価】口コミ②住宅の設備について

 

屋根裏や床下なども、写真より悪い部分もしっかり説明があり、納得して買うことができたかなと思いました。

営業担当の方もとても丁寧な方でした。

 

中古住宅を購入するとなると、住宅の設備面などに不安を覚えることもありますが、

カチタスの営業担当の方は丁寧に説明してくれるため、心配なさそうですね。

 

【低評価】口コミ③査定申し込みに対する対応

 

親の実家が空き家になったため、早期売却を考えカチタスの Webサイトから査定依頼を入力。

担当者が後ほど電話連絡する旨のメールがあり、暫く待つことに。

3週間たっても音沙汰が無く、フォローを Webサイトから入力。

やっと電話がかかってきたと思ったら、駐車場が無い物件は査定対象外とのこと。

駐車場が必須条件なら最初の Webで入力項目作っとけばいいのに。

 

こちらの方の物件はどうやらカチタスの買取条件と合致しなかったようです。

たしかに査定依頼の時点で買取条件を明記したり、スタッフへの伝達スピードを早くすれば、こういった不満は出なかったかもしれませんね。

 

【低評価】口コミ④住宅の状態や担当者の対応

 

中古平屋の購入を検討。

窓に傷が入っていて、薄くて音がもれていることや日当たりが悪いため購入するのをやめた。

担当者に窓のことを相談するも、返答はないので担当者にも不信感がでてきた。

 

カチタスが扱う物件は中古住宅になるので、新築に比べると物件の不備はどうしても出やすくなります。

しかし物件の瑕疵があった場合には瑕疵担保責任により、きちんと対応してもらえるので、購入時から2年間は安心のサポートが受けられるでしょう。

 

ただ営業担当の質に関しては、正直なところ運的な要素もあると言えます。

というのも、カチタスは上述の通り従業員が800名以上おり、

それだけの人数がいれば中には対応が良くない方もいることでしょう。

 

以上のことを踏まえると、カチタスは決して「やばい」会社というわけではなく、住宅再生事業を営む優良企業だと言えるでしょう。

 

ただし、営業担当によっては信頼がおけないということや、物件によっては不満があるそもそも買取を断られるというケースも出てくるようですね。

 

当協会では、買取や改修だけでなく、相続や利活用、ハウスクリーニングや解体、個人向けの売却など幅広いお困りごとを窓口ひとつで解決できます。

 

お申し込みをいただいた方には、当協会の担当相談員がお悩み解決まで継続してサポートいたしますので、安心してご相談可能です。

 

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

何から話せばいいか分からない方でも大歓迎!

この記事を書いた人

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一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

当協会の「空き家ジャーナル」は各専門家が監修しております。学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。