空き家は年々増加しており、売却しようと思ってもどうしても買主が見つからないこともあります。
空き家が売れ残ってしまったら、どうやって対処すればいいのでしょうか?
この記事では空き家が売れ残った後、どうやって空き家を活用するのか売却以外の方法をご紹介します!
空き家が売れ残る2つの理由
空き家の買主が見つからないのは、次のように複数の理由が考えられます。
当てはまるものがある場合、売却ではない方法での活用方法も検討してみることをおすすめします。
地方でそもそも買主がいない
空き家が売れない主な理由は地方や田舎で、どうしても家を買いたい人が近くにいないケースです。
首都圏に人口が集中している中、地方はどんどん人が少なくなっています。たとえ築年数が浅いきれいな物件であっても、地方であればどうしても買い手を見つけづらいのです。
物件に問題があって買主が見つからない
もう1つの理由は、物件そのものに問題があり簡単にリフォームができない、古い土地で再建築ができない可能性があるケースです。
特に古い空き家に多い問題が、現行する建築基準法に適合していないこと。昔は問題なく建てられていた土地も、法律が変われば建て直せない可能性があるのです。
現在では4メートル幅の道路に対して、2メートル以上接している土地でなければ、住居を建てられません。
近隣にほかの住宅ができたことで、この建築基準法を満たさなければ建築が困難です。また、過去に土地の境界トラブルが起きたなど、その空き家に何か問題があって売れない問題もあります。
実家の空き家が売れないときの対処法
空き家が売れないときは、売却以外の方法も検討してみましょう。
おすすめの対処法を3つご紹介します。
賃貸物件として出す
空き家は必ず売却しなくとも、賃貸物件として出す方法があります。
借り手を探している間にリフォームし、賃貸物件にできれば管理も楽になり、老朽化防止につながります。
そして毎月の家賃収入が入れば、空き家の管理費もまかなえるうえ黒字になる可能性もあるのです。
ただし、賃貸の需要があるエリアでなければ、借り手が見つからない可能性があります。
周辺に賃貸物件があるか調べたり、不動産会社に相談したりして賃貸物件にするか検討しましょう。
<h3>別の施設として再利用する</h3>
空き家の広さによっては、そこを店舗や事務所といったビジネスのために活用する方法があります。
特に比較的アクセスしやすい立地なら、お店を開きたい人に興味を持ってもらえる可能性は高くなります。
または空き家を解体し、更地にした後に駐車場に変えたり、ソーラー発電のために太陽光パネルを設置したりと、ほかの活用方法を選ぶことで土地を活かして収入につなげられます。
国・自治体に寄付
不要な空き家の土地の権利を譲ることで、解体費用の一部を助成するといった取り組みは全国の自治体で広がっています。
売れない空き家に住む予定がなければ、いっそ寄付することで処分費用を抑えられるのです。まずは自治体で空き家の寄付を募っていないか調べてみましょう。
また、空き家の解体やリフォームなどの費用の助成、補助金は各自治体にあります。買い手がつかなければ、解体費用の助成を使って更地にすれば、その後の売却や別の活用方法に切り替えやすいメリットがあります。
まとめ
空き家が売れ残った場合、売却にこだわりすぎないことが大切です。賃貸に切り替えたり、住宅以外の方法で活用したりと、別の方法を選ぶとスムーズに必要とする人と契約できる可能性があるのです。
売れ残った空き家にお困りなら、東京空き家相談協会にご相談ください。空き家の売却はもちろん、解体から活用方法、さらには空き家の活用方法が決まるまでの維持管理など、悩みに合った専門業者を紹介いたします。
いつでも空き家についての悩みや相談を受け付けているため、お気軽にお問合せフォームやメールなどでご連絡ください。