両親から実家を相続した場合、実家の処分に困る方は多く見られます。
思い出深い実家を処分することが難しいという感情的な理由に加え、売却がなかなかうまくいかないという方もいるようです。
実家の売却がうまくいかなければ最悪実家は空き家として放置されてしまい、行政代執行などの処分を受けることも有り得ます。
今回はそのような事態に陥らないように、実家の処分方法を解説していきます。
現時点で空き家・実家の処分についてお考えの方は以下からお気軽にご連絡ください。
実家がなかなか売れない理由
そもそも実家はなぜ売却が難しくなるのでしょうか?
ここでは実家の売却が困難になる代表的な理由を紹介していきます!
- 築年数が古すぎる
- 立地が悪い
- 再建築不可物件だから
- 売り出し価格が高すぎる
築年数が古すぎる
実家の築年数が古すぎると、建物の資産価値が低いため、売却が難しくなります。
多少古い家であれば、リフォーム費用を買主に負担してもらうことを前提で売ることが可能ですが、古すぎる場合はその条件が難しいです。
また、売主がリノベーションを行なったうえで売るという方法もありますが、家が古すぎるとリノベーションがとても大変です。
- そのままでは売れない
- リノベーションが大変
といった理由で、古すぎる家は売るのが難しくなるのです。
立地が悪い
- 都心部からかなり離れている
- 最寄り駅から徒歩30分以上かかる
など、立地条件が悪いと、買い手側からのニーズが薄くなるため売れにくくなります。
立地というのは自分の力ではどうしようもできないものなので、実家の売却方法などに工夫をする必要が出てくるでしょう。
どういった工夫をしたらいいかについては、本コラム下部にてご紹介しています。
再建築不可物件だから
再建築不可物件だと、売却がかなり困難になります。
再建築不可物件は道路に建物の敷地が2m以上接していない土地を指し、
そのような土地では法律によって建て替えができません。
再建築不可物件というだけで、土地の価値は急激に下がります。
再建築不可物件を建築可能にする方法は以下でご紹介しています。
売り出し価格が高すぎる
「理想は高く!」とはいいますが、近隣相場に比べてあまりにも高い金額近隣で実家を売りだすと売れない可能性が高くなります。
買い手からすると、わざわざ高い費用を出して条件が悪い家を購入する必要がないためです。
周辺価格などは国土交通省の「不動産情報ライブラリ」を使ってチェックできる場合がありますので、
売り出し前に必ず相場価格を確認しましょう。
売れない実家の処分方法
ここからは、実家の売却が難しい場合の処分方法を紹介していきます。
どの処分方法もいわゆる最終手段的なものになってはいるのですが、
実家を空き家にしてしまうよりはましなので、どれか1つの処分方法は実施を検討しましょう。
解体して更地にする
あまりにも古い実家は解体し、土地として売却することで売却が成功することもよくあります。
自身の手で解体すれば土地の活用方法が広がり、買い手も解体の負担を負う必要がないので、
買取のハードルが下がります。
しかし以下のようなデメリットもあるので、解体は慎重に決断しましょう。
- 解体費の自己負担が必要になる
- 固定資産税額が上昇する
自治体に寄付する
無料でいいから手放したい、という方は自治体に寄付してしまいましょう。
とはいってもカンタンに寄付できるものではなく、
公園や公民館、防災倉庫向けの土地としてふさわしい場合に限り寄付を受け付けるなど、厳しい条件があります。
実現可能性はかなり低い方法なので、この方法をあてにしすぎてはいけません。
賃貸として活用
実家が大きめのものであれば、シェアハウスとして貸し出したり、民泊として使用することで、
賃料収入を得ることができます。
しかし、古すぎる家は借り手が見つかりにくいため、水回りなど、それなりのリノベーションを施す必要があります。
また賃貸として経営するには、ある程度の不動産や経営の知識がある必要があり、容易に選べる手段ではありません。
不動産買取業者に売却する
最もおすすめな方法が不動産買取業者に売却することです。
不動産買取業者は不動産を安く買い取り、リフォーム後、再販することで利益を得ています。
そのため売却価格が相場よりも低くなるデメリットはありますが、
金銭合意があればすぐに売買契約を結べるので、
早急に実家を処分したい場合に特におすすめです。
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