断捨離は終活としても大きな意味のあるもので、今や老後の生活や体力面に備えて50代のうちから断捨離をする人もいます。
しかし断捨離はむやみやたらにやっても意味はありません。
本コラムでは、以下を解説します!
- 50代に断捨離が必要な3つの理由
- 主婦がやってはいけない断捨離
- 断捨離を成功させるコツ7選
当協会は、終活準備や相続、節税対策に関する専門家が所属している専門窓口です。
少しでもお困りのことがありましたら、お気軽にご連絡ください!
50代に断捨離が必要な3つの理由
50代に断捨離が必要な理由は、以下の3つが挙げられます。
- 作業を進められる体力がある
- リスクが上がる前に就活準備ができる
- 老後に必要なものを準備できる
作業を進められる体力がある
50代に断捨離が必要な理由のひとつ目は、体力があるため作業が進めやすい点です。
50代はまだまだ若く、力のいる作業も思うようにできる年齢。
そのため、体力に余裕を持って断捨離を進めることができ、大きな家具の処分などもやりやすいです。
リスクが上がる前に就活準備ができる
突然死などのリスクが上がる前に就活準備ができる点もメリットです。
60代に上がると、ある日突然大きな病気が見つかり長期入院をするなどのリスクも大きく上がります。
あなたが入院となった場合、必要な着替えや持ち物を家族がすぐ見つけられるなど、いざというときに備えられます。
また、もしあなた自身に最後が訪れた場合、ものが少ないことにより、遺品整理が楽に進められるのです。
あなた自身だけでなく、家族のための終活にもつながりますので、できるだけ早めに始めておくことをおすすめします。
老後に必要なものが準備できる
50代で断捨離をすることによって、老後に必要なものが今のうちから準備できます。
- もらったもの
- 当時の流行に乗って買ったもの
ものには一つひとつ思い出がありますが、自分にとって本当に必要なものを知るタイミングも必要です。
また、ものが多いことによって、転倒や、災害時の落下などのリスクもあります。
思い出は心の中で永遠に生き続けます。
60代を迎える頃に、自分にとって最適なライフスタイルを過ごせるように、断捨離してみませんか?
主婦がやってはいけない断捨離は「〇〇を勝手に捨てる」
主婦というより母親がやってはいけない断捨離ですが、「子どもの物を勝手に捨てる」ことは絶対にやってはいけません。
SNSで不定期に炎上騒動が起こる「パートナーや家族のものを勝手に捨てる」問題ですが、
身内であっても、ものを勝手に捨てることによって器物損壊罪(刑法第261条)に該当する可能性があります。
器物損壊罪になると「3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料」に処せられます。
そして今後、相続発生時期などに大きなトラブルとなる可能性もありますので、気をつけましょう。
他の注意点も、当協会在籍の弁護士に無料で聞いてみることもできますので、ぜひお気軽にご連絡ください!
断捨離を成功させるコツ7選
断捨離は優先順位を決めず、無計画に進めても成功するものではありません。
断捨離を効率的に、適切に行なうためには断捨離をする「場所」と「もの」を決め、作業を行なう必要があります。
ここからは断捨離を成功させるコツとして断捨離すべき場所・ものを【合計7つ】ご紹介します!
断捨離成功のコツ①ものがたまっている場所から始める
ものが意味もなく雑然と積み重なっているような場所は断捨離すべきポイントになります。
テーブルの上やキッチンのカウンター、茶箪笥や書棚の上など、なんでも置いてしまうような場所には、
いらないものやとりあえず置いておいたものなどが積み重なっているはずです。
そのような場所を断捨離すれば、視覚的なノイズが減るため集中力が増しますし、
後々他の場所を片付ける際に作業スペースとしても使えます。
断捨離成功のコツ②飾り物を見直す
人からもらった記念品、旅先でもらったお土産などは早めに断捨離をしておきましょう。
そのような物は壊れやすい小物類が多く、
他の物を捨てる際に邪魔になる可能性もあります。
飾り物が多すぎるとホコリが増えてしまうということもあり、健康面の問題を考慮しても断捨離すべきでしょう。
断捨離成功のコツ③複数あるものを断捨離する
同じデザインの食器を2枚持っているなど、同じものが複数ある場合は1枚だけ残して断捨離しましょう。
食器や調理器具はキッチンの棚など、高いところに入っていることも多く、
60代・70代になると、いざ片付けようと思った時に困難な可能性もあります。
食器などは必要なものだけ残して、捨ててしまいましょう。
断捨離成功のコツ④危険なものを取り除く
扱いが大変なもの、転倒の原因になりそうな危険なものは取り除いても大丈夫でしょう。
以下のようなものは、60代・70代になると転倒等の危険性が増していくため、事前に処分しても良いでしょう。
- マット
- 床に落ちているもの
- 古い家電
- 壊れた家具
- 古い食品や薬
- 重い食器や調理器具
断捨離成功のコツ⑤子供の作品を断捨離する
自分の子どもが小学生だった時にプレゼントしてくれた作品等を大事に保管している方は多いのではないでしょうか?
それ以外にも、ランドセルや図画工作のセットなどを保管している方もいるかもしれません。
思い出としてはほほえましいですが、断捨離すべきものとして候補に挙がるものとなります。
”もったいない”と感じたまま、置物と化してしまう場合が多いためです。
断捨離成功のコツ⑥他人のためにとってあるものを断捨離する
子供や孫が使うかもしれない、ととっておいたものは断捨離の候補になります。
まずは必ず確認を取り、使うものがあれば渡してしまいましょう。
残りのものは自分すら必要としないものである可能性が高いので、断捨離しても差し支えないでしょう。
断捨離成功のコツ⑦しばらく使っていないものを捨てる・まとめる
最後にいつ使ったかわからない、というものは迷わず断捨離です。
使うかどうか判断できないものはひとまとめにしておき、3ヵ月~半年ほど様子を見るのも良いでしょう。
時間がたっても使わないものは結局最後までも使われることはありません。
まだ元気な今のうちに断捨離してしまいましょう!
捨てると後悔するものは「〇〇を把握できるもの」
捨てると後悔するものにも要注意です!
捨てる前に、以下をご確認ください。
例えば不用品買取など、断捨離する対象が現金になる可能性もあります。
- 所有資産を把握できるリスト
- 貴金属や状態がいいブランド品
- 壊れた時計やカメラなど
- 遺影にできる写真
現金化できる物品や、相続・亡くなった場面で使用する書類など、捨ててしまわないように要注意です。
所有資産を把握できるリスト(財産目録)
死亡後を想定した断捨離では、自分が所有している資産を把握することが大事。
不動産や預貯金などの「プラスの財産」と未払い金やローンなどの「マイナスの財産」を一覧にしておくと、残された人たちが財産状況を一目で把握でき、遺産相続時の負担を減らせます。
こういった一覧は「財産目録」といい、以下の裁判所HPから書式テンプレートと記入例を確認できます!
貴金属や状態がいいブランド品
指輪やバッグ、ネックレスなど、貴金属や状態のいいブランド品は、買取専門店に持っていくと、思わぬ価格がつく可能性があります。
また、貴金属を形見として持っておきたいという人もいるかもしれません。
サイズやデザインが合わない場合は、手を加えてもらい再利用できますので、保管しておくべきです!
壊れた時計やカメラ類
壊れた状態の腕時計やカメラ類など、早く処分したい方もいらっしゃると思います。
しかし、壊れていても、部品に価値がある場合は「パーツ取り」をして買い取り、再利用してくれる業者もあります。
ただ捨てるだけではもったいない場合があるため、査定をお願いしてみることをおすすめします。
遺影にできる写真
もしアルバムの中に、遺影にしたい写真があれば保管しておきましょう。
葬儀の準備中に写真選びの工程がなくなることは、残された人にとっても助かります。
遺影にできそうな写真がない場合は、生前に遺影写真を撮影しておくのもいいでしょう。
私は愛犬を亡くした際に、データには残っていない現像済の写真をもとに遺影にしました。
「スマホの中にあるはずだから大丈夫」と思う前に、あらかじめ素敵な写真を選んでおくことをおすすめします。
断捨離が難しい・業者の相見積もりをしたい方へ
- 断捨離ができない・片付けが難しい方
- これから相続をお考えの方
- 片付け業者の相見積もりをとり最安値で進めたい方
このような方々は、東京空き家相談協会へご連絡ください。
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