空き家は、建物そのものがしっかりしていて軽度の補修で受け渡すことができる物件もあれば、リフォームやそれ以前に残置物の撤去をして売却したり、状況によって解体するケースも多々あります。
一見同じ空き家であっても、周辺環境や所有者様のご希望によってさまざまな道筋があり、私たちは適切なご提案をする必要があります。
空き家再生推進事業
「空き家再生推進事業」というキーワードはご存じですか?
<ざっくりご説明>
国土交通省が策定した補助金制度のこと。
地方自治体や民間事業者が空き家や空き建築物の再活用または解体除去費用に対して支援を受けることができます。
周辺環境の整備改善および、地域の活性化のために活用されます。
例えば、以前 人が住んでいた家が歴史資料館になっている様子などイメージしやすいかと思います。
空き家の数が増加している現代だからこそ、新しい宅地を増やすより先に、空き家・空き建築物・跡地の活用を促進すべきだなあと、改めて地元に帰るたびに考えてしまいます…。
空き家再生でいえば、今月、ポジティブなニュースが飛び込んできました。
「小田急ありのまま賃貸 ~空き家活用DIY賃貸~」第1号物件受託、入居者募集開始
小田急ありのまま賃貸 ~空き家活用DIY賃貸~とは
近年空き家の増加が社会問題化されていることを背景に、
小田急沿線に顧客基盤を有している小田急不動産と、
DIY賃貸運営で豊富な実績を誇るomusubi不動産がそれぞれのノウハウを活かし、未活用資産の有効活用や人口流入促進により小田急沿線の沿線価値向上を目指す事業です。
小田急不動産が物件オーナーから空き家を借り上げ、omusubi不動産がDIY可能な賃貸物件として入居者を募集→貸出するスキームで、
賃貸物件で新たに入居者を募集する際に必要とされるクロスの張替えや古い設備の入れ替えなど未実施の状態で、入居者に転貸(サブリース)します。
第1号物件受託の背景
第1号物件は、オーナー様が相続されたご実家であり、何代にもわたり受け継がれてきた物件とのこと。
空き家状態の本物件について賃貸活用を検討されていましたが、一般的な賃貸では多額のリフォーム費用がかかることから、活用方法に苦慮されていたとのこと。
そんな中、該当の事業を知り、最小限の費用負担で賃貸できること、小田急不動産・omusubi不動産が借り上げることにより、空き家の維持や保全に手間がかからなくなること、入居者様がDIYすることにより資産価値の向上につながることなどから決断されたとのことです。
促進していきたい!空き家活用
空き家再生や活用のポジティブなニュースも、今後増えていきそうですね。今後も「空き家ジャーナル」では、ホットな空き家ニュースをもとにした情報発信を続けていきます。
前回は、同じく空き家活用に関する記事をアップしました!(クリックで移動)
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