阪神・淡路大震災。
今でも色濃く記憶・記録の残るそれは、1995年(平成7年)1月17日(火)午前5時46分に淡路島北部を震源地とする災害。
当時国内で史上初となる震度7が観測されました。
自分が生まれる前の出来事ながら、悲劇を忘れないために放送される映像や写真の数々は、
どれも衝撃で幼い私の脳裏に焼き付くものでした。
その中でも兵庫県神戸市長田区では当時商店街が全焼するなど大きな被害を受け、
現在でも再開発事業は当初の見込み通りには進んでおりません。
存在し続ける空き家
同じく区内の新長田地区では、現在もおよそ100棟の空き家が点在しており、活用ができておりません。
こうした中、神戸市は地区の活性化につなげるため、周辺で新たにビジネスを始める人を対象にした支援事業を始めることになりました。
支援事業の具体的な内容
- 空き家を改修して起業家の人たちに住んでもらったり、
オフィスとして使ったりしてもらえるよう改修のための補助制度を紹介していく - 起業家どうしが集まって情報交換ができる場として、ワーキングスペースを無料で提供する
個人的には、各地方自治体で空き家の改修費用に対する補助金制度がオープンにされているものの、まだ認知度が低い感覚があります。
こうやって、起業家同士の交流や拠点として空き家を活用してもらいながら、新しい視点・事業の生まれる場所として広がっていってほしいですね。
同市ではすでに支援を行う起業家の募集を始めており、
地元に根ざしたビジネスであるかどうかなどをもとに来月(7月)支援の対象を決めることにしているそうです。
支援事業のスケジュールや委託金額の上限などは、下記から詳細確認ができます!
クリックで神戸市公式HPへ移動
神戸市地域整備推進課の春増健太係長は、
「急成長が見込める職種だけでなく、ものづくりなど幅広い業種を募集していく。
この事業を通じて空き家を減らしてまちの魅力を向上させるほか、
起業家と地域の人たちが交流することで街のにぎわいづくりや人が人を呼び込む好循環につなげていきたい」
と話しています。
神戸市ではないですが…!
以上、神戸市の空き家をもとにした地域活性化支援をご紹介しました!
このように様々な背景をもつ場所で、これからの未来を見据えた具体的な動きがあると、
私も頑張らなきゃなという思いと、希望感を抱くことができて良いですね。
私のいる東京空き家相談協会は神戸市を中心に、ではないものの、
一都三県を中心に全国の空き家にまつわるご相談の窓口をしております。
なかなか空き家の活用ができていない…
何年も放置しており、劣化が心配…
一人暮らしの親が老人ホームに入所する予定で空き家になる予定…
家の数だけ、ストーリーがあります。
ご相談者様ふくめて、空き家の背景や状況を丁寧にヒアリングし、
その家、そして悩みをもつ方に沿った何通りもの解決方法を考え、ご提案します。
今回の空き家ジャーナル内にも出てきていたように、
空き家がある自治体の補助金制度も調査し、組み合わせ、できる限りご相談者様の負担が少なくなるように努めています。
また、空き家にある残置物の片付け、清掃、解体など、ご予算感に合わせて事業者に一括見積りをし、
一番安く、かつ適切なサービス内容をする事業者を厳選しご案内しております!
ちなみにご相談者様に対する紹介手数料などは一切ナシ。
ぜひ気になった方はフォームからお気軽にご相談くださいね。