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空き家解体コスト

空き家解体のコストを安く抑えるポイント

更新日:2023年9月13日

空き家の解体にかかるコストを少しでも安くするには、どんな方法があるのでしょうか?

また、一括で払えないときに活用したい空き家解体費用を安く抑えるための方法をご紹介します。

 

空き家の解体費用が高い…払えない時は?

以前更新した空き家ジャーナル「空き家の解体にかかる費用」でご紹介したように、例えば30坪の木造一戸建ての解体費用は最低でも120万円かかるなど、解体=高いイメージはあるかと思います。

 

 

空き家の解体費用が高く、一括で払えない時は次のような方法があります。

 

解体費用を一括で払えない場合①自治体の助成金・補助金を活用

空き家の解体に関する費用の一部を自治体が助成、補助してくれる制度は全国的にあります。

まずは空き家のある自治体で、解体費用を助成してもらえないか調べてみましょう。

 

自治体によって名称や金額の上限が異なりますが、だいたい1/2から1/5の金額を負担してもらえます。

具体的な金額の上限は、20万円~100万円と開きがあるため、見積もりしてもらったうえで解体費用をどうやって支払うか考えていきましょう。

 

解体費用を一括で払えない場合②空き家解体ローンを申し込む

空き家の解体専用のローンを利用すれば、月額の負担を大幅に軽減できます。

 

空き家の解体ローンは地方銀行やJAが用意しており、低金利で支払いも長期間で組めるところが特徴です。

 

一括での空き家の解体費用の支払いが困難な場合こそ、空き家解体ローンを検討してみてはいかがでしょうか。

 

空き家の解体費用を安く抑える3つの方法

空き家の解体費用を少しでも安く抑えるには、自分でできる作業をすることと時期を選ぶことがポイントです。

 

ここでは同じ業者に依頼する場合でも、少しでも費用を抑えるために知っておきたいコツをご紹介します。

 

空き家の解体費用を安く抑える方法①家に残っている家財道具をすべて処分する

家に家財道具が残ったままだと、解体前や後に運び出す必要があります。

 

その分の経費がプラスされるため、できれば家の中に残っている家財道具は自分で処分しましょう。

 

たとえば家具、家電などを不用品回収業者に引き取ってもらったり、売れるものは買取業者に査定してもらったりと、空き家の中の物をなくすだけで費用が安くなります。

 

また、価値のある私財が残っていれば売却した金額をそのまま解体費用に充てられます。

 

空き家の解体費用を安く抑える方法②解体業者の繁忙期を避ける

解体業者は特に年度末にかけて忙しくなる傾向があります。

 

特に12月から3月にかけては、引っ越しなどの春からの住環境の変化にともない、解体業者の利用希望者が増えるのです。

 

また、年度末は公共事業の工事も請け負う時期だからこそ、ほかの季節と比べて解体業者は忙しくなりやすいです。

 

繁忙期だと安くて人気のある解体業者の予約がとれなかったり、作業員の休日出勤などの負担が増えたりして、人件費が増額する可能性があるのです。

 

空き家の解体費用を安く抑える方法③複数の業者の見積もりを比較する

少しでも空き家の解体費用を抑えるには、複数の業者から見積もりを出してもらいましょう。

 

同じ空き家でも、業者によって解体費用の総額が変わります。複数の業者から見積もりしてもらうことで、全体の相場もわかってくるものです。

 

反対に安すぎる場合は、後ほど追加請求される可能性があります。

 

複数の業者を比較すると同時に内訳もじっくりとチェックしたうえで、納得のできる業者を選んでください。

 

空き地を駐車場や賃貸物件にして収入を得る

空き家解体のコストを抑えるには、解体したあとに土地を有効活用することで収入につなげる方法があります。

 

特に人気があるのは、アスファルトの駐車場にして毎月の安定した収入を得ること。雑草や不法投棄の対策にもなります。

 

また、最初は建設コストがかかりますが、アパートやマンションの賃貸物件にすれば、長期的に不動産収入を得られるため、解体コストの削減になります。

空き家解体後の活用方法例については、以前の空き家ジャーナルでもご紹介しておりますので、あわせてご覧ください!

 

まとめ

空き家の解体費用は数百万円かかることもあります。そんな中でも、空き家を放置したままでは家屋の倒壊などの危険性も高まってしまいます。

 

そこで、できるだけ空き家解体のコストをおさえつつ、その後の土地を有効活用することを考えてみてはいかがでしょうか。

東京空き家相談協会では、空き家の解体・売却・買取・活用など幅広くご相談~解決までの伴走サポートをしております。

ぜひお気軽にお声がけください!

 

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この記事を書いた人

一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。