空き家ジャーナル


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【足立区の補助金】老朽化した空き家を解体するチャンス!

更新日:2023年12月4日

空き家を放置してしまうことで、害虫や害獣の発生、

更には倒壊の危険性など、多くの問題が引き起こされます。

 

その一方、空き家を解体したいけれどお金がない

という声が上がっているのも事実です。

空き家対策をしたいけどお金がない、というジレンマをなくすべく、国や各自治体は空き家対策へと踏み切るべきでしょう。

 

今回はそんな空き家対策をいち早く行っている東京都足立区の取り組みについて解説していきます。

 

 

東京都足立区の老朽家屋に対する取り組み

足立区の風景

 

千住Public Network EAST(千住PNE)という空き家プラットフォームを立ち上げ、これまで6棟の空き家を再活用し、

東京都内でいち早く空き家対策の実績を上げつつある足立区ですが、実は老朽家屋解体のための支援も行っています。

 

足立区では、近年の経済事情や一人暮らしの高齢者の増加に伴う老朽家屋の増加が問題視されており、老朽家屋の倒壊による事故が危惧されていました。

 

そこで同区は「足立区老朽家屋等の適正管理に関する条例」に基づき、指定した建物に安全措置を勧告・実施してきました。

しかし区としても解体費用にかかる費用負担の大きさを解体に向けた課題と感じており、

特に危険な家屋に対しては「老朽家屋解体工事助成」 を実施しています。

 

 

【解決事例】東京都足立区の老朽家屋を解体後3,300万円で売却!

まずは、以下をご覧ください。

当協会にご相談いただき、足立区の助成金を活用して解決したケースです。

所在地 東京都足立区千住龍田町
交通情報 常磐線北千住駅より徒歩13分
接道 一方に舗装された公道がある
成約価格 3,300万円
成約㎡単価 51.1万円
成約坪単価 168.8万円
解体費用 140万円
助成金 100万円
売却益 3,260万円

 

  • 足立区の空き家解体にいくらかかったか
  • 助成金を活用していくら負担が軽減できたか
  • 解体後の土地を売却して手元に残った利益はいくらか

 

ご紹介します!

 

この時点で、少しでも気になった方はご連絡ください!

 

 

【解決事例】東京都足立区の老朽家屋解体①相談概要

50代女性より以下のようにご相談いただきました。

 

  • 実家を相続してから6年放置しており老朽化が酷い
  • 空き家の近隣住民からクレームが出ていると聞いた
  • 管理不全空き家や特定空き家への指定が怖い
  • 自分は付近に住んでいるが管理が難しく手放したい

 

電話による相談ヒアリング翌日、協会と提携している解体業者、不動産業者と現地調査しました。

老朽化が著しく、かつ足立区の助成金の対象にも入っていたため、助成制度の活用による解体・土地売却をご提案しました。

 

【解決事例】東京都足立区の老朽家屋解体②現地調査

相談者様にご承諾いただき、複数の解体業者による一括見積もりを行ないました。

当協会と提携している解体業者だけでなく、新たにお問合せして見積もり依頼をかけた業者も2社ありました。

ここでポイントとして、一社のみ見積もり依頼することはおすすめしません。なぜなら、費用相場はあるものの、解体業者によって費用はかなり上下するためです。

 

と同時に、助成制度を申請するには区の調査を入れる必要があるため依頼。

 

【解決事例】東京都足立区の老朽家屋解体③解体費用はいくら?

解体費用は140万円となりました。

また、不燃化特区に該当家屋があったため、不燃化特区に対応した助成制度を活用することができました。

 

令和5年4月には助成金額などが拡充されたので要注目です!

 

足立区の不燃化特区について(クリックで足立区HPへ移動)

 

【解決事例】東京都足立区の老朽家屋解体④いくらで土地売却できた?

解体後は協会からご案内した不動産会社にて3ヵ月間売り出し、3,300万円で売却できました。

 

所在地 東京都足立区千住龍田町
交通情報 常磐線北千住駅より徒歩13分
接道 一方に舗装された公道がある
成約価格 3,300万円
成約㎡単価 51.1万円
成約坪単価 168.8万円
解体費用 140万円
助成金 100万円
売却益 3,260万円

 

今回の相談者様のように、近隣のクレームを受けながら維持管理の費用や手間、固定資産税を支払い続けることは経済面でも精神面でも大きな負担となります。

しかし、せっかく使える制度があるのであれば、活用するべきではないでしょうか?

 

もし足立区はもちろん、それ以外にも老朽化した家や空き家がある方はぜひご連絡お待ちしております。

業者による一括見積や、解決まで担当相談員がつき、無料で現地調査をふくめた相談サポートに尽力させていただきます。

 

 

 

【東京都足立区】老朽家屋の判定について

 

足立区における老朽家屋の危険度を判定する条件として、

区のホームページに次のように書かれています。

 

  • 建物全体の崩壊、傾斜、基礎の著しい破壊と上部構造とのズレなど
  • 屋根・瓦のずれ、破損、歪みなど
  • 窓枠・窓ガラスの歪み、ひび割れ、落下の危険など
  • 外壁の歪み、ひび割れ、剥離など
  • 看板・機器類のはずれ、腐食、倒壊など
  • 屋外階段のはずれ、腐食、傾斜など
  • ブロック塀等の著しい傾斜、ひび割れ、一部落下など

 

以上の項目を総合的に判断したうえで、足立区老朽家屋等審議会に付議されるとのことです。

 

 

老朽家屋解体工事助成の条件

 

足立区では足立区老朽家屋等審議会にて危険な老朽家屋として「勧告すべきもの」と指定された建物に、

老朽家屋等解体工事助成を実施しています。

 

助成の対象となる建物は

 

  • 戸建住宅(木造・非木造)
  • 共同住宅(木造・非木造)
  • 住宅兼店舗(作業場)
  • 工場、倉庫、物置
  • 塀、門等

 

が挙げられており、

 

助成の条件としては

 

  • 申請者は建物等の所有権
    (共同所有の場合は全員の同意)を有すること
  • 申請者は区市町村民税を滞納していないこと
  • 建物には所有権以外の権利が登記されていないこと
  • 国、地方公共団体等や宅地建物取引業者は対象から除外

 

というものがあります。

これ以外にも助成に関する条件があるようです!

 

 

老朽化した空き家は自分だけの問題ではない

足立区も課題として挙げているように、空き家の解体にはお金がかかります。

それを支援するべく、今回取り上げた助成制度があるのです。

東京空き家相談協会では、複数の専門家と提携していることで、相続から空き家の活用や解体、売却や改修など幅広くサポートすることができます。

 

少しでも不安にお感じの方は、私たちに無料相談しませんか?

 

 

 

老朽化した空き家は、相続したもしくは相続予定のあなただけの問題ではありません

 

  • 地震や台風による倒壊
  • 隣家の敷地へ庭木が侵入
  • 害虫・害獣による衛生的な問題
  • 放火や火災時の延焼
  • 犯罪現場への悪用
  • 不法投棄の温床

 

脅しなどではなく、朝のニュースに、あなたがお持ちの物件が放映される可能性だって否めません

 

まずは相続・空き家相談窓口をしている私たちにご連絡ください。

 

 

何から話せばいいか分からない方でも大歓迎!

この記事を書いた人

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一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

当協会の「空き家ジャーナル」は各専門家が監修しております。学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。