最近、「空き家」と検索ワードに入れると、「空き家 差し上げます」などと出るようになってきました。
空き家ってもらえるものなのか?と疑問に思う方もいるかと思いますが、本当に空き家をもらうことが可能なのでしょうか。
はたまた何かの詐欺広告なのでしょうか?
空き家差し上げますって何?本当にタダ?
「空き家差し上げます」で受け取れる物件は全国の自治体が運営している「空き家バンク」やその他ホームページにて掲載されている安価な空き家のことを指します。
このようなサイトには土地や土地付き古家など、様々な物件が掲載されており、物件概要書に取引様態や値段が示されています。
基本的に全国各都道府県の物件が掲載されており、なんと東京都にも物件が掲載されています!(といっても奥多摩や更に山奥の村がほとんどですが・・・)
各自治体の空き家バンク以外にもこのような物件は以下のサイトで探すことができます。
・みんなの0円物件
・空き家ゲートウェイ
・家いちば
空き家差し上げますとは①物件自体はタダ
「空き家差し上げます」で受け取れる0円物件は本当に0円の場合があります(購入価格は物件概要書で確認しましょう)。
販売価格が0円なので、本当に無料で物件自体は購入できますが、自治体によっては少額の仲介手数料を設けているケースもあります。
移住手当や改修工事費助成金を設定している自治体もあり、通常よりも割安で工事を行えるというメリットもあります。
空き家差し上げますとは②諸経費はかかる
先ほどの項目で「物件自体はタダ」と表示させていただいたので、察しの良い方はそろそろ購入価格以外の諸経費の有無が気になるところでしょう。
結論から言うと、諸経費は通常通りかかります。
まず空き家を購入する際には、主に次の税金がかかります。
・登録免許税【固定資産税評価額×2%】
・不動産取得税【固定資産税評価額×4%、2024年3月31日までは3%】
・贈与税【(課税価格-基礎控除110万円)×税率-控除額、無償による譲渡の場合】
0円物件でも固定資産税評価額はありますので、注意が必要です。
当然ですが物件を所有し始めると固定資産税も発生します。
譲渡契約時の書類作成を司法書士や弁護士に依頼する場合は、相応の費用が発生します。数万円ほどの費用が掛かるとみておけば良いでしょう。
また、0円物件を購入するとなると、害獣駆除費、清掃費、耐震工事費、リフォーム費用などが掛かるため、自治体の補助金では賄いきれないような工事費が発生するかもしれません。
自治体の補助金に頼りすぎないようにしましょう。
0円物件が生まれる背景
0円物件が生まれる背景には、
「物件を手放したくても手放せない」
という思いが関係しています。
空き家バンクを見てみると、どの物件も築古かつ交通の便が悪い遠方にあるもので、
通常の住宅市場では需要がないようなものがほとんどです。
売れ残ると固定資産税と管理費などが毎年発生するため、所有者からしたら一刻も早く手放したい物件なのです。
空き家所有者には具体的には以下の費用が発生しています(物件によって差があります)。
・固定資産税
・都市計画税
・光熱水費
・保険料
・草刈り等のメンテナンス費
・修繕費用
0円物件を購入しようとする方は、自分も同じ状況に陥る可能性があることを承知の上で購入した方が良いでしょう。
0円物件のご相談は東京空き家相談協会まで!
0円物件は確かに安価ではあるのですが、その分買った後に手間がかかる物件です。
特に修繕費などは物件を実際に見なければ具体的な費用や修繕内容を決めきることができず、取得してから実際に住めるようになるまで多くの時間を要するでしょう。
0円物件の購入を検討している方は一度東京空き家相談協会に相談してみてください!
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