空き家処分や、建て替えのために解体を検討している…
なるべく高く、土地を売却したい…
そんな時に気になるのが「解体費用」ですよね。
- 一般的な「木造2階建て」の解体費用
- 解体費用が上がる原因
木造2階建ての解体費用
今回は一般的な戸建て「木造2階建て」をもとに、それにかかる解体費用をご紹介します。
- 日本に木造住宅が多い理由
- 豊富な森林資源、気候風土への適応、環境負荷の低さなどが挙げられます。
- 寺社仏閣の建立が盛んになったことで、木造の建築技術が発展したことも背景にあります。
解体費用は、以下のように計算します。
- 解体費用の算出方法:
- 建物の坪単価 × 延床面積
この坪単価は建物の構造ごとに異なっており、それぞれ次のようになっています。
構造 | 解体費用 |
木造 | 約3~4万円/坪 |
鉄骨造 | 約4~6万円/坪 |
鉄筋コンクリート造 | 約5~8万円/坪 |
解体費用を計算する時の注意点
実は、建物の規模が大きくなると解体費用の坪単価が安くなる傾向にあります。
- 建物の延床面積が100坪の時、解体費用は300~400万円になるということはあまりないので安心してください。
- 建物の規模が大きくなると坪単価が安くなる理由
- 建物の規模が変わっても人件費や重機にかかる費用が変わらないため。
したがって建物の規模が大きくなるほどこれらの利用料を坪単価で見ると割安になっていきます。
自分で解体費用を計算する上で参考にしましょう。
その他の注意点が気になる方は、以下からご連絡ください。
解体費用が上がる理由
解体費用の坪単価が上がる要因に、以下があります。
- 前面道路の幅
- 近くの家との距離
このように、道路幅や隣家との距離によって、1坪あたり以下金額が加算されます。
道路幅と近隣間の距離 | 坪単価 |
道路幅2m以上4m未満・近隣との距離1m以上 | 39,000円 / 坪 |
道路幅2m以上4m未満・近隣との距離1m未満 | 44,000円 / 坪 |
道路幅4m以上・近隣との距離1m以上 | 31,000円 / 坪 |
道路幅4m以上・近隣との距離1m未満 | 36,000円 / 坪 |
では、なぜこのように費用が変動するのでしょうか?
道路幅と隣との距離で解体費用が上がる理由
以下の理由が挙げられます。
- 重機が入れない場合、手作業になり人件費がかかる
- 粉じんや騒音対策で作業時間に制限がかかる
- 養生作業が必要になることで追加費用が発生
- 廃棄物の運搬や処理に制約が生じる
- 狭い場所での解体は専門的な技術や知識が必要になる
このように、解体作業にさまざまな制約が生じることによって、通常かからないはずの手間や費用がかかるためです。
木造2階建ての解体費用内訳

そう思ったことはありませんか?
そんな時は、以下の解体費用の内訳をご覧ください。
木造2階建て住宅にかかる解体費用を内訳ごとに見ていくと、大きく分けて以下の通りです。
- 解体工事費用
- 整地・清掃費用
- その他費用
今回はこれら費用の内訳を、更に細かく見ていきましょう。
解体費用内訳①解体工事費用
こちらは建物本体の解体費用です。
一言で建物本体の費用といっても、この費用は以下の4つです。
- 住宅本体工事費用
- 付帯工事費用
- 重機費用
- 仮設工事費用
住宅本体工事費用
先ほど説明したように、建物構造ごとに坪単価が異なり、建物の延床面積と掛け算することで計算できる工事費用です。
建物の規模や構造により実際にかかる費用は上下します。
付帯工事費用
ブロック塀やカーポート、樹木など、建物本体以外の解体費用です。
解体するものに応じて、概ね以下のような費用がかかります。
撤去工事の内容 | 付帯工事費 |
ブロック塀撤去 | 5,000円~1万円/1㎡ |
カーポート撤去 | 6万円~/1台用 |
門扉の撤去 | 2万円程度 |
物置の撤去 | 2万円~3万円 |
重機費用
重機費用には、重機のレンタル代やそれを扱う人の人件費、重機を現場に運ぶための運搬費用がかかります。
- 重機を所有する業者に頼めば発生しません。
仮設工事費用
養生費用は約800円~1,000円かかるでしょう。
解体費用内訳②整地・清掃費用
- 整地・清掃費用とは
- 解体工事後に現場を整地するための費用や、処分するための費用が含まれています。
- 木くずやコンクリートくずなどの、産業廃棄物を処分するための費用も含まれています。
- 庭に木が植えらているケースでは、整地を依頼すると伐採費用や伐根費用が必要になります。
解体費用内訳③その他費用
- 解体工事の「その他費用」
- 事務管理費や官公庁での手続き、自動車で来た職人さんが駐車場を借りた際の費用がこれに当てはまります。
- 諸雑費程度に考えてしまってよいでしょう。
解体費用の負担が気になる方へ

100万円以上かかる解体費用が気になって、なかなか解体に踏み切れない…
古家があることで土地がなかなか売れない…
複数社に見積もりをとると、その後の連絡が面倒…
そうお困りの方も多くいらっしゃいます。
実際、中古住宅が乗っている「古家付き土地」より、古家を解体して「更地渡し」として売りに出す方が、スピーディに高価売却できるといわれています。
当協会は、「解体の必要性」「売却希望の有無」「該当する助成金の有無」を調査し、相談者様一人ひとりに合ったサポート内容をご提案後、解決までワンストップでサポートいたします。
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