空き家ジャーナル


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世田谷は空き家数No.1!特定エリアの助成制度をご紹介

更新日:2023年10月2日

世田谷区は空き家の数が全国トップクラスであることをご存知ですか?

日本では全国的に空き家が増えていますが、その中でも世田谷区は独居の高齢者が多く、団塊の世代の高齢化により空き家が増えやすい環境なのです。

 

そんな世田谷区は、空き家の解体などをサポートする助成制度が充実しています。

 

この記事では、世田谷区の空き家の助成制度をご紹介します。

 

世田谷区の不燃化特区制度とは?

世田谷区の不燃化特化制度とは、街の防災を高めるために導入している制度です。

 

不燃化特区の制度では、古い木造住宅が密集しているエリアで火災が起きたときに、延焼を防ぐことを目的にしています。

 

つまり「火が燃え広がらない、燃えない街」を目指しているのです。

 

そのために、火災の発生リスクが高く、炎症しやすい老朽化した木造住宅の建て替え費用の助成、空き家の解体などをサポートしているのです。

 

令和7年度まで不燃化特化制度の助成が利用できる

世田谷区の不燃特化制度の助成は、令和7年度までの延期が確定しました。

 

この助成は、木造住宅の老朽化した空き家を除去、建て替えの費用を助成して、不燃領域率70%オーバーを目指しているため。

 

70%に達した地区は、助成対象外となるため特定エリアの方はすみやかに手続きすることをおすすめします。

 

不燃化特区の助成内容

世田谷区が不燃化を進めている特定エリアで、どのような助成を行なっているのか、具体的な内容をまとめました。

 

老朽化した住宅の建て替え費用の助成

老朽化した木造住宅、軽量鉄筋造の家を除去して、新しく建て替えることの費用の一部を助成する制度です。

 

老朽化とは耐用年数が3分の2以上経過している住宅のこと。
木造住宅の場合は、耐用年数が15年以上、軽量鉄鉄筋造は23年以上経過している家が対象となります。

 

除去費用は実工事費か、1平方メートルあたり27,000円での工事費で、いずれか金額が少ない方の助成を受けられます。

 

それとは別に建て替えの実費、区が算出した金額のいずれかで新しい建て替えの建築設計、管理費も助成されます。

 

家の大きさ、建て替え後の建築の費用にもよりますが、除去費用のほとんどを負担してもらえ、さらに建て替えの数百万円が助成になるため、新築を安く建てられるのです。

 

参照:世田谷区

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/003/001/d00154785_d/fil/hunenkapanfu.pdf

 

老朽化した建物の除去(解体)費用の助成

建て替えではなく解体のみでも、除去費用の一部を助成してもらえます。

 

対象は実工事費か、1平方メートルあたり27,000円です。

 

たとえば、延べ床面積が100平方メートルなら、助成額は270万円程度になり、解体にかかる費用を大幅に助成してもらえるのです。

 

固定資産税・都市計画税の免税

老朽化した建物を解体して更地にした場合は、建て替えしたあとの工程資産税、都市計画税が減額されます。

 

建て替えの場合は新しい課税年から5年度分が対象で、固定資産税、都市計画税の全額免除となります。

 

参照:東京都主税局

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/sumai/003/001/d00154785_d/fil/genmen.pdf

 

まとめ

世田谷区では住宅密集地のリスクである、火事が起きると炎症しやすいという環境を改善するために、防火性が低い老朽化した住宅の解体、建て替えに力を入れているのです。

 

令和7年度まで受け付けているものの、特定エリアでの不燃領域率が70%を越えたところから助成が終了するため、対象エリアの方は早めに申し込みましょう。

 

空き家に関する相談なら、東京空き家相談協会にお声がけください。

 

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空き家ジャーナル編集部

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