空き家ジャーナル


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隣の空き家が解体工事!注意すべきポイントは?

更新日:2023年10月5日

隣の家で空き家の解体工事がはじまったら、どのような影響があるのか気になりますよね。

建物はいずれ取り壊すものであり、身近な場所でも起こることは十分にあります。

 

万が一のトラブル防止につなげるために、今回は、隣家の解体工事中に気を付けたいポイントをまとめました。

 

 

隣家の解体工事が自宅に影響する例

空き家 解体 イメージ画像
空き家解体のイメージ画像

隣家で解体工事がはじまっても、大きな影響は出ないケースがほとんどです。しかし、環境次第では思らぬトラブルが起きることもあるのです。

 

どのような影響があるのか、代表的な3つの例を見ていきましょう。

 

隣家の解体工事が自宅に影響する例①騒音・粉塵によるトラブル

騒音によるトラブルは、日中も家で過ごす方にとっては深刻な状況になる可能性があります。

解体は重機を使うことが多く、日中は騒音が気になることも多いのです。

 

特に近年ではリモートワークが増加し、工事音による会議の不便さ、仕事に集中できないといった問題が起こりかねません。

 

また、隣家が近いほど解体時の粉塵によるトラブルにも気を付けたいところです。たとえば、粉塵で洗濯ものなどの外に置いてある物は汚れやすいのです。

 

隣家の解体工事が自宅に影響する例②建物の揺れによる影響

もっとも気を付けたいトラブルが、建物の揺れによる家の変化です。解体工事の重機の影響で、古い家によっては外癖や内壁がひび割れてしまうことも。

 

ほかにも地盤が緩んで沈下したり、天井がゆがんだりといった、大きな問題につながるケースがあるのです。

 

被害が出たら早急に相談し、補修工事や損害賠償の請求が必要になります。

 

隣家の解体工事が始まる前の予防策

隣家の解体のトラブルを防ぐには、前もって対処しておくことが大切です。

その予防策について、2つのポイントを見ていきましょう。

 

隣家の解体工事が始まる前の予防策①事前に家の様子を記録しておく

工事が始まる前に、建物のひび割れ、傾きを写真に残しておきましょう。外側だけでなく、家の中の天井、壁などの状態も写真で残しておくと安心です。

 

記録しておくことで、もし家屋に影響が出ても証拠があるため、すぐに対処してもらえる可能性が高いのです。

 

隣家の解体工事が始まる前の予防策②耳栓や室内干し用のラックを用意する

解体工事中はどうしても多少の騒音、粉塵は避けられません。しかし、少々であれば将来自分が解体工事をするときも、周囲に同様の迷惑をかけてしまう可能性が高いのです。

 

騒音や粉塵はある程度起こることと捉えて、耳栓や室内で洗濯ものを干すためのラックや物干しざおを用意しましょう。

 

工事はそのうち終わるものだからこそ、家屋に被害が出ているわけでなければ、お互い様の気持ちでいることも大切です。

 

隣家の解体工事が始まる前の予防策③工事完了後に改めて写真を撮影する

工事中や工事完了後に、再び写真を撮影しましょう。工事前と比べて変わっているところがあれば、隣家の工事の影響によるひび割れや歪みの可能性が高いのです。

 

早めに補修工事をしてもらわなければ、その後の生活に大きな影響が出てしまいます。工事中に発覚したのなら、すぐに相談したうえで補修工事をしてもらいましょう。

 

 

誰にでも起こり得るトラブルのために

隣家の解体工事は、誰にでも起こり得ることです。だからこそ、事前に写真を撮影するといった家屋調査の対策が、万が一のトラブルに対処できる方法です。

 

空き家のトラブルは、年々増加しています。もし空き家についてお困りのことがあれば、東京空き家相談協会にご連絡ください。

 

悩みやご意向に応じた解決策のご提案や厳選した優良業者のご案内はもちろん、お困りごとが解決するまで伴走サポートいたします!

 

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この記事を書いた人

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一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。