空き家数の多さに課題を抱える東京都。
各区の自治体は空き家を少しでも減らすべく、空き家の解体費用を助成する制度を設置しています。
今回はオフィス街と住宅街が共存する街、品川区の空き家解体助成金について紹介します。
東京空き家相談協会では、
- まだ相続していないけど売却したい不動産がある
- 空き家を解体・売却したいが
複数の業者とやり取りするのは避けたい - 早く手放したい古い家がある
- 固定資産税や管理費用を支払い続けるのがイヤ
このようにお考えの方の想いを解決させます。
ご相談予約お待ちしております!
東京都品川区は空き家解体に助成金が出る!
品川区では不燃化特区において、
一定の要件を満たした建物の解体に対して助成金が交付されます。
まずは品川区の助成金を活用後、売却した空き家のケースを紹介します。
詳しい助成制度に関しては後ほど解説していきます。
【解決事例】東京都品川区の放置空き家を解体後3,980万円で売却
まず以下をご覧ください。
今回ご紹介する当協会の相談・解決事例では、以下の空き家にどれだけ解体費用がかかり助成金を活用したか、そして相談者様の手元にきた売却益を各項目ごとに説明いたします!
所在地 | 東京都品川区大井4丁目 |
交通情報 | 京浜東北線大井町駅より徒歩6分 大井町線大井町駅より徒歩6分 |
接道 | 一方に舗装された私道あり |
成約価格 | 3,980万円 |
成約㎡単価 | 114.5万円 |
成約坪単価 | 378.2万円 |
解体費用 | 150万円 |
助成金 | 77万円 |
売却益 | 3,907万円 |
【解決事例】東京都品川区の放置空き家の相談概要
60代男性から当協会へ、以下のようにご相談いただきました。
-
- 実家が空き家になってから7年経ち、
激しい老朽化により台風時に一部が損壊 - 自分の相続人から相続拒否の希望があった
- 生前整理のために早く処分したい
- 実家が空き家になってから7年経ち、
メールでのヒアリングから2日後、当協会と提携している品川区の不動産会社スタッフと現地調査にお伺いしました。
この際、相談者様とそのご子息にお立会いいただきました。
現地では、不法侵入や損壊を防ぐために張ったKEEP OUTのロープが寂しく揺れていました。
助成金を受け取るまでの流れは本コラム下部で解説しております。ぜひご一読ください!!
【解決事例】東京都品川区の放置空き家はいくらで解体した?
該当の木造2階建ての空き家解体費用は150万円となりました。
【解決事例】東京都品川区の放置空き家を売却!成約情報はこちら
解体を進めると同時に、協会が提携している不動産会社にて、仲介で売却するための契約が行なわれました。
結果、3ヶ月半で買い手が見つかり3,890万円で売買契約に至りました。
成約価格と土地の概要は以下となります。
所在地 | 東京都品川区大井4丁目 |
交通情報 | 京浜東北線大井町駅より徒歩6分 大井町線大井町駅より徒歩6分 |
接道 | 一方に舗装された私道あり |
成約価格 | 3,980万円 |
成約㎡単価 | 114.5万円 |
成約坪単価 | 378.2万円 |
解体費用 | 150万円 |
助成金 | 77万円 |
売却益 | 3,907万円 |
当協会は幅広いネットワークがあるため、解体×売却、相続×買取、片付け×清掃など、さまざまなお悩みごとをまとめて解決できます。
今回ご紹介した事例のように、当協会が相談~売却までサポートに入ったことで、窓口ひとつでスムーズに解決まで運ばせることができたこともご好評いただきました。
もしお一人や、ご家族内でお悩みでしたら、
第三者であり、かつ相談者様と事業者様の間で中立的な立場である私たちにご依頼ください。
いくらで土地や戸建て、マンションが売れるか知りたい方は、
以下から画面上で土地の売却査定もできますのでご活用ください!
東京都品川区の土地代はいくら?解体した方がいいの?
2024年の中野区の公示地価価格は以下のように公表されています。
㎡価 | 坪単価 | 変動率 |
139万7406円 | 461万9526円 | +7.31% |
こちらは国土交通省提供のオープンデータをもとに作成しております。
品川区は2024年時点、東京都内で10位の公示地価であり、住宅需要があります。
もし解体をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
解体費用がネックで空き家を放置したら、税負担が増えてしまった・・・
なんてことを避けるためにも、
むやみに解体を進めるわけではなく、解体の必要性のチェックからサポートさせていただきます!
続いては、補助金、助成金受給までの流れを解説します。
品川区の空き家解体助成制度の詳細
品川区では不燃化特区における建物の除却助成や建築助成がされており、
これを「都市防災不燃化促進事業」といいます。
この事業の目的は、広域避難場所に指定されている公園や広場の周辺地区、
避難路や延焼遮断帯に指定されている幹線道路の沿道地区にある建物に助成をすることで、
安全な広域避難場所や避難路延焼遮断帯を形成することです。
都市防災不燃化促進事業では一定の条件を満たす建築物を除却する際(除却助成)や、
建物を建て替える際(一般建築助成)に助成を受けることが可能です。
助成金額などの詳細は下記で説明します。
品川区の空き家解体助成制度の詳細①助成金の限度額
除却助成は除却助成対象建築物の床面積に応じて計算され、限度額は1,550万円です。
床面積による計算は次の方法で行います。
現在の建物の床面積(㎡)×31,000円/㎡
また一般建築助成については建築助成対象床面積によって所定の助成金額が決められています。
詳細はこちらから確認してみてください。
参照:20190729101255_8.pdf (city.shinagawa.tokyo.jp)
品川区の空き家解体助成制度の詳細②助成金の対象地域
品川区では公園や広場の周辺地区・幹線道路の沿道地区が助成金の対象です。
具体的には以下の地域が当てはまります。
地区名 | 具体的な所在地 |
放射2号線地区 | 荏原1丁目、2丁目 、西五反田5丁目、6丁目 |
補助29号線地区 | 大崎3丁目、4丁目 |
補助29号線その2地区 | 西品川3丁目 、戸越1丁目、2丁目、4丁目、・豊町6丁目、二葉3丁目、4丁目 、西大井5丁目、6丁目 |
補助29号線その3地区 | 戸越5丁目、西大井2丁目、4丁目 |
補助29号線その4地区 | 戸越6丁目 |
戸越公園一帯周辺地区 | 戸越2丁目、4丁目、5丁目 、豊町1丁目、2丁目、3丁目 |
滝王子通り地区 | 西大井1丁目、2丁目 、大井5丁目 |
補助28号線地区 | 大井3丁目、4丁目、5丁目 |
補助26号線その2地区 | 西品川1丁目 二葉1丁目 、豊町2丁目、3丁目 |
参照:20190729101255_8.pdf (city.shinagawa.tokyo.jp)
品川区の空き家解体助成制度の詳細③助成金の対象建築物
個人、中小企業、公益法人が所有する建築物のうち、次の条件を満たすものは助成対象となります。
除却助成と一般建築助成でそれぞれ以下の条件を満たす必要があります。
①除却助成
耐火建築物・準耐火建築物以外の木造建築物を除却する場合、除却助成の対象となります。
②一般建築助成
一般建築助成では建て替え後の建物の条件が定められています。
条件は次の通りです。
- 2階建て以上、かつ7m以上の耐火建築物または準耐火建築物
- 道路に面した塀は60㎝以下とし、それ以上の部分は生け垣、フェンスなど安全な構造であること
- 火気を使用する部屋や避難上重要な階段室などは不燃・難燃材料にする
- 安全弁付きなどによるガス漏れ防止対策をとる
- 落下物の防止措置を図る
- 敷地面積が100㎡以上の土地については、緑化基準に基づく緑化を図る
建物を建て替える場合はかなり多くの条件を参照する必要があります。
品川区の空き家解体助成金を受け取る流れ
品川区で助成を受けるには次の手順を経る必要があります。
- 事前相談
- 除却助成対象確認申請または建築助成対象確認申請
- 各種工事着手
- 工事着手報告
- 工事完了
- 完了検査申請※
- 保存登記申請
- 助成金交付申請
- 助成金交付
※⑥⑦は一般建築助成のみ必要
また、除却助成・一般建築助成でそれぞれ次の書類が必要になります。
除却助成の申請に必要な書類
-
- 案内図(2部)
- 床面積に関する書類
- 公図
- 登記事項証明書(土地・建物)
- 詳細な内訳を記載した見積書
- 詳細な工事工程表
- 除却前の建物全景(1週間以内の日付入り)
- 除却後の更地全景(日付入り)
- 除却工事請負契約書(内訳を含む)等の写し
- 除却工事に係る領収書である旨の記載
- 地上権設定契約書、土地賃貸借契約書(借地権者の場合)
- 建築物除却承諾書
- 法人履歴事項全部証明書および印鑑証明書、消費税仕入税額控除確認書(中小企業の場合)
- 委任状(建物所有者が複数いる場合)
- その他関係書類
一般建築助成の申請に必要な書類
-
- 案内図(2部)
- 配置図
- 仕上げ表
- 求積図
- 平面図
- 立面図
- 断面図
- 公図
- 緑化基準書
- 土地登記全部事項証明書
- 賃貸借契約書
- 土地使用承諾書
- 法人履歴事項全部証明書および印鑑証明書、消費税仕入税額控除確認書(中小企業の場合)
- 建替え前の建物全景
- 建替え後の更地全景
- 建築確認済証
- 検査済み章
- 建物保存登記全部事項証明書
- 住民票
- 委任状(建築主が複数いる場合)
- その他関係書類
書類がとても多いので、必ず品川区HPなどで確認するようにしましょう!
参照:20190729101255_8.pdf (city.shinagawa.tokyo.jp)
品川区の空き家解体助成金を受け取る流れ
ここからは空き家解体に関して東京空き家相談協会によく寄せられる質問をご紹介します。
空き家解体業者をお探しの方はぜひ参考にしてみてください!
空き家解体に関するご質問①解体工事は土日にやるの?
ほとんどの解体業者は日曜と祝日を休日としていますが、
工期などお客様の希望によって日曜・祝日も対応している業者もあります。
また、業者によって独自の作業時間を設けているケースもあります。
空き家解体に関するご質問②隣家との間隔が狭くても解体できるの?
隣家と密接しており重機での解体が困難な場合は、人力解体が行なわれます。
そのため間が狭くても問題ありません。専門業者同席の無料現地調査では、その点も含めて調べさせていただきます!
まずはお気軽なご連絡お待ちしております。