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亡くなった親名義の土地は売れるの?

更新日:2024年9月13日

この記事は7分で読めます

親が亡くなった後の土地は通常、土地の名義を変更してから売るものです。
しかし中にはそれが面倒と感じる方もいらっしゃるでしょう…。

今回の解説内容

  • 亡くなった親名義の土地はそのまま売るの?
  • 相続した不動産の名義変更方法
  • 不動産の名義変更方法にかかるコスト
  • 亡くなった親名義のままにするデメリット

亡くなった親の土地は名義変更せずに売却できるの?

結論から申し上げますと、亡くなった親名義のままの土地はそのまま売れません

不動産売却時は、売りたい不動産が自分の名義になっていないと売却ができないのです。

売却のためには相続登記を行ない、名義変更を完了させる必要があります。

まずは相続人間で話し合い、だれが相続するか決定しましょう。

相続登記は2024年4月1日より義務化されました。

亡くなった親の土地の名義変更手順

名義変更を行なうには、まず相続人を決める必要があります。

特定の人に相続させる旨の遺言書がない場合
相続人全員で遺産分割協議を行ない、相続人を決めます。
共同名義にする場合、売却するときに全員の同意を得なければいけないので、相続人は一人にすることをおすすめします!

その後、相続人が決まったら、相続登記を行ないます。

必要書類や手続きが複雑なため、専門家に依頼することをおすすめします。

親の土地の名義変更時にかかる費用

親の土地の名義変更時には証明書を取り寄せるための費用や印紙代など、以下の費用がかかります。

    登記を依頼時に発生する費用

  • 登録免許税
  • 戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)
  • 全部事項証明書(登記簿謄本)

他にも、専門家に登記を依頼する場合は別途「報酬額」という費用が発生します。

報酬額は士業事務所によっても違いますが、相場は5~15万円程度といわれています。

亡くなった親の土地を名義変更するメリット・デメリット

亡くなった親の名義を変更しないことによるメリット・デメリットは以下の通りです。

親の土地を名義変更するメリット
  • 相続トラブルを減らせる
  • 土地の売却益を分割して活用できる
親の土地を名義変更しないデメリット
  • 相当な理由なく相続を怠った場合は過料が課せられる
  • だれが所有者かわからない土地が発生する
  • 土地売却がスムーズにいかない

メリットに対して、デメリットの負担が大きいですね…。
次項にて詳しく解説しています。

亡くなった親の土地を名義変更するメリット

やはり大きなデメリットは相続トラブルを減らせることです。

不動産はそのまま分割することができず、換価分割などの方法で、不動産をお金に換えて分割する必要があります。

そのため、相続人が複数いる場合はまずだれか1人が不動産を相続してしまった方がトラブルを避けやすくなります。

土地の名義変更を行なえば…
  • 土地売却益を相続人間で分割するもヨシ
  • 先に土地の対価を相続人に支払ってから相続した土地を売却・活用など自由につかうもヨシ

「換価分割」については以下で詳しく説明しています!

 

亡くなった親の土地を名義変更しないデメリット

取り分で揉めるのがイヤ…

親の土地の取り分で揉めるのがイヤで、相続人全員でひとつの土地の持分を分けました。
しかし相続人全員の同意が必要になるため、土地売却がスムーズにいかなくなりました

このようなケースもあるように、土地の売却には法定相続人全員の同意が必要になるので、連絡がとれない家族がいても努力して連絡をとらなければなりません

このような土地を放置した結果、法定相続人がどんどん増えていき、

誰が所有者なのかわからない土地「所有者不明土地」ができあがります

 

上記の「所有者不明土地」増加が問題視されたことが、2024年4月から相続登記が義務化された背景なのです。

不動産の相続人は、相続を知った時、または不動産を相続した日から3年以内に相当な理由なく相続を怠った場合には過料を課せられる場合があります。

名義変更をしないことによるデメリットは非常に多いので、不動産を相続した際には必ず名義変更を行ないましょう。

名義変更に必要な書類と費用

名義変更をするには以下の書類を用意する必要があります。
どこで取得できる書類なのかも併せてご紹介いたします。

 

必要書類 入手方法
・亡くなった方の戸籍全部事項証明書

・亡くなった方の住民票の除票

・相続人全員の現在の戸籍全部事項証明書

・相続人の住民票の写し

・固定資産税評価証明書(最新年度)

・相続人全員の印鑑証明書

市区町村役場で取得
・登記申請書

・遺産分割協議書

・相続関係説明図

自分で作成
・不動産の登記事項証明書 法務局で取得

 

また、名義変更の際には次の費用がかかります。

 

費用の内容 費用の金額
登録免許税 固定資産税評価額の0.4%
必要書類の取得費用 戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)・住民票の写し・印鑑証明書など、各数百円
司法書士への報酬 5~10万円程度

 

過料が発生する前に済ましておきましょう

本記事で解説したように、土地の名義変更をしないままにすると、過料が課せられる場合があります。

相続や遺産分割など、いざとなった時に焦ってしまわぬように、あらかじめ準備しておきませんか?

  • 相続
  • 不動産の売却・買取
  • 不動産活用
  • 空き家管理
  • ハウスクリーニング
  • 家の解体工事
  • リノベーション

当協会では、上記のように幅広いご相談に関して、専門家連携のもと対応しております。

専門家に依頼したらいくらになるの?

相続登記を専門家に依頼したらいくらになるのか最安値が知りたいです
ついでに、相続が完了したら土地や実家もどうにかしたい…

一括見積もりをすると、業者からたくさん連絡が来そうでイヤ!とお思いの方でも、お気軽にご連絡ください。

当協会が中立的な窓口となり相談者様と専門家をつなげ、解決するまで相談員が無料伴走サポートいたします。
紹介手数料などは一切いただきませんのでご安心ください。

何から話せばいいか分からない方でも大歓迎!

この記事を書いた人

一般社団法人東京空き家相談協会 小峰千波

一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

当協会の「空き家ジャーナル」は各専門家が監修しております。学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。