空き家を取り壊したあとの土地をそのままにしていませんか?
解体したままだと、雑草などの処理の手間がかかり、たとえ家屋がなくても管理の必要があります。
固定資産税をただ払うだけの状態になっている土地があれば、ぜひ有効活用してみましょう。
空き家の解体後に、どのような活用方法があるのか例をご紹介します。
空き家を取り壊した土地を有効活用しよう
空き家を取り壊した後の土地をどうすればいいのかわからず、そのまま放置してしまう人も少なくありません。
しかし、解体したからと言ってその土地を再び放置しておくことはむずかしいのです。
整地後の放置は雑草やゴミの管理が必要
家屋がない状態の土地でも、放置していればやがて雑草が伸びてきてしまいます。
雑草を放置したままだと近隣に迷惑がかかってしまうため、定期的な手入れが必要です。
自分で草むしりすることは体力的にも大変で、労力がかかることです。業者に依頼するにも、その分定期的な費用がかかるため赤字の状態になってしまいます。
また、更地になってそのままになった土地は、ゴミを不法投棄されやすい場所でもあります。ゴミの不法投棄によって管理がさらに大変になるなど、更地にしておくことは高いリスクがあるのです。
空き家の解体費用を回収できる
空き家を解体したあとの土地を有効活用すれば、解体費用の回収にもつながります。
空き家の解体にかかる費用は、木造一軒家だとしても、100万円以上かかることがめずらしくありません。
さらにその後も土地の固定資産税を支払う必要があり、土地をただ所有しているだけでは赤字です。
せっかくならその後の収入につながるように活用すれば、費用の回収になるのです。
空き家解体後の5つの活用例
空き家を解体したあとの土地は、どのような活用方法があるのでしょうか?
ここでは、具体的な例を5つご説明します。
駐車場として再利用する
アスファルトの駐車場として再利用することで、雑草対策になります。さらに駐車場は無人で管理できるううえ、利用者から毎月一定の賃料収入があります。
また、月極駐車場ではなくコインパーキングにする方法もあります。
コインパーキングは毎月の収入は固定ではないものの、短期運用しやすいところがメリット。たとえば数年間はコインパーキングにして、その後は土地に建物を建設して住居や店舗にするといった、新しい使い方に切り替えやすいです。
解体した土地を借地にする
解体した土地を借地にして、誰かに管理を任せる方法があります。借地としてほかの人が借りている間は、自分で草むしりなどの管理が不要です。
将来その土地を別の方法で使いたくなっても借地なら、売却と違って次に活かせます。
コンテナ・トランクルームを設置する
コンテナやトランクルームを設置して、荷物を預ける場所としての毎月の安定した収入が見込めます。
トランクルームは物を収納するための貸出スペースで、屋外にコンテナを置く方法ならコンテナのみの設置で、月額制にてトランクルームを貸し出せます。
一から建物を建設して、賃貸住宅にするよりも初期投資が少なく、都市部や住宅街などの収納スペースが少ないエリアでは特に需要が高いです。
太陽光発電システムを導入する
空き家の土地に太陽光発電のソーラーパネルを設置して、その電力を売るという方法があります。
ソーラーパネルによる発言は再生可能エネルギーとして環境にやさしいと注目されています。この太陽光発電システムは、決められた価格で電力会社が買い取ってくれるのです。
パネルが並んでいることでゴミの不法投棄も起こりづらく、更地のままよりも管理しやすいメリットがあります。
アパートやマンションなどの賃貸物件の建設
アパートやマンションなどの賃貸物件を建設し、完全に不動産収入にする方法もあります。
ただし、広さは約200平米以上が望ましく、住宅街の一軒家のスペースだと建設がむずかしいケースもあります。
土地の広さや資金にゆとりがあれば、安定した家賃収入を得られるため長期的に見れば、解体費用を黒字化できます。
【補足】解体費用の相場
もしこの記事をお読みの方で、空き家の解体をしていない方は、以前空き家ジャーナルで解体費用についてご紹介しているので、こちらも併せてお読みくださると嬉しいです!
まとめ
空き家を解体した後の土地の有効方法はさまざまあります。
手軽にできる駐車場化のほか、アパートの建設など新しく建物を建設するなど、予算や将来のライフプランに合わせて活用方法を選びましょう。
一般社団法人東京空き家相談協会では、相続・空き家に関わる全般の相談窓口を承っております。
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