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【解決事例あり】東京都練馬区の空き家解体 最新の助成金情報

更新日:2023年10月6日

~この記事は6分で読めます~

練馬区の空き家解体は、行政による助成金があります。

解体工事と建て替え工事のどちらも助成対象ですが、対象になる助成金額の上限が異なります。

今回は練馬区の空き家解体助成金に関する情報を解説します。

 

  • どのくらい解体費用がかかるか
  • いくら助成金を活用できたか
  • 土地を売却していくら手元に入ったのか

【解決事例】
東京都練馬区谷原の空き家を解体後5,130万円で売却

当協会の相談・解決事例にて、以下の各項目ごとに説明いたします!

  • どれだけ解体費用がかかり助成金を活用したか
  • 相談者様の手元にきた売却益
所在地 東京都練馬区谷原4丁目
交通情報 西武池袋線石神井公園駅より徒歩22分
土地面積 114.15㎡(私道含まず)
接道 角地で公道に面している
接道接面 5.5m/4m
成約価格 5,130万円
成約㎡単価 45.0万円
成約坪単価 148.6万円
解体費用 150万円
助成金 112万円
売却益 5,092万円

【解決事例】
東京都練馬区の空き家の相談概要

40代女性から当協会へ、以下のようにご相談いただきました。

担当相談員と協会提携先の解体業者による現地調査は無料ですので、皆さまもお気軽にご活用ください。

  • 実家に暮らしていた両親が立て続けに亡くなった
  • 相続後2年ほど空き家になっており活用できていない
  • 固定資産税を払い続けるのも億劫なため
  • 更地にして解体して売却したい
ヒアリングの結果「解体費用をかけられない」とご意向がありました。

築49年で練馬区の老朽家屋の解体助成金制度の対象になっていたため、助成金の活用をご提案しました。

今回、以下の流れに沿って空き家解体・助成金申請を進めました。

基本的に該当の家屋に助成金を支払えるか、自治体による助成可否チェックがあります。
しかし、相談者様の空き家は老朽化した木造住宅ということもあり、可否の回答まで8日程度でした。

練馬区の空き家解体助成金の流れ

【解決事例】
東京都練馬区の空き家はいくらで解体した?

該当の木造2階建ての空き家解体費用は150万円となりました。

当協会による提携先の解体業者への一括見積後、そのなかから選出された解体工事業者によって実施されました。

【解決事例】
東京都練馬区の空き家を売却!成約情報はこちら

解体を進めると同時に、協会が提携している不動産会社にて仲介で売却するための契約が行なわれました。

結果、1ヶ月半で買い手が見つかり5,13万円で売買契約に至りました

所在地 東京都練馬区谷原4丁目
交通情報 西武池袋線石神井公園駅より徒歩22分
土地面積 114.15㎡(私道含まず)
接道 角地で公道に面している
接道接面 5.5m/4m
成約価格 5,130万円
成約㎡単価 45.0万円
成約坪単価 148.6万円
解体費用 150万円
助成金 112万円
売却益 5,090万円

 
当協会は幅広いネットワークがあるため、解体×売却相続×買取片付け×清掃など、さまざまなお悩みごとをまとめて解決できます。

今回ご紹介した事例のように、当協会が相談~売却までサポートに入ったことで、窓口ひとつでスムーズに解決まで運ばせることができたこともご好評いただきました。

東京都練馬区の土地代はいくら?解体した方がいいの?

2024年の練馬区の公示地価価格は、以下のように公表されています。

 

地価平均 坪単価平均 変動率
49万3109円/㎡

163万112

円/坪

+4.13%

 

そのなかでも、今回ご紹介した谷原では、同じく2024年の公示価格が以下となっております。

 

地価平均 坪単価平均 変動率
34万0500円/㎡

112万5619

/坪

+3.02%
なお、どちらも国土交通省提供のオープンデータをもとに作成しております。
 
練馬区は2024年時点、東京都内で26位の公示地価です。

練馬区にあった「としまえん」跡地には世界的に有名なファンタジー映画の体験型施設ができたこともあり(私自身、ファンのため何度も足を運んでいます…)、練馬区の人気は今後も高まることでしょう。

練馬区の空き家解体・建て替え助成の詳細

練馬区の風景
練馬区HP壁紙「ダウンロード」より引用

練馬区では住宅の解体・建て替え工事助成制度を令和4年4月1日に新設しました。
 
解体は空き家を解体するのみですが、建て替え工事は解体したあとに新しい家を建てる新築工事も含んでの助成金額です。

基本的な条件は同じですが、助成金額は違いがあるためチェックしてみてください!

練馬区空き家解体・建て替え助成制度の詳細①
助成金の限度額

朗報です!
令和6年度、解体工事の上限金額が130万円か150万円に引き上げられました!

練馬区の空き家解体・建て替え助成制度の限度額は以下です。
なお、面積単価ごとの上限もあるため、家の坪数によって助成金額は異なります

  • 解体工事:最大150万円まで
  • 建て替え工事:最大225万円まで
助成の区分 助成率 限度額
旧耐震住宅 防災まちづくり事業
実施地区外
耐震診断 4分の3 12万円
実施設計 3分の2 22万円
耐震改修工事 3分の2 130万円
耐震改修工事
(注釈2)
5分の4 150万円
防災まちづくり事業
実施地区内(注釈1)
耐震診断 10分の10 20万円
実施設計 4分の3 30万円
耐震改修工事 4分の3 270万円
除却工事 4分の3 150万円
(注釈3)
建替え工事 3分の2 225万円
(注釈4)

 
(注釈1)防災まちづくり事業実施地区はこちら
(注釈2)下記の1または2の場合

  1. 所有者が居住している戸建住宅で、世帯全員が住民税非課税
  2. 地震発生時に閉塞を防ぐべき道路として練馬区地域防災計画に位置づけられている練馬区緊急道路障害物除去路線沿道の高さ条件を満たしている戸建住宅

(注釈3)面積(25,600円/平方メートル)による限度額もあります。
(注釈4)面積(51,200円/平方メートル)による限度額もあります。

練馬区空き家解体・建て替え助成制度の詳細②
助成金の対象地域

練馬区の空き家解体・建て替え助成制度は、対象地域が決まっています。
以下2つの行政から指定を受けているエリアのみです。

  • 密集事業対象地区(貫井・富士見台・桜台東部)
  • 防災まちづくり推進地区(田柄・富士見台駅南側・下石神井)
密集事業対象地区とは
住宅密集地で、老朽化した空き家の倒壊や火災により、大きなリスクがあると判断されるところです。
防災まちづくり推進地区とは
古い住宅で現行の防火性能がなく、延焼しやすいリスクが高い住宅の多いエリアです。

練馬区空き家解体・建て替え助成制度の詳細③
助成金の対象建築物

助成金の対象建築物は、昭和56年5月31日以前に建築された住宅のみです。
これは旧耐震性能や耐火構造の家であり、そのままでは火災による被害が大きくなる可能性が高いと判断されるためです。

建て替えの場合
解体したあとに新しい住宅が準耐火構造以上であることが助成対象の物件条件です。

練馬区の空き家解体助成金を受け取る流れ

以下は、練馬区のHPにて公開されている木造・鉄骨造の解体助成の流れです。
 
練馬区の空き家解体助成金の流れ
こちらをクリックすると練馬区の資料が閲覧できます!(クリックで移動)
 
他にも、助成金の交付には細かい条件があります。

  • 持っている家がいくらで解体できるか知りたい
  • 売却査定も同時に進めたい

空き家解体に関するよくあるご質問

古家をそのまま売るか、更地にするかどちらがいい?

解体工事の見積もりを取った後に、古家付き土地(または中古住宅)で売り出すことをおすすめします
よく「更地にしないと売れないのでしょうか?」とご不安になる方がいます

そんなことはありませんので、ご安心ください。
 
もちろん、住宅以外にも幅広く活用方法を選ぶことができるため、更地にすることによって早く高く売れるケースは多いです。

しかし、買主様は「中古住宅を安く手に入れてリフォームしたい」というご希望を持っている方も多くいます。

解体工事会社様には「土地の売却をするために解体工事を検討しているが、見積もりを知りたくて・・・」と相談すれば対応していただけます。

当協会では、解体費用の見積もりをしたい方に、複数の解体工事会社へ一括見積をし、最安値かつご意向に沿った業者をご案内しております。

最終的に解体するかどうかは、買主様との売却価格交渉で決めましょう
 

 

例えば、古家付きの売却価格が2,000万円の土地に対し、買主様が「解体費用がかかるので1,900万円にしてほしい」という要求をしてきたとします。
 
この時、お手元の見積りにある費用が80万円であれば、「それでは解体はこちらで行うので、2,000万円のままでどうですか?」と切り返すことが可能になります。

このような場面のためにも、ご自身の空き家解体費用を見積もっておくことは大事なのです。

何から話せばいいか分からない方でも大歓迎!

この記事を書いた人

小峰千波

一般社団法人東京空き家相談協会

空き家ジャーナル編集部

東京空き家相談協会は、相続・空き家に関する総合窓口です。「空き家ジャーナル」では、相続や空き家の有益な情報や、当協会の活動について更新しています!