練馬区の空き家解体は行政による助成金があります。
解体工事と建て替え工事のどちらも助成対象ですが、対象になる助成金額の上限が異なります。
この記事では練馬区の空き家解体助成金に関する情報について、くわしくご説明します。
まず最初に、
- どのくらい解体費用がかかるか
- いくら助成金を活用できたか
- 土地を売却していくら手元に入ったのか
事例をもとにご紹介します!
【解決事例】東京都練馬区谷原の空き家を解体後5,130万円で売却
以下をご覧ください。
今回ご紹介する当協会の相談・解決事例では、以下の空き家にどれだけ解体費用がかかり助成金を活用したか、そして相談者様の手元にきた売却益を各項目ごとに説明いたします!
所在地 | 東京都練馬区谷原4丁目 |
交通情報 | 西武池袋線石神井公園駅より徒歩22分 |
土地面積 | 114.15㎡(私道含まず) |
接道 | 角地で公道に面している |
接道接面 | 5.5m/4m |
成約価格 | 5,130万円 |
成約㎡単価 | 45.0万円 |
成約坪単価 | 148.6万円 |
解体費用 | 150万円 |
助成金 | 112万円 |
売却益 | 5,092万円 |
【解決事例】東京都練馬区の空き家の相談概要
40代女性から当協会へ、以下のようにご相談いただきました。
- 実家に暮らしていた両親が立て続けに亡くなった
- 相続後2年ほど空き家になっており活用できていない
- 固定資産税を払い続けるのも億劫なため、
更地にして解体して売却したい
お電話にてヒアリングした結果、解体費用をかけられないとご意向がありました。
築49年で練馬区の老朽家屋の解体助成金制度の対象になっていたため、助成金の活用をご提案しました。
担当相談員と協会提携先の解体業者による現地調査は無料ですので皆さまもお気軽にご活用ください。
今回、以下の流れに沿って空き家解体・助成金申請を進めました。
基本的に該当の家屋に助成金を支払えるか、自治体による助成可否チェックがあります。しかし、相談者様の空き家は老朽化した木造住宅ということもあり、可否の回答まで8日程度でした。
【解決事例】東京都練馬区の空き家はいくらで解体した?
該当の木造2階建ての空き家解体費用は150万円となりました。
当協会による提携先の解体業者への一括見積後、そのなかから選出された解体工事業者によって実施されました。
【解決事例】東京都練馬区の空き家を売却!成約情報はこちら
解体を進めると同時に、協会が提携している不動産会社にて仲介で売却するための契約が行なわれました。
結果、1ヶ月半で買い手が見つかり5,13万円で売買契約に至りました。
成約価格と土地の概要は以下となります。
所在地 | 東京都練馬区谷原4丁目 |
交通情報 | 西武池袋線石神井公園駅より徒歩22分 |
土地面積 | 114.15㎡(私道含まず) |
接道 | 角地で公道に面している |
接道接面 | 5.5m/4m |
成約価格 | 5,130万円 |
成約㎡単価 | 45.0万円 |
成約坪単価 | 148.6万円 |
解体費用 | 150万円 |
助成金 | 112万円 |
売却益 | 5,090万円 |
当協会は幅広いネットワークがあるため、解体×売却、相続×買取、片付け×清掃など、さまざまなお悩みごとをまとめて解決できます。
今回ご紹介した事例のように、当協会が相談~売却までサポートに入ったことで、窓口ひとつでスムーズに解決まで運ばせることができたこともご好評いただきました。
もしお一人や、ご家族内でお悩みでしたら、
第三者であり、かつ相談者様と事業者様の間で中立的な立場である私たちにご依頼ください。
いくらで土地や戸建て、マンションが売れるか知りたい方は、
以下から画面上で土地の売却査定もできますのでご活用ください!
東京都練馬区の土地代はいくら?解体した方がいいの?
2024年の練馬区の公示地価価格は以下のように公表されています。
地価平均 | 坪単価平均 | 変動率 |
49万3109円/㎡ |
163万112 円/坪 |
+4.13% |
そのなかでも、今回ご紹介した谷原では、同じく2024年の公示価格が以下となっております。
地価平均 | 坪単価平均 | 変動率 |
34万0500円/㎡ |
112万5619 /坪 |
+3.02% |
なお、どちらも国土交通省提供のオープンデータをもとに作成しております。
練馬区は2024年時点、東京都内で26位の公示地価です。
練馬区にあった「としまえん」跡地には世界的に有名なファンタジー映画の体験型施設ができたこともあり(私自身、ファンのため何度も足を運んでいます…)、練馬区の人気は今後も高まることでしょう。
もし解体や空き家の利活用・売却をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
解体したけど売れなかったから、解体費用分マイナスになってしまった・・・!
ということを避けるためにも、まずは解体の必要性からサポートさせていただきます!
続いては、助成金、助成金受給までの流れを解説します。
練馬区の空き家解体・建て替え助成の詳細
練馬区では住宅の解体・建て替え工事助成制度を令和4年4月1日に新設しました。
解体は空き家を解体するのみですが、建て替え工事は解体したあとに新しい家を建てる新築工事も含んでの助成金額です。
基本的な条件は同じですが、助成金額は違いがあるためチェックしてみてくださ!
練馬区空き家解体・建て替え助成制度の詳細①助成金の限度額
朗報です!
令和6年度、解体工事の上限金額が130万円か150万円に引き上げられました!
練馬区の空き家解体・建て替え助成制度の限度額は以下です。
- 解体工事:最大150万円まで
- 建て替え工事:最大225万円まで
なお、面積単価ごとの上限もあるため、家の坪数によって助成金額は異なります。
助成の区分 | 助成率 | 限度額 | ||
---|---|---|---|---|
旧耐震住宅 | 防災まちづくり事業 実施地区外 |
耐震診断 | 4分の3 | 12万円 |
実施設計 | 3分の2 | 22万円 | ||
耐震改修工事 | 3分の2 | 130万円 | ||
耐震改修工事 (注釈2) |
5分の4 | 150万円 | ||
防災まちづくり事業 実施地区内(注釈1) |
耐震診断 | 10分の10 | 20万円 | |
実施設計 | 4分の3 | 30万円 | ||
耐震改修工事 | 4分の3 | 270万円 | ||
除却工事 | 4分の3 | 150万円 (注釈3) |
||
建替え工事 | 3分の2 | 225万円 (注釈4) |
(注釈1)防災まちづくり事業実施地区はこちら(クリックで移動)
(注釈2)下記の1または2の場合
- 所有者が居住している戸建住宅で、世帯全員が住民税非課税
- 地震発生時に閉塞を防ぐべき道路として練馬区地域防災計画に位置づけられている練馬区緊急道路障害物除去路線沿道の高さ条件を満たしている戸建住宅
(注釈3)面積(25,600円/平方メートル)による限度額もあります。
(注釈4)面積(51,200円/平方メートル)による限度額もあります。
練馬区空き家解体・建て替え助成制度の詳細②助成金の対象地域
練馬区の空き家解体・建て替え助成制度は、対象地域が決まっています。
- 密集事業対象地区(貫井・富士見台・桜台東部)
- 防災まちづくり推進地区(田柄・富士見台駅南側・下石神井)
上記の2つの行政から指定を受けているエリアのみです。
密集事業対象地区は住宅密集地で、老朽化した空き家の倒壊や火災により、大きなリスクがあると判断されるところです。
同じく、防災まちづくり推進地区は古い住宅で現行の防火性能がなく、延焼しやすいリスクが高い住宅の多いエリアです。
練馬区空き家解体・建て替え助成制度の詳細③助成金の対象建築物
助成金の対象建築物は、昭和56年5月31日以前に建築された住宅のみです。
これは旧耐震性能や耐火構造の家であり、そのままでは火災による被害が大きくなる可能性が高いと判断されるためです。
ちなみに建て替えの場合は、解体したあとに新しい住宅が準耐火構造以上であることが助成対象の物件条件です。
練馬区の空き家解体助成金を受け取る流れ
以下は練馬区のHPにて公開されている木造・鉄骨造の解体助成の流れです。
こちらをクリックすると練馬区の資料が閲覧できます!(クリックで移動)
- ほかにも助成金の交付には細かい条件があります。
- 持っている家がいくらで解体できるか知りたい
- 売却査定も同時に進めたい
また、もし解体費用をかけずに売却したい場合の方にとって気になる質問も、次項で回答しておりますのでご一読ください!
空き家解体に関するよくあるご質問
次からは、当協会に届く、空き家の解体に関するよくあるご質問をご紹介します!
空き家解体に関するご質問 - 古家をそのまま売るか、更地にするかどちらがいい?
解体工事の見積もりを取った後に、古家付き土地(または中古住宅)で売り出すことをおすすめします!
よく「更地にしないと売れないのでしょうか?」とご不安になる方がいらっしゃいますが、そんなことはありませんのでご安心ください。
もちろん、住宅以外にも幅広く活用方法を選ぶことができるため、更地にすることによって早く高く売れるケースは多いです。
しかし、買主様にとっては、「中古住宅を安く手に入れてリフォームしたい」というご希望を持っている方も多くいらっしゃいます。
解体工事会社様には「土地の売却をするために解体工事を検討しているが、見積もりを知りたくて・・・」と相談すれば対応していただけます。
当協会では、解体費用の見積もりをしたい方に、複数の解体工事会社へ一括見積をし、最安値かつご意向に沿った業者をご案内しております。
最終的に解体するかどうかは、買主様との売却価格交渉で決めましょう。
例えば、古家付きの売却価格が2,000万円の土地に対し、買主様が「解体費用がかかるので1,900万円にしてほしい」という要求をしてきたとします。
この時、お手元の見積りにある費用が80万円であれば、「それでは解体はこちらで行うので、2,000万円のままでどうですか?」と切り返すことが可能になります。
このような場面のためにも、ご自身の空き家解体費用を見積もっておくことは大事なのです。
少しでも関心のある方は以下の画像をクリックしてご連絡ください!