空き家ジャーナル


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【世田谷区の空き家所有者様へ】当協会の相続・空き家解決事例。世田谷区の土地代や不動産売却の注意点も解説!

更新日:2023年11月8日

世田谷区は全国トップの空き家数ということをご存じでしょうか?

なぜ世田谷区の空き家が増えているのでしょうか。

今回は、その推移と理由、

そして相続・空き家総合相談窓口である当協会の世田谷区での解決事例をご紹介します。

 

 

 

【2024年最新】東京都の空き家数は90万戸!

東京都 東京タワー 都市 画像
東京都の都市風景イメージ

5年に一度、総務省統計局にて行われる「住宅・土地統計調査」は、住宅とそこに居住する世帯の居住状況や土地の保有状況などを調査する統計調査。

その調査によって、空き家数も明らかとなります。

2023年の調査結果の速報値が2024年4月30日に発表され、全国で900万戸の空き家が存在していることが判明しました。

2018年時点では849万戸だったため、50万戸近くが増加しているということです。

 

と同時に、東京都の空き家数は90万戸となり、2018年の81万戸より約9万戸が増加しています。

 

 

【2018年時点】世田谷区の空き家は約5万戸

世田谷区は空き家の中でも、特に一般的な売買、賃貸が行われていないまま放置されている物件がとても多いといわれています。

つまり、空き家になったまま放置され、世田谷区に住みたい人のところに物件として行き届いていないのです。

2023年時点の世田谷区の空き家数はまだ公開されていませんが、2018年時点には約5万戸もの空き家が存在していました。

 

世田谷区では「せたがや空き家活用ナビ」など空き家を減らすための対策に力を入れており、2013年の約5万3千戸とくらべると、空き家の数そのものは減少しているといえます。

しかし全国的にみれば空き家数は非常に多く、対応が急務となっています。

 

では、なぜ世田谷区には空き家が多いのでしょうか?

 

 

世田谷区に空き家が多い理由に移る前に、当協会が世田谷区の空き家売却相談をいただき解決させた事例をご紹介します。

不動産売却時の注意点も2つご紹介しているのでお読みいただけると幸いです。

 

 

【解決事例】東京都世田谷区の空き家が8,600万円で売れました

住宅街の街並み(東京都世田谷区奥沢1丁目)

相談者様は50代女性。以下のご意向をお話しいただきました。

 

  • 相続もまとめて相談したい
  • 不動産売却後に遺産分割したい
  • 自分が家を空けていた期間があり、
    いくらで売れるか確認したい

 

東京空き家相談協会にご相談いただいたのは、以下理由が大きかったようです。

 

  • 相談も不動産売却もまとめて相談できる
  • 大手・中小の不動産会社どちらも検討できるよう
    中立的な立場に相談したかった

 

当協会に提携している複数社はもちろん、エリアに密着した不動産業者などさまざまな不動産業者に査定を依頼し、一番高く、かつご提示内容や担当者の対応が良かった業者を選定しました。

 

ここで、不動産会社を選ぶ時の注意点があります!

 

不動産売却をお考えの方に注意!

以下の2点を、声を大にしてお伝えしたいです。

 

  1. 大手=確実に、高く売却できる わけではない
  2. 「囲い込み」に注意

 

不動産売却時の注意点①大手=確実に高く売れるわけではない

まず1つ目は、大手の不動産会社が、確実に、高く売却できるわけではありません

複数社売却査定を依頼した結果、数百万円も高い査定金額を提示されることがあるでしょう。

しかしこちらは、一部の大手不動産会社でよく行われる戦略です。

高い査定金額で他社と差別化させ、契約させて、
売り出す際もしくは売り出してからどんどんと価格を下げていくのです。

 

だからといって、すべての大手=悪というわけではありませんし、大手には大手のネットワークの広さや広告運用の充実度があります。

 

当協会でも、相談者様のご状況に合わせて、デメリットがないように大手・中小含めて厳選後、ご提案させていただいております。

 

 

不動産売却時の注意点②囲い込みに注意

囲い込み」とはご存じでしょうか?

これは、大手から中堅の不動産会社にみられる悪しき風習です。
不動産仲介会社のみが得をして売主様は損をするです。

 

通常「片手取引」といい、一回の売買契約で売主様側からの仲介手数料をとるものを、2倍の手数料を得るために買い手も自社で探せるように情報をシャットアウトするのです。

このことによって、

 

  • 買い手がつく機会を損失する
  • 売却までの期間が長くなる
  • 売却価格が下がる可能性がある

 

など、売主様にとってはデメリットしかありません・・・。

 

以下の空き家ジャーナルでも「囲い込み(両手取引)」について解説しているので、ぜひご一読ください!!

 

もちろん、当協会ではそのようなリスクを避けて業者をご紹介しておりますのでご安心ください。

もし、「すでに不動産会社に相談しているが、本当にいいのか?」という場合に、よくセカンドオピニオンとしてご活用いただいております!

 

 

と、途中挟んでしまいましたが・・・、今回の解決事例では東京都内で多くの実績がある中堅の不動産会社を厳選しご紹介させていただきました。

 

結果、4ヵ月で買い手が見つかり無事売却につながりました!

 

 

【解決事例】東京都世田谷区の空き家の成約情報

成約情報の概要は以下です。

所在地 東京都世田谷区等々力5丁目
成約価格 8,600万円
築年数 築13年
土地面積 93.02㎡(私道含まず)
建物面積 83.13㎡
交通情報 大井町線尾山台より徒歩5分
東横線自由が丘駅より徒歩19分
接道 一方に接道しているのは舗装された公道
接道接面 2.5m
接道幅員 6m

 

 

 

【解決事例】東京都世田谷区の空き家売却後に相続。司法書士へ払う報酬額はいくら?

 

今回相談者様の手元にきた売却益は8,600万円。

他の財産も含めて、法定相続の配分に合わせて分配します。

 

相続人が多かったことから専門家へ手続きを依頼したいとのご意向があり、当協会が提携している専門家のなかから、

相談者の方々と面談しやすい位置にある司法書士事務所をおつなぎし円滑に完了させました。

 

相談者様から司法書士へ支払った報酬額は6万円でした。

 

今回は、相続にトラブルが発生するなど費用がかさむようなケースではありませんでした。

 

しかし相談者の方によっては、以下のようになる場合も。

 

  • 相続人と音信不通になる…
  • 病気などで被相続人や相続人と意思疎通がとれない…
  • 喧嘩に発展し、なかなか話が進まない…

 

早め早めの対策をする意味でも、相談者様と専門業者間で中立的な立場である当協会にご相談ください。

 

 

皆さまお待ちかね、以下から世田谷区に空き家が多い理由を解説いたします。

 

世田谷区に空き家が多い理由とは?

その理由は大きく2つあります。

  1. 人口が多く、かつ高齢化が進んでいる
  2. 土地の流通価格が高い

 

世田谷区に空き家が多い理由①人口が多く高齢化が進んでいる

まず一つ目に、東京都内で一番人口が多い=住宅数が多いことが絡んでいます。

次点で大田区、練馬区、足立区、江戸川区と続きますが、そのどれもが空き家が多い区として問題視されています。

 

また、世田谷区は高齢化率が高く、戸建てに住んでいる高齢者が病院に長期入院したり、施設に入所したり、亡くなることによってそのまま空き家となってしまうケースも増加しているのです。

 

以下は世田谷区のHPで公開されている2024年4月時点の高齢者人口です。

全区
総人口(人) 920,596
前年同月比増減数(人) 2,891
40歳以上65歳未満(人) 346,374
総人口に占める割合 37.62%
60歳以上(人) 242,525
総人口に占める割合 26.34%
65歳以上(人) 高齢者人口 188,647
総人口に占める割合 20.49%
前年同月比増減数(人) 1,729
70歳以上(人) 147,344
総人口に占める割合 16.01%
75歳以上(人)後期高齢者数 107,263
総人口に占める割合 11.65%
80歳以上(人) 68,296
総人口に占める割合 7.42%
90歳以上(人) 16,352
総人口に占める割合 1.78%
100歳以上(人) 625
総人口に占める割合 0.07%
前期高齢者(65~74歳まで)数 81,384
後期高齢者の割合(*1)
(75歳~/65歳~)
56.86%
老年人口指数(*2) 30.06%
老年化指数(*3) 180.64%

データの引用元はこちら(クリックで移動)

 

 

 

 

世田谷区に空き家が多い理由②土地の流通価格が高い。公示地価はいくら?

世田谷区は土地の流通価格が高く、遺産分割協議でもめてしまうケースが増えているそうです。

ご参考までに、以下が世田谷区の2024年の公示地価価格です。

平均公示地価価格 平均坪単価 変動率
78万916円/㎡ 258万1,540円/坪 +4.25%

変動率が上昇中ですね。

 

相続人全員で遺産をどうやって分けるか話し合う際に、亡くなった方の配偶者や子ども、きょうだい、甥や姪なども関わっていきます。

世田谷区のように資産価値の高い地域の場合は、遺産分割協議が難航し、結果として空き家が管理されないまま放置されるケースが多いのです。

 

東京空き家相談協会では、弁護士、司法書士、税理士といった相続に関する専門家が所属しており、無料相談を受け付けております

トラブルが起き、円満な相続かた遠のいてしまう前に、ご相談ください!

 

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相続・空き家の総合相談窓口

今回解説した東京都は私たち東京空き家相談協会の拠点です。

 

  • 未相続なのに不動産の持ち主が施設に亡くなってしまった
  • 親が施設に入所するため実家の今後について考えている
  • 空き家になってから数年たっているが、売れるのか?
  • 建物を更地にして、活用や売却をさせたい
  • 活用や売却をする前に、建物内部を綺麗にしておきたい

 

上記のように、相談者様のお困りごとに合わせて担当相談員による細やかなサポートのもと、解決まで運ばせています。

お困りごとに合わせたプロ同行によるスピード現地調査も無料で行なっておりますので、まずは今のご状況をお教えください!

空き家の相談窓口
相続と空き家の相談は東京空き家相談協会へ

 

 

何から話せばいいか分からない方でも大歓迎!

この記事を書いた人

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一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。