東京都練馬区は自然も多く、特に家族連れにとって住みやすい住宅街ですが、その分空き家も増えている地域です。
空き家は人の出入りが少ないという理由からごみを不法投棄されるケースも多いのですが、練馬区においてゴミの不法投棄にはどのような対策をすればよいのでしょうか。
東京空き家相談協会は相続・空き家にお困りの方をサポートし、社会問題である空き家の活用を進めるために設立した協会です。
少しでも不安がある方はご連絡ください。
なぜごみは空き家に不法投棄される?
空き家にごみが不法投棄されやすい主な理由は、不法投棄をしても見つかりにくいからです。
不法投棄は犯罪であり、もちろん見つかれば罰せられます。
人の出入りが少なく、普段は人がいない空き家であれば不法投棄をしても見つかりにくく、更に不法投棄をする罪悪感や心理的抵抗も少なく感じるという理由で、空き家にごみを不法投棄をする人は一定数いるのです。
また空き家の中でも、特に管理が行き届いていない空き家は不法投棄の場所として使われることが多いです。
管理がされていない空き家=人の出入りが少なく、不法投棄をしても人に見つかる心配がないという風にとらえられるため、不法投棄をする人の格好の的となるのです。
不法投棄をする人物は事前にしっかりと下見をして、その空き家が管理されているのかどうかを判断しているとも言われています。
そのため不法投棄されないようにするためには、空き家に定期的に訪れ、適切な管理をしなければいけません。
本コラムをお読みの方がお持ちの空き家は本当に大丈夫なのでしょうか?
次項では、不法投棄を放置したらどうなってしまうかご説明します。
不法投棄を放置すると・・・
所有している空き家に不法投棄をされると、不法投棄されたごみを自分で処分するのは面倒だ、という理由で空き家を余計に放置してしまう人がいるかもしれません。
空き家の不法投棄を放置してしまうと、不法投棄はさらに深刻化する場合があります。
環境犯罪学上の理論には「割れ窓理論」というものがあります。
建物の窓が割れているのを放置していると、誰もそこに注意を払っていないというサインとなり、やがて他の窓も壊される、という考え方です。和室の障子でも同じことがいえますね・・・。
つまり空き家への不法投棄を放置していると、それを見たほかの人が「ここなら不法投棄をしても大丈夫そうだ!」と考え、次第に不法投棄をされる数が増えていくことになります。
空き家に対し、周りの人が1度でも「不法投棄をしても大丈夫そう」という認識を持ってしまうと、何回ごみを処分してもまた不法投棄される、といういたちごっこになってしまう場合もあるでしょう。
また不法投棄に対して何の処置もせず放置していると、ゴキブリやネズミなどの害虫・害獣が大量に発生する事態を招き、近隣住民にも迷惑をかける場合があります。
害虫・害獣はすぐに周辺の建物に侵入しますので、近隣トラブルが起きる原因にもなります。
このような理由から、空き家に対する不法投棄にはすぐに対処すべきでしょう。空き家の害獣トラブルについては以前空き家ジャーナルでもご紹介しましたのでご一読ください!
同じ東京都にある世田谷区では「アニマルハウス」と呼ばれる空き家が密集している地域がありました。
練馬区で不法投棄の対策をするにはどうすれば良い?
未然に不法投棄を防ぐための対策としては、空き家の管理を徹底し、「この空き家はしっかりと管理されている」と思わせることが大切です。
庭木の剪定を済ませておき、郵便ポストの郵便物を取り除くなど、細かい部分まで管理をすることで、
「いつ誰が見回りに来るか分からない」、「もしかしたらどこかに監視カメラが設置されているかもしれない」と思わせ、不法投棄をさせないことが重要になります。
実際に防犯カメラの購入を検討しても良いでしょう。
さすがに防犯カメラがある空き家に入ってわざわざ不法投棄する人はいないでしょう。
放火や不法侵入も同時に防げ、防犯カメラは犯罪の強力な抑止力となります。
またすでにごみを不法投棄されてしまった場合は、自分で処理することも可能ですが、練馬区で処分もできるようです。
練馬区によると、私有地に不法投棄されたごみについては、排出状況や管理場所などにより処理費用の負担など処分方法が異なるそうで、まずは管轄の清掃事務所に問い合わせをした方が良いようです。
地区によって管轄事務所が異なるようなので、こちらを参考にしてください。
(お問い合わせ)
〒176・179地域 練馬清掃事務所 電話:03-3992-7141
〒177・178地域 石神井清掃事務所 電話:03-3928-1353
練馬区の不法投棄に対するホームページはこちら(クリックで移動)
空き家の徹底管理が難しい方は東京空き家相談協会へ
不法投棄は空き家の管理を徹底して行うことで防ぐことは可能です。
しかし中には空き家と居住地が離れており、満足に管理を行えない方もいるでしょう。
そんな方は東京空き家相談協会にご相談ください。
当協会は相続・空き家のあらゆるお困りごとの解決を目指す非営利団体です。
適切な管理が難しい空き家の管理代行サービスも行なっており、必要性があれば庭木の剪定なども承ることができますので、ぜひご連絡ください。
まずは以下画像をクリックして相談予約しましょう!