空き家ジャーナル


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【東京都練馬区】空き家対策に関する助成金

更新日:2024年3月25日

閑静な住宅街として人気があると思いきや、ハリー・ポッターのスタジオがオープンしたり、日本長編カラーアニメーションの発祥の地であったりと様々な顔を見せてくれる練馬区。

 

そんな練馬区も空き家問題には頭を抱えています。

 

今回は魅力たっぷりな練馬区の空き家一つでも減らすため、練馬区の空き家対策の助成制度について紹介していきます!

 

 

 

練馬区の空き家事情

東京都練馬区光が丘公園の並木道の画像
東京都練馬区 光が丘公園の並木道

さて、練馬区の助成制度を見ていく前に、練馬区が抱える空き家問題についてみていきましょう。

 

練馬区の空き家数は約3.6万戸で東京都23区では5番目に空き家数が多い地域となっています。

 

空き家率をみると9.7%となっており、東京都の平均空家率10.8%に比べると低いものの、練馬区はそもそも住宅数が非常に多い地域なので、住宅も空き家も非常に多いと言えるでしょう。

 

また練馬区では平成27年から28年の間に空き家等実態調査が行われており、公共施設等を除いた民間建築物全棟が調査されました。

 

調査方法は敷地外からの外観目視により、空き家等の判定および建築物の老朽度等の判定を行う、というものでした。

 

老朽度の判定に関しては、老朽度の高いものから順にA(重度)、B(中度)、C(軽度)、D(問題なし)の4段階で判定されています。

 

調査の結果、空き家とみられる建築物は全部で1,507棟あり、その中でも堆積物などによる管理不全状態にある居住建築物(ごみ屋敷)は30棟発見されました。

 

具体的な空き家の老朽度別の棟数と内容は以下のようになっています。

 

練馬区空き家等実態調査の結果をお知らせします:練馬区公式ホームページ (city.nerima.tokyo.jp)より

 

なんと、もっとも深刻度が高いAに分類された空き家は211棟もあり、練馬区の空き家問題は相当重大なものであることがうかがえます。

 

 

練馬区の空き家に関する助成金

 

ここからは練馬区で活用できる空き家の助成制度を見ていきます。
練馬区の空き家にお悩みの方は活用してみてはいかがでしょうか。

 

住宅の耐震改修工事等の助成

 

以下の条件を満たすことで練馬区では耐震改修工事に対して、除却工事費用・建て替え工事・耐震改修工事・耐震診断・実施設計に対し、助成金が支払われます。

 

助成金額に関してはこちらをご確認ください

住宅の耐震改修工事等の助成:練馬区公式HP (city.nerima.tokyo.jp)

 

 

助成対象となるための条件

・住宅(戸建住宅、長屋、共同住宅※であること

※分譲マンションは2階以下、賃貸マンションは1,000平方メートル未満または2階以下

・住宅が練馬区内にあること

・昭和56年(1981年)5月以前に新築工事に着手した建築物で、新耐震基準に満たない住宅であること

・建築物におおむね違反がないこと

・住宅が助成禁止区域に入っていないこと

・助成金の交付申請は建築物の所有者が行うこと

・住民税等を滞納していないこと

・建替え工事助成の場合、工事後の住宅が土砂災害特別警戒区域内になく、省エネ基準に適合するものであること

 

 

道路に関する助成金

 

狭隘道路の拡幅・位置指定道路の申請・非常用通路の設置・住みきり用地の公道化に対して、それぞれ一定額の助成金が支払われます

 

難しい用語が多く並んでいますが、昔に作られた、法に基づいていない道路や幅員が狭い道路をなくして、

家屋の新築や除却をしやすくしたり、事故や災害が起きても安全な道路を増やそう、という試みだと思っていただけたら結構です。

 

女性の金額はそれぞれの工事内容によってばらつきがありますが、

5万円程度の補助金が出るものから、200万円を上限として助成金が出るものまであります。

 

諸条件は各内容によりだいぶ違うので、概要はこちらから確認してください

狭あい道路の解消について:練馬区公式ホームページ (city.nerima.tokyo.jp)

 

 

ブロック塀等撤去費用助成

 

ブロック塀を撤去する場合、練馬区が示す条件に合致しているブロック塀だった場合は助成金がもらえます。


その条件は以下の通りです。

①位置

区内の道路などに面していること

 

②高さ

地上から高さ80cm以上のもの

 

③危険度

危険度チェックリストで1つ以上チェックがつくもの(危険度チェックリスト:https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/bosai/jishinsonae/burokkubeitekyyo.html#cmsEB125

 

④時期

助成金の交付決定前に、撤去に着手または既に撤去済みではないこと
これらを満たしたうえで、ブロック塀の所有者またはマンションの管理組合は助成制度を利用できます(一定の理由で利用できない場合がございます)。

 

助成金は安全性に疑いのある塀で8,000円/ m、危険性が高い塀で17,000円/m※の費用が上限として助成されます。

※両者とも1mを10cm超えるごとに+1,000円

 

詳しくはこちらをご確認ください:ブロック塀等撤去費用助成について:練馬区公式ホームページ (city.nerima.tokyo.jp)

 

 

東京都練馬区に実家・空き家をお持ちの方は

 

以上のように、東京都練馬区では空き家問題解決のために様々な助成制度が実施されています。

 

練馬区にある実家や空き家に不安を抱えていた方は活用してみましょう。

 

助成制度を使いたいけど解体業者が見つからない…そんな方は東京空き家相談協会にご相談ください。

 

当協会では厳選した不動産業者と多数提携しているため、ご相談一つで適切な解決策と業者をスピーディにご提案します!何社も相談する必要がありません!

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この記事を書いた人

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一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。