近年は残される家族のために、早い段階から身辺整理を進める人が増えています。
終活の1つとして空き家や実家の生前整理をしておくことで、その後の家の解体や活用がやりやすくなるメリットがあるのです。
ここでは実家や空き家の生前整理とは何か、整理するときの手順や注意点をご説明します。
実家・空き家の生前整理を進めよう
生前整理とは遺品整理とは違い、亡くなる前に本人や家族が使っていない品物を処分したり売却したりといった身辺整理です。
どちらも財産や身の回りにある私財を整理することは共通ですが、タイミングが生前である点が大きな違いです。
これまでは亡くなった方の遺族が、遺品整理をして形見分けをするスタイルが一般的でした。しかし近年は終活により、自分のエンディングを考える方が増えています。
そこからできるだけ遺族に負担をかけないようにと、生前のうちに家の中を片付ける生前整理が注目されているのです。
引っ越しによって空き家になっている実家、所有している空き家があれば、そのままにせず生前のうちに片付けを進めましょう。
所有者が亡くなった後は、遺族がその後の片付けや空き家の解体、売却などの手続きをする必要があります。
空き家の残置物を処分し、空き家そのものの管理をするだけでも大変な手間がかかります。
早い段階から空き家の生前整理をしておけば、その後の対応がとても楽になるのです。
空き家の生前整理は何をするべき?
空き家の生前整理をする際には、次のようなことに注目して少しずつ進めていきましょう。
生前整理のメリットは自分のペースで片付けを進めていけること。亡くなってから遺族が片付けや空き家の解体、売却を行う時間や負担を減らせるため、ぜひ少しずつはじめていきましょう。
空き家の中にある財産を整理する
まずは空き家の中にある価値のあるものを仕分けしましょう。
特に骨董品や貴金属、ブランド品などは、処分する前に買取を依頼することで、その後の空き家の片付けや解体費用の節約につながります。
また、財産の相続を希望する際には、空き家にある財産を目録化しておきましょう。可視化することで、その後の生前贈与、亡くなった後の遺品の形見分けのときもスムーズです。
残したいものと不要なものを分ける
家にある物の中で、手元に残しておきたいものと手放しても問題ない物を仕分けしましょう。
特に空き家の管理者が存命のうちに、不要な物を手放していれば、その分片付けが楽になります。
もし手放すことが惜しいけれど、売れない品々があれば知人への譲渡、寄付の方法もあります。
一度に身の回りのものをすべて必要、不必要な物に分けることは時間がかかるため、少しずつ進めていきましょう。
部屋掃除をする
私物を減らして整理が終わったら、部屋掃除をすることも大切です。
これからまだ暮らす予定の家ならば、部屋を整理したことをきっかけにハウスクリーニングですみずみまで掃除してもらう方法もおすすめです。
また、近々空き家になる予定があれば、掃除をしておくことで劣化を防ぎ、その後の賃貸や売却につなげやすくなります。
空き家などの不動産の取り扱いを考える
私物を生前整理するだけでなく、家そのものをどうするかも早い段階で考えたい課題です。
特に将来自身が亡くなったあと、空き家になる可能性が高いのなら、生前のうちに売却や解体、別の方法への活用など今後のことを考えましょう。
また、親が亡くなった後は空き家になる可能性が高いのなら、相続する子供たちが話し合ったうえで、空き家の今後について検討しましょう。
まとめ
将来今住んでいる家が空き家になる可能性があったり、引っ越し前の家が空き家のままだったりするのなら、早めに家の中にある物を整理しましょう。
家の所有者本人が不要な物を売却、処分すれば将来遺族の負担を軽減できます。
また、後々実家が空き家になる可能性が高いのなら、早い段階から親と相談し子供たちで協力しながら片付けを進めていってみてはいかがでしょうか?
東京空き家相談協会では、空き家の片付けから解体、売却まで空き家に関するお悩みをトータルでサポートしています。
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