家の中の不用品を処分するのなら、できるだけ安く回収してほしいものですよね。
実際に”不用品を無料で回収します”と業者が自宅に営業にきたり、チラシがぽすとに入っていた経験がある方も多いのではないでしょうか?
今回の解説内容
- 無料の廃品回収車のカラクリ
無料の不用品・廃品回収業者のカラクリ
最近、廃品回収車を見かける機会が増えました。
この廃品とは、使えない、使わなくなったものを回収するための車です。
無料なら不用品をまとめて引き取ってほしいと思いますが、本来であれば不用品回収には費用がかかるものです。
また、リサイクル家電であればリサイクル料の支払いも必要なのです。
使えるパーツを解体後リサイクルしている
なぜ無料で引き取れるのでしょうか?
- 廃品を無料で引き取れる理由
- 使えるパーツなどを分解し、まだ使える部分を転売することで利益を得る廃品回収車があります。
- 不用品回収業者は「輸出」「リサイクルショップ」など、あらかじめ再販ルートを持っており、売れる不用品は売り、売れない不用品は最終的にアルミや鉄などの素材に分類され、リサイクル・換金します。
高く売れるものを探している
無料で回収する際に、いらないものをまとめて渡す人の中にはまだ十分に価値があるものを手放すこともあります。
たとえば貴金属や電子機器など、まだそのまま売れるものが廃品の中にあれば、売却によって利益が生まれる可能性もあるのです。
従来であれば買取するようなものを、無料で引き取ったうえで売却できるため利益が増えるというカラクリです。
無料の廃品回収車のトラブル例
本当に無料で引き取ってくれたとしても、その後の廃品の取り扱いによっては思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
また、いざ無料だと思って依頼したら、次のような金銭面での問題が起きることもあるのです。
トラブル例①無料のはずが処分料を請求された

いざ無料だと思って廃品回収を依頼したら、高い費用を請求されました。
事前に調べていた不用品回収費用の相場よりも高かったため、かなり痛手です。
このようなケースで、しぶしぶ支払わざるをえないトラブルが多くあります。
本来のリサイクル料金よりも高い金額を支払わされるケースがあるのです。
トラブル例②回収した家電が不法投棄されてた
回収した家電は、使えるパーツだけを抜き取ってあとは不法投棄する悪徳業者もいます。
だからこそ、きちんとした不用品回収業者に支払ったうえで、回収してもらいましょう!
トラブル例③業者の態度が怖くて売りたくないものも渡した
いざ回収を依頼したら、業者の態度が豹変して怖い思いをしたという例もあります。怖すぎる。
廃品回収車は無料と言いつつも、家にある高価な貴金属などを持っていこうとすることもあります。
手放したくないものまで持っていかれてしまわないよう注意しましょう。
トラブル例④貴金属など家にある高価なものを物色された
家の中に業者を入れたことで、そのまま金目のものを物色されてしまう危険性も高まります。
人目を盗んで貴金属を物色されたり持っていかれるなど、盗難被害につながる例まで報告されているのです。
だからこそ、無料につられて正体がよくわからない廃品回収車を入れないよう十分注意しましょう。
- 国民生活センター「不用品回収サービスのトラブル」
- 行政が認可している業者
- 適正な回収費用を提示している
- 適切なリサイクル料金を提示している
- 私財の片付けやクリーニングをしたい
- 空き家の残置物撤去をしたい
- 適正な業者を知りたい
きちんと行政が認可していることや、適正な回収費用、リサイクル料を提示しているところを選びましょう。
まとめ
不用品の処分を考え始めたときは、上記のような判断基準をもって調べましょう。
街中を走っている無料の廃品回収車は、「よく見るから」「安い方が良いから」と、選択してしまいそうですが、トラブルの原因になるため利用しないことをおすすめします。
気になったときはご連絡ください
当協会では、ご相談者様のエリアや予算感をもとに、一軒丸ごとの不用品回収や片付けなどを依頼できる、優良な専門家をスピーディに紹介したり、実際に完了するまで担当相談員が完全無料でサポートにつきます。
すこしでもトラブルを防ぎたい方はご連絡お待ちしております!
何から話せばいいか分からない方でも大歓迎!
この記事を書いた人

一般社団法人東京空き家相談協会
小峰千波
当協会の「空き家ジャーナル」は各専門家が監修しております。学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。