空き家ジャーナル


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【社会問題のごみ屋敷】「ためこみ症」とは?

更新日:2023年9月7日

ごみ屋敷の社会問題は年々深刻化しています。実はごみ屋敷になってしまうのは、本人の意思だけではどうしようもない病気が原因であるケースも少なくありません。

 

使ったものを捨てられず残してしまう症状は「ためこみ症」を発症している可能性があるのです。

 

ためこみ症とは何か、ごみ屋敷化を防ぐための対処法をご説明します。

 

ごみ屋敷の原因になる「ためこみ症」とは?

ためこみ症とは、持ち物を捨てられずにそのまま家の中に残してしまう症状のことです。

 

ためこみ症の人は物をすべて取っておくことに、強い必要性を感じている考えであり、物を手放すことが苦痛に感じます。そのため、使い終わった生活用品、食べたあとの弁当の容器など、あらゆるものを家の中に保管してしまうのです。

 

最終的にごみ屋敷の原因になり、ためこみ症の人が自分で片付けをすることは困難であるケースがとても多いです。

 

さらにためこみ症の問題は、自然的に治癒することがほとんどないこと。明確な治療法がないため、処分したくてもどうしても物を手放せないと苦しむ患者が多いのです。

 

ためこみ症の危険性

ためこみ症は物を捨てられないという状態だけでなく、その症状を放置した結果次のような危険性があるのです。

 

住居の衛生面での不安

ためこみ症により、物を捨てられない環境が続けば汚れたものや腐敗したものが部屋の中に残った状態が続きます。

 

するとそこから雑菌や害虫が発生し、衛生面での問題が出てしまうのです。ごみ屋敷になってしまった結果、体調を崩す原因につながることもあります。

 

特に食べた後の空になった容器、ペットボトルといった賞味期限があるものを、そのまま残しておくことは衛生面でとても不安です。

 

体調を崩してしまえば、ますます片付けが困難になってしまいます。ためこみ症によって、使い終わったもの、食べ終わったものも処分できない状態が続かないように、早めに対処しましょう。

 

居住スペースが狭まり日常生活が困難になる

ためこみ症によって家がごみ屋敷になると、居住スペースが極端に狭くなります。

 

人によっては布団で寝る以外の一畳分のスペースを除いて、すべてごみが置かれている状況の部屋もあります。

 

すると、日常生活をスムーズに送るだけでも困難です。せっかく洗濯した衣類も周りのごみで汚れてしまったり、歩くときにごみが原因で動きづらかったりと、日常生活のストレスが溜まってしまいます。

 

家の壁や床が傷む

ごみを放置したままでいると、悪臭や壁、床の傷みなど家そのものにも大きな影響が出るのです。

 

もし賃貸物件であれば、退去時にかかる費用は片付けだけでなく、床材や壁紙の張替が必要になればその分高額になってしまいます。

 

ためこみ症によるごみ屋敷化を防ぐには?

ごみ屋敷は社会問題になっており、自分自身の生活の質を下げるだけでなく周囲の人々への迷惑につながることもあります。

 

だからこそ、ためこみ症を自覚し、ほかの人やサービスを活用しながらごみ屋敷化を対策しましょう。

 

ごみ屋敷化を防ぐ方法①できるだけ新しいものを買わない

ためこみ症は自分の所有物を手放すことが苦痛な症状が特徴です。まずは家にある物を増やさないために、新しいものを購入しないように気をつけましょう。

 

極端な例ですが、弁当などの空の容器を捨てられないのなら、外食を選ぶことも1つの手段です。小物などをできるだけ購入せず、生活用品を中心に買い物すると意識するだけでも物を増やす予防になります。

 

ごみ屋敷化を防ぐ方法①家族や知人に片付けを手伝ってもらう

自力での片付けが難しいためこみ症は、家族や知人に協力してもらうことも大切です。

 

たとえば自分で捨てられないごみを、代わりに外に出してもらうだけでも、捨てるきっかけになります。

 

捨てる様子を見ることがつらければ、家族や知人に完全に片付けを任せましょう。一度にすべての不用品の処分がむずかしくても、少しずつ片付けを手伝ってもらえば、今以上にごみを溜め込まずに生活できます。

 

ごみ屋敷化を防ぐ方法①定期的に清掃業者に片付けを依頼する

家族が遠方で頼れない、なかなか知人に片付けを依頼することは難しい。

そういった方は定期的に片付けを清掃業者に依頼しましょう。ハウスクリーニングをお願いすれば、ごみ屋敷化を予防できます。

 

ごみ屋敷化してしまえば、通常の部屋の片付けよりも高額な費用がかかってしまいます。できるだけ早く、片付け業者やハウスクリーニングを依頼することが、自分で物を捨てられなくともごみ屋敷化の予防になるのです。

 

まとめ

ごみ屋敷化してしまった賃貸物件や所有している一軒家も、そのまま放置していれば将来遺族に迷惑がかかってしまいます。

 

だからこそ、早い段階からできる範囲で片づけられるように、専門業者の力を借りてみてはいかがでしょうか?

 

東京空き家相談協会では、将来空き家になる予定の家の片付けや解体、売却など、あらゆる相談に乗っています。

 

物が多くて家を手放したくてもできないと悩んでいる方や、空き家の清掃を定期的に依頼したいといった方も、東京空き家相談協会が業者を紹介するためご安心ください。

 

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