空き家ジャーナル


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実家の解体費用は誰が払う?

更新日:2023年9月22日

空き家になった実家は放置したままでは、火災や倒壊の危険性、周辺の住民への迷惑になります。

しかし、実家を解体する費用は誰が支払うべきなのか、相続時のトラブルになりやすいのです。

 

実家の空き家解体の費用は誰が負担するべきなのか、トラブルを避けるために事前に考えておきたいポイントをご説明します。

 

実家の空き家解体費用は「相続人」が負担

結論として、実家の空き家を解体する場合、その費用を支払うのは相続人です。

 

誰が実家を相続するのか、事前に決まっている場合はあらかじめ解体を想定したうえで、費用の準備が必要です。

 

ただし、気を付けたいのは実家を複数人が所有する場合です。その場合は相続人同士で話し合い、誰がどれだけ解体費用を分担するのか、取り決める必要があるのです。

 

実家の空き家解体にかかる費用相場は?

空き家解体にかかる費用の相場は、ずばり家の広さ、構造によって大きく異なります。

一般的な二階建て木造住宅の坪数は30~40坪です。

 

この標準的な家の取り壊しにかかる費用相場は、150~200万円です。これは土地の解体だけでなく、人件費や重機代、そのほか庭にある木や石の撤去など、さまざまな経費がかかるためです。

 

状況によっては200万円以上の解体費用がかかるケースもめずらしくありません。

それゆえ、一人だけで空き家の解体費用を捻出することがむずかしく、空き家を放置するケースもあるのです。

 

空き家解体の費用トラブルを避けるポイント

空き家の解体費用は、相続においてトラブルの元です。空き家を放置しないように、早い段階で費用のことを考えておきましょう。

 

空き家解体の費用トラブルを避けるポイント①解体費用の負担の割合を話し合う

空き家の解体にかかる費用分は、誰が何割負担するのか事前に取り決めておくと安心です。

 

たとえば3人が相続するなら、解体費用の200万円を3分割します。しかし、遠方に住んでいて実家にいた期間が短い人や、金銭的状況が厳しい人など、単純な分割ではトラブルになってしまう可能性があるのです。

 

ポイントは解体した土地を活用する人が誰か決めること。その後に土地を売却、別の方法で活用し、利益を得る人を中心に、話し合って解体費用の割合を判断しましょう。

 

空き家解体の費用トラブルを避けるポイント②解体に全員納得した状態で進める

思い出が詰まった実家を解体することは、抵抗を感じる親族もいます。

 

だからこそ、トラブルを防ぐには前もって話し合いを進め、親族から納得してもらうことが大切です。

 

空き家はやがて老朽化し、ずっと残せないことや危険性について理解してもらいましょう。

 

空き家解体の費用トラブルを避けるポイント③

まずは見積もりをとってみる

空き家の解体にどれくらい費用がかかるのか、実際に見積もりしてみなければ具体的な費用や計画がわかりません。

まずは解体業者に見積もりをしてもらいましょう。金額がわかることで、誰がどれくらい負担するのか、イメージがわきやすくなります。

 

想像よりも安く解体できるとなれば、スムーズに相続した実家の解体を進められる可能性もあるのです。

 

ちなみに、実家の庭に木や石などの撤去が必要な物がある場合がありますよね。その場合どうなるのでしょうか?

以前更新した空き家ジャーナルでご紹介しているので、ぜひご一読ください!

 

まとめ

相続した空き家をどうするのかという問題は、とても複雑です。身内同士では話し合いがまとまらず、平行線のままどんどん時間が過ぎ、空き家の老朽化が問題になる可能性もあるのです。

 

だからこそ、空き家問題は専門家にご相談ください。東京空き家相談協会では、空き家の相続、解体や売却、活用などお悩みを総合的に受け付けています。

 

悩みを解決に導くため、提携している優良な業者の紹介を無料で行っています。空き家に関するトラブルにお悩みの方も、今後空き家をどうするのか決めかねている方も、まずはお気軽にご相談ください。

 

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この記事を書いた人

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一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。