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八王子駅前徒歩1分 倒壊寸前の危険家屋

【2024年最新】東京都八王子市の一等地にある危険家屋

更新日:2023年12月19日

 

東京都の奥多摩地域に位置する八王子市。

交通手段の豊富さや商業施設の多さなどから近年ベッドタウンとして注目を集めており、不動産としての価値も見直されつつあるエリアです。

 

そんな八王子駅前の一等地に倒壊寸前家屋が。

 

テレビ東京も2023年4月に取材し、話題になった家屋について解説していきます。

 

 

 

一等地にキケンな家が・・・トラブルの全容

 

八王子から徒歩1分、八王子駅南口交番の丁度向かいの繁華街の一角には何年も放置されている家屋があります。

 

八王子駅前の危険な家
Yahoo!ニュースより引用

 

倒壊の危険性が高いため、八王子市では住民である50代の姉妹に対し、改善を申し入れますが対応されず、やむを得ず倒壊防止用のフェンスを設置し、今でも2週間に1回の訪問を続けています。

 

八王子市の危険家屋
Yahoo!ニュースより引用

 

隣に住む、花屋を営んでいた住人は

姉妹と両親が住んでいた頃は、ご近所付き合いも良く、何のトラブルもなかったのですが、その後ご両親が亡くなり10年ほど前からトラブルが多くなったと取材に対して説明していました。

 

インタビューに答えた住人は、隣人トラブルもあり、一昨年にお店をたたんでしまったとのことです。

 

この家に住む姉妹はインタビューに答えた住人以外ともトラブルを抱え、中にはホースで水をかけられた方や暴力を振るわれた方もいるそうです。

 

この家屋の状態は2019年に起きた台風を境に、倒壊の被害を増していきました。屋根はなくなり、雨漏りはひどくなる一方。

 

家屋の中はごみ屋敷同然となり、ハエやネズミも発生しているようです。以前は歩道を植木鉢や樹木が占拠し、歩行者はそれらをよけて通る必要がありました(現在は改善されたとのこと)。

 

今も交渉は続いていますが、進捗は良くないみたいです・・・。

 

 

 

実家の管理問題の難しさ

 

今にも倒壊しそうな家屋ですが、どうして改善措置を加えられないのでしょうか?

 

その理由として、現行の法律では該当の家屋に対する判断が自治体任せになっていたり、所有者に対してあまり強く勧告等をすることができないシステムになっているからということが言えます。

 

市としては建物の倒壊危険性について話をしたいようですが、2023年内は姉妹に会えなかったようです。

 

行政代執行に関しても、敷地にあるものは個人の財産のため、なかなか実行できないとのことでした。

空き家の場合は行政代執行による強制解体も可能となりますが、
「人が住んでいる」という観点から姉妹の権利が尊重される、というのはなんとも歯がゆいですね・・・。

 

法律上でも、家主が住んでいる家の管理は家主がやるものとされるため、行政の対応も難しい状況です。

 

八王子駅前危険空き家のポスト
号外NETから引用

 

ちなみに、空き家の行政代執行の場合、通常の解体費用より割高です。
「戸建ての解体」で事例を挙げますと、東京都葛飾区で180万円、北海道室蘭市で800万円、奈良県桜井市で250万円もの解体費用がかかりました。

 

東京都品川区では、解体ではなくごみ撤去で200万円請求など、あまりにも大きな出費・・・。

 

さて、気になるのはこの費用の出どころですよね。

一体誰が払うのでしょうか?

もしかして、この記事をお読みのあなたの税金が使われているのでしょうか・・・?

次項で解説いたします!

 

行政代執行とは?解体費用には税金が使われている?

解体工事

まず、行政代執行とは、著しく危険な空き家「特定空家」に対して、所有者などに変わり行政が強制的に措置を行なうことをいいます。

それにかかる費用は所有者などに対して「税金」として徴収されます。

 

破産したとしても、行政代執行の費用は残ります。 行政代執行の費用については、滞納国税と同様に「強制徴収」が認められており、これは行政が裁判所の裁判なしに債務者から徴収できることを意味し、破産したとしてもその義務は残ります

行政代執行の債務は、支払わないと消えないため避けられないことを理解することが重要です。

 

早くから専門的な相談先を知っておくだけでも、突然の相続や家のトラブルが起こった際に、適切な対応を進めることができます。

 

相続や実家の処分をお考えの際は、司法書士や税理士、弁護士といった専門家が在籍している東京空き家相談協会へご連絡ください。

不動産売却や買取、利活用や解体といった幅広いサポートを行なっております。

 

 

 

問題解決の糸口

 

今回のキケンな倒壊寸前の家屋の問題は、人が住んでいるという観点からも相当解決が難しい問題です。

八王子駅南口の写真
八王子駅南口(八王子市HP画像オープンデータ集より)

この家がある土地は駅から近く、資産価値も高いため(不動産会社関係者によると100㎡ほどで7,000万円もの価値があるそうです!)、今後の家について、自治体の働きかけが姉妹にとってポジティブな方向に影響してくれることを願います。

以下から不動産の売却査定もできますので、「まずは価値を知りたい」「高いうちに売却したい」とお考えの方はぜひお試しください!

問題が起きる前に・・・草刈りからでも依頼できます

草刈りのイメージ画像
草刈りのイメージ画像

今回は八王子駅にある、倒壊寸前の家屋について紹介しました。

当協会への相談者様も「長く住んで思い入れがあるからこそ、片付けたり手放すのが億劫になる」と寂しそうにする方も多いように、家を手放したくない理由は人それぞれです。

 

しかし意固地になって家に住み続け、周辺住民に迷惑をかけるくらいなら、家を新たな方法で活用することで、地域に貢献してはいかがでしょう。

誰も住まず活用目的もないまま放置されている空き家が増加することを避けるためにも、今できることを全力でサポートさせていただきます。

まずは、適切な管理をしたい方には「草刈り」などからもサポート対応しておりますので、お気軽にお声がけください!

驚くヒロミの画像
画像をクリックしてお気軽にご連絡ください!

または以下からご相談ください!

電話番号➡ 03-6258-0496

メール➡ message@tokyo-akiya.info

 

相談者様の手間や費用負担が最小限に済むよう、片付けや改修、解体、売却、訳アリ不動産専門買取といった幅広い提携業者とともに解決させます。

当協会は業者様から手数料をいただき運営しており、相談者様から費用をいただくことは一切ございません。自信をもって解決までサポートさせていただきますので、ぜひご相談ください。

 

 

ちなみに、東京都八王子市のごみ屋敷の片付け費用相場はこちらでご紹介しておりますのでぜひご一読ください!

何から話せばいいか分からない方でも大歓迎!

この記事を書いた人

小峰千波

一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

当協会の「空き家ジャーナル」は各専門家が監修しております。学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。