家族間で相続の相談を行なう際、遺産分割で揉める相続トラブルが発生する、というケースは多々あります。
このような争いは「争続」とも言われ、相続時に避けるべきトラブルのひとつです。
今回は「争続」が起こる理由や対処法を解説します。
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相続で揉める家族に見られる特徴
相続でトラブルが起こりやすい家族には次のような特徴がみられます。
- 相続財産に分割が難しい不動産が含まれている
- 一部の家族だけに高額な生前贈与がされている
- 一部の家族だけに介護の負担がかかっていた
相続トラブルは家族間での公平性をめぐって問題が起きるケースが多いです。
相続で揉めるほど仲が悪いのはなぜ?
しかしながら、今まで何十年も関わりのあった(ましてや一緒に住んでいた)家族同士が、なぜ相続トラブルを起こすのでしょうか?
大抵の場合、相続トラブルを起こす家族は相続の前から仲が悪かったり、
疎遠であったケースが多いです。
そのようになってしまう原因として、次のような理由が考えられます。
- 単純に気が合わない
- 親の接し方に差があった
- 兄妹同士で嫉妬や劣等感があった
- 住んでいるところが遠方で疎遠になる
性格や家庭環境の問題といった、なかなか根深い原因もあり、
相続トラブルを避けるために家族間の関係を改善するというのは難しいでしょう。
相続争いで起こりがちなトラブル事例と対処法
ここからは相続争いで起こりがちなトラブル事例と、その対処法を解説します。
ここで紹介するトラブルは多くの場合民法に則ったものではなく、
認められない可能性が高いので、トラブルに巻き込まれてもめげずに対応しましょう。
トラブル例・対処法①遺産を独り占めにされた
- 「特定の相続人に全部の財産を相続する」という旨の遺言書を書かれている
- 親と同居する子どもが遺産を抱え込んで分割協議を拒否している
といったケースがこちらに当てはまります。
遺言書にて上記の文言が書かれていた場合、法定相続人であれば遺留分請求を行うことで、
一定額の財産は相続することが可能です。
一方で他の家族が故意に遺産を抱え込んでいる場合は、法律上認められる行為ではありませんので、話し合いを行うか、弁護士に相談しましょう。
トラブル例・対処法②遺産分割で騙された
- 他の相続人に遺産を隠されている
- 多額の生前贈与を受けていたことを故意に秘密にされた
このような場合、正しい金額の財産を相続することができません。
このように他の相続人に騙されて遺産分割に合意した場合には、意思表示を取り消すことが可能です。
相手が遺産分割の取り消しに応じない場合には、訴訟をする必要があります。
トラブル例・対処法③家族が相続の話し合いに応じない
相続以前に家族が遺産分割の話し合いにすら応じてくれないというケースもあります・・・。
これは家族間の仲が悪い場合に特にみられるもので、何度相談を心がけても、拒まれるケースも少なくありません。
この場合には専門家など第三者を交えて話し合いの場を設けることでスムーズに話し合いに進めるケースがあります。
ただ、ご自身で用意した弁護士などは「自分に不利なことを提案するのでは」と疑心暗鬼になる方もいるので、
公平な立場から意見を述べることができる団体の専門家などを第三者として用意しましょう。
東京空き家相談協会は相談者様と専門家の中立の立場として、相談者様に不利のないよう寄り添い、チェックしながら解決までサポートしています。
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