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空き家放置はなぜいけないの?

空き家の放置はなぜいけないの?放置によるリスク3選

更新日:2023年9月4日

空き家の放置が大きな社会問題となっています。

皆さんも空き家と聞いて思い浮かべるのは、ボロボロのプレハブのような空き家なのではないでしょうか?

全国で空き家が増え続ける昨今、放置される空き家も増え続けています。

空き家の3分の1が放置状態?

国土交通省が平成26年度に行った空家実態調査によると、空き家所有者の自宅から空き家までの距離は、1時間以内が 67.0%と全体の約 2/3 を占めている一方で、「車・電車などで 1 時間超~3 時間以内」は 15.7%、「車・電車などで 3 時間超~日帰りが不可能」は11.0%となっています。

 

 つまり、全体の約1/3は空き家までの距離が1時間以上離れていることになります。1時間以上離れていると、なかなかメンテナンスに訪れることも難しいと考えられます。仮に空き家まで3時間かかるとしたらメンテナンスの時間と往復の移動だけで1日が終わってしまいます。社会人であればなかなか、メンテナンスに行けないのが現実でしょう。このようにして結果として放置されていきます。

 

空き家放置のリスク

空き家を放置することは様々なリスクがありますが、ここでは代表的な3つの事例について紹介していきます。

 

空き家放置のリスク①倒壊

人の住まなくなった空き家は、時間とともに建物の劣化が急速に進行する傾向があります。この劣化が放置されると、最終的には建物が崩壊してしまう危険性が高まります。その中でも特によくある倒壊の原因の一つが雨漏りです。

 

雨漏りは、屋根や壁の防水性が損なわれたり、劣化したりすることによって発生します。雨水が建物内部に浸入すると、その水分は木材や構造部材に浸透し、長い期間にわたって放置されることで建物の健全性を脅かす損害を引き起こします。

 

したがって、空き家の場合でも定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。雨漏りなどの問題が発見された場合には、早急に修理することが重要です。劣化や損傷が進行する前に対処することで、建物の寿命を延ばし、安全性を保つことができます。空き家を所有している場合は、定期的なチェックリストを作成し、必要な作業を計画的に行うことをおすすめします。

 

空き家放置のリスク②犯罪の温床になる

最近では空き家が犯罪の舞台として使用されるケースが少なくありません。

以下が空き家を利用した代表的な犯罪です。

 

・放火

・不法侵入

・盗難

 

こういった犯罪に利用される空き家に共通することは手入れが行き届いていないことです。

人の出入りや人の気配が感じられない空き家は、不法侵入を狙う犯罪者にとって格好の的となり得ます。閑散とした状態が続く空き家は、放置されているように見え、その存在が地域全体に対する安全感の低下を招く可能性があります。

 

空き家放置のリスク③近隣住民とのトラブル

手入れが行き届いていない空き家は、度々近隣住民とのトラブルの火種になります。

先ほども紹介したように放置された空き家は倒壊や犯罪の温床となってしまう可能性が高くなります。

当然、近隣住民の生活が脅かされることになりますのでトラブルに発展しやすいのです。

 

例え倒壊レベルまで行かなかったとしても、庭の草木が家の境界線をはみ出て近隣の家にまで侵入していたりということは多々あります。

こういったトラブルを未然に防ぐためにも空き家の手入れを定期的に行うことが重要です。

 

空き家放置の解決策3選

空き家の管理が重要ということは理解いただけたかと思いますが、そうは言っても定期的に手入れするのは難しいという方も多くいらっしゃるかと思います。

そこで、解決策を3つ紹介します!

 

空き家放置の解決策3選①売却する

空き家を売却することは、最も一般的な処分方法の1つです。不動産市場で適切な価格で売却することで、所有者は空き家からの収益を得ることができます。不動産仲介業者を通じて売却を進めることが一般的ですが、インターネット上での不動産売買プラットフォームを利用することもできます。

空き家放置の解決策3選②管理代行を依頼する

空き家の管理代行とは、所有者が自身の空き家を専門の管理会社に委託し、物件の管理や運営を行ってもらうサービスです。これにより、所有者は遠隔地に住んでいる場合や自身の都合で管理が難しい場合でも、物件を適切に維持・管理することができます。

どうしても処分したくない思い入れのある空き家などの場合はこの選択肢をオススメします。

空き家放置の解決策3選③貸し出す

空き家を賃貸物件として提供することも一つの方法です。修繕やリフォームをすることで立地によっては、賃貸収入を得ることが十分可能なケースもあります。ただし、賃貸経営には入居者管理やメンテナンスなどの責任が伴うため、注意が必要です。

 

まとめ

空き家の放置には多種多様なリスクが潜んでいます。

 

ですが空き家放置のリスクと原因をきちんと理解し、そのうえで有効活用するために手を打てば、逆にさまざまなメリットをもたらしてくれるのも事実です。

 

当協会では専門のスタッフが空き家の悩みを解決に導くため、お客様1人1人の悩みに合わせた方法でスピーディに対処いたします。

フォームのほかメールや電話でも受け付けているため、お気軽にご相談ください。

 

参考文献

https://www.mlit.go.jp/common/001109892.pdf

 

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この記事を書いた人

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空き家ジャーナル編集部

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