東京都八王子市では全国的な空き家数の増加を受け、「八王子市空き家の適正管理に関する条例」を平成25年に施行しました。これにより、空き家の管理がされていないと、罰金などの罰則の対象になります。
八王子の管理不全空き家について、知っておきたい罰則や注意点、そして管理不全を防ぐための方法をご紹介します。
八王子の管理不全空き家は罰せられる
空き家の維持管理をしないままでいると、倒壊による事故で近所の人々を巻き込んでしまったり、火災の原因になったりと多くのリスクがあります。
特に空き家が原因で、損害賠償を請求される事態など大きなトラブルにつながるケースも考えられるのです。だからこそ、八王子市では地域の安全のために「八王子市空き家の適正管理に関する条例」を制定しました。
空き家の所有者が適正に管理していなければ、市の職員による現地調査を行い、指導や勧告などを行う権利があります。
空家等対策の推進に関する特別措置法で増税・罰金リスクも
八王子市の条例だけでなく、平成27年には「空家等対策の推進に関する特別措置法」が全国的に施行されました。
これは保安上危険だとみなされた空き家は特定空き家に認定され、通常6分の1の固定資産税の特別控除を受けられなくなります。
さらに適切に管理するように、指導が行われ最終的に勧告を無視し続ければ、強制的に空き家を解体する行政代執行が行われます。
罰金や増税だけでなく、行政代執行になればその費用も負担しなければいけません。
周辺の人々への被害にもつながるため、八王子市の空き家を放置せず必要な手続きや管理を行いましょう。
空き家の管理不全を防ぐ3つの対策
空き家の管理不全によって、特定空き家に指定されると増税や罰金などのリスクがあります。
周辺住民とのトラブルにもつながるため、適切な管理や空き家を手放すといった対策が大切です。
管理不全を防ぐために、考えたい3つの手段をご紹介します。
空き家の管理不全を防ぐ3つの対策①空き家を建て替える
相続した人が暮らす予定がある、賃貸としての活用を考えているのなら、建て替えや補修によって再利用する方法があります。
特に旧耐震構造の空き家は、倒壊などのリスクが高いため早めの対策が必要です。建て替えることで老朽化した空き家を手放せるため、特定空き家の対策になります。
また、すぐに住まない場合も賃貸にすれば所有者が住まなくとも、空き家にならず管理ができます。
空き家の管理不全を防ぐ3つの対策②空き家の管理代行を依頼す
空き家をどうするかまだ決まっていないのなら、老朽化を防ぐために管理代行を依頼しましょう。
ご自身で空き家の片付けや、見回りをする方法もありますが、定期的に空き家に足を運ぶことは大変です。
空き家の管理代行なら内部や庭の簡易的な掃除、空き家に変化がないかといった老朽化のチェック、防犯対策なども任せられます。
空き家の管理不全を防ぐ3つの対策③空き家や土地を売却する
空き家を解体して土地として売却するか、空き家そのものを売る方法があります。所有しないで売却すれば、特定空き家のリスクを回避できます。
何より必要とする人が空き家やその土地を使ってくれるため、土地の有効活用にもつながります。
まとめ
空き家の売却や解体、片付けなどのお悩みは、東京空き家相談協会にご依頼ください。空き家は放置すれば特定空き家に指定され、そのまま放置すれば増税や罰金のリスクがあります。
そこで、空き家の解体、売却、管理代行など、早めに対処することが大切です。東京空き家相談協会は、無料の現地調査をしています。
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