空き家ジャーナル


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【東京都荒川区の事例あり】2024年度最新 東京都の空き家解体補助金

更新日:2024年4月2日

目次

空き家を放置することによって地震による倒壊が起きたり、害虫や害獣が発生したりと、自身にとっても近隣住民にとっても良いことがありません。

自己利用する予定がなければ解体すべきです。

 

しかしながら、解体工事はたとえ木造住宅であっても非常にお金のかかるもの。普通に暮らしている方がぱっと出せる金額でないことが多いです。

 

そんな時に利用してほしいのが空き家の補助金制度

今回は東京都の空き家補助金制度について解説します。

また、東京空き家相談協会に届いたご相談の中から、補助金を活用して東京都荒川区にある空き家を解体し、売却まで成功させた解決事例もご紹介します!

 

 

 

空き家解体に使える補助金の種類

 

ここでは東京都で利用できる空き家解体補助金の大まかな種類を紹介します。

空き家解体補助金には次のようなものがあります。

 

 

空き家解体に使える補助金の種類①解体撤去費助成

倒壊の恐れがある空き家に対して解体費用の一部を助成する制度です。

 

 

空き家解体に使える補助金の種類②都市景観形成地域老朽空き家解体事業補助金

老朽化等が著しく進んだことによって、その建物が周辺の景観や環境を損なっている空き家がある際、

都市の景観を守ることを目的に放置空き家の解体工事に補助金を支払う制度です。

 

 

空き家解体に使える補助金の種類③老朽危険家屋解体撤去補助金

空き家が老朽化のため、空き家そのものや構造物が倒壊等で破損し、近隣に被害を及ぼす可能性を防ぐために適用される補助金です。

 

上記の補助金制度など、自治体は人々の暮らしと命を守るために安全な街づくりに取り組んでいます。

解体工事の補助金制度もその取り組みの1つであり、そのほかにも建物の耐震・不燃化を進めるため、不燃化特区制度などを整備している自治体もあります。

 

 

補助金受給までの流れをご説明する前に、当協会にて補助金制度を活用した空き家解体事例をご紹介します。

 

 

【解決事例】東京都荒川区の放置空き家を解体後4,550万円で売却

解体工事のイメージ画像
解体工事のイメージ画像

まず以下をご覧ください。

今回ご紹介する当協会の相談・解決事例では、以下の空き家にどれだけ解体費用がかかり助成金を活用したか、そして相談者様の手元にきた売却益を各項目ごとに説明いたします!

所在地 東京都荒川区南千住3丁目
交通情報 常磐線南千住駅より徒歩16分
日比谷線南千住駅より徒歩15分
土地面積 76.61㎡(私道含まず)
接道 一方に舗装された公道が接道している
接道接面 7m
成約価格 4,550万円
成約㎡単価 59.4万円
成約坪単価 196.4万円
解体費用 160万円
助成金 54万円
売却益 4,444万円

 

 

 

【解決事例】東京都荒川区の放置空き家の相談概要

50代男性から当協会へ、以下のようにご相談いただきました。

 

  • 荒川区にある実家が空き家になってから5年放置しているが、
    再活用するのが難しく手放したい
  • 取り壊したいが解体費用が高く、出来るだけカットしたい

 

上記をお電話にてヒアリング後、築58年ということもあり、自治体の助成金制度の活用も視野に入れて現地を確認することにしました。

担当相談員と協会提携先の解体業者による現地調査は無料ですので皆さまもお気軽にご活用ください。

 

空き家は老朽化が著しく、住宅街だったことから、今後地震や台風を迎えるたびに更に危険な状態になると判断しました。

と同時に、以下の工程を進めました。

 

  • 荒川区への事前相談へ相談者様が参加
  • 提携先業者も含めた複数の解体業者で一括見積

 

これは、荒川区の空き家解体助成金を受けるためには、区への事前相談を受ける必要があるためです。

その後、区の職員により「助成金を受ける建物に適しているか」チェックするための現地調査がありますが、

その際当協会がまとめた該当建物の資料を渡しているため、とてもスムーズに進みました

 

 

【解決事例】東京都荒川区の放置空き家はいくらで解体した?

築年数が古くアスベストが含まれていたこともあり、別途作業が発生するなどの背景から、

該当の木造2階建ての空き家解体費用は160万円となりました。

 

一括見積が終わってしばらく経った頃、助成金を受ける建物であると認定され「内定決定通知書」が届きました。

その後、当協会からご案内した解体業者にて解体工事が実施されました。

 

ひとつ注意点として、助成金が支払われるのは工事完了後、工事費用を支払った後です!!

 

 

【解決事例】東京都荒川区の放置空き家を売却!成約情報はこちら

解体を進めると同時に、協会が提携している不動産会社にて仲介で売却するための契約が行なわれました。

結果、2ヶ月で買い手が見つかり4,550万円で売買契約に至りました

 

成約価格と土地の概要は以下となります。

所在地 東京都荒川区南千住3丁目
交通情報 常磐線南千住駅より徒歩16分
日比谷線南千住駅より徒歩15分
土地面積 76.61㎡(私道含まず)
接道 一方に舗装された公道が接道している
接道接面 7m
成約価格 4,550万円
成約㎡単価 59.4万円
成約坪単価 196.4万円
解体費用 160万円
助成金 54万円
売却益 4,444万円

 

当協会は幅広いネットワークがあるため、解体×売却相続×買取片付け×清掃など、さまざまなお悩みごとをまとめて解決できます。

今回ご紹介した事例のように、当協会が相談~売却までサポートに入ったことで、窓口ひとつでスムーズに解決まで運ばせることができたこともご好評いただきました。

 

もしお一人や、ご家族内でお悩みでしたら、

第三者であり、かつ相談者様と事業者様の間で中立的な立場である私たちにご依頼ください。

 

いくらで土地や戸建て、マンションが売れるか知りたい方は、

以下から画面上で土地の売却査定もできますのでご活用ください!

 

 

 

東京都荒川区の土地代はいくら?解体した方がいいの?

悩む人のイメージ画像
悩む人のイメージ画像

2024年の荒川区の公示地価価格は以下のように公表されています。

地価平均 坪単価平均 変動率
75万8793円/㎡ 250万8406円/坪 +7.23%

そのなかでも、今回ご紹介した南千住では、同じく2024年の公示価格が以下となっております。

地価平均 坪単価平均 変動率
58万0800円/㎡ 191万9999円/坪 +6.79%

なお、どちらも国土交通省提供のオープンデータをもとに作成しております。

荒川区は2024年時点、東京23区内で14位の公示地価であり、住宅需要があります。

 

もし解体をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。

解体したけど売れなかったから、解体費用分マイナスになってしまった・・・!

ということを避けるためにも、まずは解体の必要性からサポートさせていただきます!

 

 

続いては、補助金、助成金受給までの流れを解説します。

 

 

補助金受給までの流れ

 

自治体による違いもありますが、ここでは一般的な補助金受け取りまでの流れを紹介します。詳細な受け取り方は各自治体のホームページに記載されてますので、チェックしてみましょう。

 

補助金支給までの流れ①自治体への事前相談

たいていの補助金受け取りには事前相談が必須です。

ここでどのような補助金を受けられるか、受け取りの条件や申請の流れなどを一通り説明されます。

 

補助金支給までの流れ②自治体による現地調査

自治体の担当者が現地に行き、建物の老朽化度合いや耐震状況を確認します。

 

補助金支給までの流れ③解体工事の見積もりをする

解体業者に解体工事の費用見積もりを依頼します。

相場を知るためにも複数業者に解体見積もりを依頼しましょう。

 

補助金支給までの流れ④スケジュール調整

補助金を受けられる場合、受けられない場合を想定し、解体工事のスケジュール調整をしておきましょう。

解体工事は雨天などで延期されると料金が値上がりすることもあるので、

天気予報などを見つつ、晴れが多い時期を選んで行うと良いです。

 

補助金支給までの流れ⑤補助金受給のための必要書類・審査書類を準備

補助金申請に必要な書類を役所から入手しましょう。

また補助金受給に必要な審査書類を取得し、申請書とともに役所に提出しましょう。

書類提出から審査結果が届くまで、数週間から数カ月ほどかかるといわれています。

 

補助金支給までの流れ⑥審査結果の通知・受給書類の準備

審査結果が発表され、無事補助金の受給ができるようでしたら、

受給書類を準備しましょう。

受給は解体工事終了後となる場合がほとんどです。

 

 

補助金を受ける際の注意点

ここでは補助金を受給する際の注意点を解説します。

申請をする前に必ず確認し、申請に滞りがないようにしておきましょう!

 

補助金を受ける際の注意点①自治体によって制度が異なる

補助金は自治体によって補助金内容や条件が異なります

受給金額も異なりますので、解体工事をする予定の家屋の所在地を管轄する自治体の補助金制度には目を通しておきましょう。

 

補助金を受ける際の注意点② 対象はあくまでも解体工事費用のみ

空き家を解体する際には事前に空き家内の残置物を処分する必要があります。

また空き家を解体後、建て替えをする際にも別途で工事費が発生します。

このような解体工事以外の費用に関しては補助金が発生しないのでご注意ください。

 

補助金を受ける際の注意点③補助金は予算範囲内で先着順

補助金制度は常に受け付けているわけではなく、自治体の予算内で実質先着順となります。

申請の期間も自治体ごとに異なるため、申請期間開始のお知らせなど、自治体のホームページで定期的に確認しておきましょう。

 

 

東京23区空き家解体補助金一覧

 

ここまでは解体費用に関する補助金制度の基本的な内容をご紹介していきました。

それでは各自治体には具体的にどのような制度があるのでしょうか。

 

東京23区における補助金制度をご紹介しますので、特に23区内に持ち家がある方は一度チェックしてみましょう

 

とはいえ23区すべての自治体の補助金制度を列挙すると、内容量が多すぎるため、書き終わるころとには私の手が腱鞘炎で動かなくなります・・・・・・・・・

 

そこで23区の自治体の補助金制度のリンクをまとめましたので、ご自身でクリックして確認してみてください!

足立区 不燃化特区について|足立区 (city.adachi.tokyo.jp)
荒川区 不燃化特区内で古い建物を解体したい方へ/荒川区公式サイト (city.arakawa.tokyo.jp)
板橋区 老朽建築物等対策支援事業|板橋区公式ホームページ (city.itabashi.tokyo.jp)
江戸川区 老朽住宅除却工事助成制度 江戸川区ホームページ (city.edogawa.tokyo.jp)
大田区 大田区ホームページ:木造住宅除却工事助成事業(耐震化助成事業) (city.ota.tokyo.jp)
葛飾区 不燃化特区内の老朽建築物の取壊しへの助成|葛飾区公式サイト (katsushika.lg.jp)
北区 空家の除却支援事業(老朽家屋除却支援事業)|東京都北区 (city.kita.tokyo.jp)
江東区 老朽建築物の除却助成|江東区 (koto.lg.jp)
品川区 助成金の内容|品川区 (city.shinagawa.tokyo.jp)
渋谷区 老朽建築物の除却・建替え支援助成制度(不燃化特区区域内限定) | 耐震助成 | 渋谷区ポータル (city.shibuya.tokyo.jp)
新宿区 木造住宅密集地域における不燃化建替え促進事業:新宿区 (shinjuku.lg.jp)
杉並区 【旧耐震基準】木造住宅等の除却に関する助成制度|杉並区公式ホームページ (city.suginami.tokyo.jp)
墨田区 老朽危険家屋除却費等助成制度 墨田区公式ウェブサイト (sumida.lg.jp)
世田谷区 建物の不燃化に向けた助成制度のご案内【不燃化特区制度】 | 世田谷区ホームページ (setagaya.lg.jp)
台東区 老朽建築物等の除却工事費用の助成 台東区ホームページ (taito.lg.jp)
千代田区 千代田区ホームページ - 建築物の耐震化促進助成 (chiyoda.lg.jp)
中央区 中央区ホームページ/建築物の耐震助成制度 (chuo.lg.jp)
豊島区 不燃化特区における特別な支援|豊島区公式ホームページ (toshima.lg.jp)
中野区 中野区では建築物の解体工事にかかる費用の助成制度はありますか | 中野区 (tokyo-nakano.lg.jp)
練馬区 防災まちづくり事業の主な内容:練馬区公式ホームページ (city.nerima.tokyo.jp)
文京区 文京区 耐震改修工事助成 (bunkyo.lg.jp)
港区 港区ホームページ/民間建築物耐震化促進事業(建替え・除却助成) (city.minato.tokyo.jp)
目黒区 木造住宅等除却工事助成制度 | 目黒区 (city.meguro.tokyo.jp)

 

 

空き家の解体費用が心配な方は東京空き家相談協会へ

 

解体費用が心配な方は東京空き家相談協会にご相談ください。

 

当協会では建物の解体をしたい、というご相談を受けてから実際に解体を実施するまで無料でサポートしております。一括見積をしたのち厳選した最安値の有料解体業者を紹介しておりますので、解体費用が気になる方はぜひご相談ください!

今回ご紹介したように、空き家がある地域の自治体が解体補助金をまだ受け付けているかもお調べしサポートしております

 

既に解体業者に見積もりを依頼された方でも、セカンドオピニオンとしてのご利用も大歓迎です!

 

以下の画像をクリックしてご連絡ください!相続・空き家の総合相談窓口

 

または以下からご相談ください!

電話番号➡ 03-6258-0496

メール➡ message@tokyo-akiya.info

何から話せばいいか分からない方でも大歓迎!

この記事を書いた人

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一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。