空き家の管理と言えば、空き家内の掃除や老朽化部分の修繕が注目されがちですが、空き家周りの草刈りも実は非常に大事な作業です。
草刈りを軽視し怠っていると、空き家の景観を損ねたり、資産価値を下げることにつながります。
今回は空き家の草刈りについて詳しく解説していきます。
空き家の草刈りをやるべき理由
空き家の草刈りは大した作業ではないと考えている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
空き家の草刈りは以下の理由から欠かさず行うべき作業です。
空き家の草刈りをやるべき理由①景観を損ねる可能性があるから
草木の手入れがされておらず、そのままにされている空き家は雑草が生い茂り、景観が損なわれます。
雑草類は繁殖力が強いため、早急に手入れを必要があるでしょう。
もしかしたら皆さんも見たことがあるかもしれませんが、草木を放置していたことで、空き家が草木でおおわれてしまうといったことも起こり得ます。
景観が損なわれるといった理由から、周辺住民の苦情が増えると、空き家が「管理不全空家」「特定空家」に指定される可能性も高まります。
このような指定をされると、固定資産税の特例が適用できなくなったり、
改善措置命令を無視した場合には行政代執行(自治体による強制的な解体)の対象になりますので、早いうちに空き家の草木は処分しましょう!
自治体に解体してもらえるならいいか~、と一瞬思ってしまいそうになりますが、多額の解体費用は所有者に請求されるのでお気を付けください。
空き家の草刈りをやるべき理由②売却時の査定額が下がる
空き家を売る際には、景観や管理状況が査定額に反映されます。
空き家に雑草が生い茂っていると、景観の点で大きなマイナスポイントになるので、売却査定価格が下がってしまうでしょう。
空き家を売りたい、とお考えの方は特に空き家の草刈りを徹底しましょう。
不動産の売却査定が気になる方は、ぜひ以下からお試しください!
空き家の草刈りをやるべき理由③近隣トラブルの原因になる
空き家にある草木や木の枝などが隣の人の敷地にはみ出す(越境といいます)ことで、近隣住民とのトラブルが起こる場合があります。
近隣住民との関係が悪化すると、いざ空き家を売るために境界確定をする際や(境界確定をするには隣地住民の立会いが必要)、
空き家の解体をする際に(解体をする際は近隣住民に挨拶をするのが一般的)スムーズに進まなくなってしまいます。
将来的ないざこざを避けるためにも空き家の草刈りを行いましょう。
空き家の効果的な草刈り方法
空き家の草木を自分の手で処分するにはどのような方法が効果的なのでしょうか?
自らの手で草むしり、鎌を使って草を刈るといった根性論重視のスタイルでも当然草刈りは可能ですが、
ここではなるべく楽に草刈りを行うための手段をご紹介します。
空き家の効果的な草刈り方法①草刈り機を使用する
草刈りを効率的に行うのに便利な道具が草刈り機です。
最近ではさまざまな種類の草刈り機が販売されていますが、敷地面積が広い場合は広範囲を動き回れるコードレスタイプがおすすめです。
雑草に混じって細い木などもある場合は、電動式ではなくよりパワーのあるエンジン式の方がきれいに刈り取れます。
しかし草刈り機の場合は根元から雑草を刈り取れませんので気をつけましょう!
空き家の効果的な草刈り方法②除草剤を使用する
根元から雑草を無くすのに便利なのが、除草剤です。
背丈が高い場合は伸びた葉や茎に直接散布して枯らせる液体タイプや、
背丈が高くない場合は土に撒いて根元から枯らせる粒状タイプが利用できます。
しかし薬品をまくことになるので、自身や近隣住民への健康被害を考え、適切な量の除草剤を使いましょう。
業者に依頼した場合の費用相場
所有している空き家が遠方にある場合や、処分しなければならない草木の量があまりにも多い場合は、専門業者に草刈りを依頼しましょう。
専門業者に草刈りを依頼した場合の費用相場は次の要素で決まります。
・面積単位(1㎡当たり)
・時間単位(1時間当たりもしくは1日単位)
・除草の量(刈り取った草の処分量)
これらを考慮すると、例えば50㎡の敷地面積にかかる草刈りの費用相場は15,000円~25,000円だと言われています。
業者に来てもらうための出張費用も別途加算されます。
草刈りを依頼する際の費用を少しでも安くするには、複数の業者に依頼をすることが大事です。
複数社から見積もりを取ることで、その空き家の草刈りにかかる費用相場が分かり、最もお得な業者を選択することが可能になります。
東京空き家相談協会では、相談者様自身の負担を減らすためにも、
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空き家は家屋内の清掃・修繕だけでなく、今回紹介したように草刈りなどにも力を入れなければならず、管理が大変です。
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