空き家数の多さに課題を抱える東京都。
各区の自治体は空き家を少しでも減らすべく、空き家の解体費用を助成する制度を設置しています。
今回は教育環境が整っており、ファミリー層からの人気が高い、文京区の空き家解体費用に関する助成金制度について解説します。
東京空き家相談協会では、
- まだ相続していないけど売却したい不動産がある
- 空き家を解体・売却したいが
複数の業者とやり取りするのは避けたい - 早く手放したい古い家がある
- 固定資産税や管理費用を支払い続けるのがイヤ
このようにお考えの方の想いを解決させます。
以下の画像をクリックして相談予約お待ちしております!
【全額補助の可能性】東京都文京区は空き家解体に助成金が出る!
文京区では「空家対策事業」が行われており、一定の条件を満たした空き家は除却(解体)の際に助成金をもらえる場合があります。
まずは文京区の空き家を助成金を活用し解体した相談事例をご紹介し、
区の制度を活用した場合、空き家の解体がどれくらい容易になるのかを見ていきましょう!
詳しい助成制度に関しては後ほど解説していきます。
【解決事例】東京都文京区の放置空き家解体を全面サポート
最近「空き家ジャーナル」では助成金を活用し空き家を解体・土地売却におつなぎした、当協会の解決事例をシリーズとしてご紹介しています。
しかし今回ご紹介する文京区では、解体後の跡地を区が借り、行政目的で活用するため、一味違う事例となっています。
- いくらで解体したか
- 当協会がどのようなサポートをしたか
上記も合わせてご紹介します!
もし今、東京都内に空き家や古家をお持ちの方は当協会にご連絡ください。
「今後活用目的がないから放置したい」そのような場合でも大丈夫です。
【解決事例】東京都文京区の放置空き家の相談概要
40代女性から当協会へ、以下のようにご相談いただきました。
- 実家を相続後年単位で放置しており、老朽化が酷い
- 何かには活用できそうな場所だが、自分は手放したい
- 時々換気をしに空き家へ行くと、
近隣が不安に思っていると意見を聞く
お電話でのヒアリング翌日、提携している不動産会社のスタッフと共に、相談者様立会いのもと現地調査にお伺いしました。
外壁が一部崩れ、庭木が伸びきってツルが張っていました。
建物内部も鬱蒼としており、匂いだけでも害獣が入り浸っていることが分かるほどでした。
不動産会社のスタッフも、残置物を撤去したり、表面的に改修するのでは人が住める状態ではないと言うほど。
では、この空き家はいくらで解体したのでしょうか?
ヒアリング・現地調査・相談サポートすべて無料で最後まで伴走します。
同じように不安を抱いている方は以下からご連絡ください。
助成金を受け取るまでの流れは本コラム下部で解説しております。ぜひご一読ください!!
【解決事例】全額補助!東京都文京区の放置空き家はいくらで解体した?
該当の木造2階建ての空き家解体費用は150万円となりました。
杉並区の空き家解体助成金申請には、工事個所ごとに除却前、除却中、除却後の施工過程がわかるように写真を撮る必要があるなどルールがあります。このような撮影も当協会がサポートいたしました。
この後もご紹介するように、文京区では200万円を上回らない限りは解体費用を全額補助してもらえます。
つまり、相談者様が気にしていた費用負担の心配が、一切カットされました。
【解決事例】東京都文京区の放置空き家は解体後にみんなの場所へ!
本コラムで解説するように、東京都文京区では「空き家解体後の跡地は区が活用する」ということが助成金制度の条件です。
今回の解体後の跡地も、文京区に受け渡しました。
東京都文京区の土地代はいくら?解体した方がいいの?
2024年の杉並区の公示地価価格は以下のように公表されています。
㎡単価平均 | 坪単価平均 | 変動率 |
144万0764円 | 476万2858円 | +7.65% |
こちらは国土交通省提供のオープンデータをもとに作成しております。
杉並区は2024年時点、東京都内で8位の公示地価であり、住宅需要があります。
もし解体をご検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
解体したけど売れなかったから、解体費用分マイナスになってしまった・・・!
ということを避けるためにも、まずは解体の必要性からサポートさせていただきます!
いくらで土地や戸建て、マンションが売れるか知りたい方は、
以下から画面上で土地の売却査定もできますのでご活用ください!
続いては、補助金、助成金受給までの流れを解説します。
文京区の空き家解体助成制度の詳細
文京区では「空家対策事業」が定められています。
この事業では、所有者からの申請があった空き家が危険な状態かつ除却後に行政目的に利用可能だと判断された場合、区が一定額の除却費用を補助します。
助成金額などの詳細は下記で説明します。
文京区の空き家解体助成制度の詳細①助成金の限度額
文京区における空き家の除却に対する助成金の額は最大で200万円です。
他の区では具体的な計算式を使って助成金額を決めるケースが多いですが、
文京区では200万円を上回らない限りは解体費用を全額補助してもらえるようです。
文京区の空き家解体助成制度の詳細②助成金の対象者
助成金の対象者は以下のように定められています。
- 空家等の所有者又は所有者から委任を受けた者であること
- 空家等対策事業の内容に同意すること
- 区長が必要があると認めた場合において、区職員が空家等に立ち入り、必要な調査を行うことに同意すること
- 事業の申請をする日までに納付すべき住民税、固定資産税等を滞納していないこと
これらの条件全てに当てはまる方でなければ助成金の申請を行うことはできません。
文京区の空き家解体助成制度の詳細③助成金の対象建築物
助成金を受けることができる対象建築物は「管理不全のため危険な状態となっている空家」と定められています。
ここでいう「管理不全な空家」とは次の空き家を指します。
- 老朽化、劣化又は自然災害により、空家等の崩壊、崩落若しくは建築材の飛散又は空家等の敷地内に存する樹木の倒伏等が発生し、人の生命、身体又は財産に危険が生じるおそれのある状態
- 不特定の者が容易に侵入することができ、
犯罪又は火災を誘発するおそれのある状態 - 動植物、害虫等が繁殖し、周囲の生活環境に害を及ぼすおそれのある状態
- 空家等の老朽化、劣化等により、地域の良好な景観に悪影響を及ぼしている状態
これらのいずれかに当てはまる空き家を文京区では管理不全な空家とみなされるようです。
文京区の空き家解体助成金を受け取る流れ
文京区で空き家解体の助成金を受け取るまでの流れは以下の通りです。
- 所有者等からの申請に基づき、管理不全のため危険な状態になっている空き家の危険度を区が調査し、除却後の跡地が行政目的に利用可能か検討※
- 申請された空き家が危険な状態となっており、跡地の行政利用が可能な場合には事業対象の認定を受け、区と跡地利用契約を締結した後に所有者等が自ら空き家を除却
- 区が200万円(消費税を含む)を上限に、除却に要した費用を補助
- 除却後の跡地を区が所有者から原則10年間無償で借り受け、行政目的で利用
※区が危険度を調査した結果、継続して使用できると判断された空き家は所有者の意向を確認し、地域課題に取り組むNPO等へ情報提供が行われます
上記の流れからわかる文京区の助成金制度の注意点としては、
空き家の跡地を区が活用するという点でしょう。
区から空き家解体の補助を受けると、解体してすぐに土地売却、ということが難しくなります。
前項でもご紹介したように、文京区の公示地価は144万0764円/㎡と上昇しています。文京区の不動産価格は東京都内でも比較的高めです。
当協会では、すぐに解体すべきか他の方法があるか、というお悩みからサポートしております。どうすれば相談者様の負担なく、メリットがある方向性にできるか担当相談員が万全のフォローをしておりますので。安心してご連絡ください!
空き家解体に関するよくあるご質問
ここからは空き家解体に関して東京空き家相談協会によく寄せられる質問をご紹介します。
空き家解体業者をお探しの方はぜひ参考にしてみてください!
空き家解体に関するご質問①解体工事前の着手金はいくらかかりますか?
解体業者によっても違います。均等割の場合が多く、例えば解体費用が200万円の場合、
着手金が100万円で完工金が100万円という金額になります。
空き家解体に関するご質問②解体工事費用の支払い方法は?
基本的には銀行振込または現金でのお支払いの解体業者が多いです。
他の区の解体・売却事例は以下でご紹介しています。
比較用にも、ぜひご覧ください!