数年に一度のペースで大きな地震が起きる日本では、
住宅の耐震性能を上げる取り組みが急務です。
しかし、耐震リフォームは非常にお金がかかるもの。
思い立ったらすぐ行動に移す、というのはなかなかハードルが高いでしょう。
そこでお勧めしたいのが耐震シェルターです。
東京都では耐震シェルターの助成を行っている地域もあり、耐震リフォームよりもローコストで作ることができます。
今回は耐震シェルターや東京都の行う耐震シェルター助成に関してご紹介します。
耐震シェルターとは?
耐震シェルターとは、家屋内の一定範囲内に作る、
地震による家屋の倒壊から身を守るための装置です。
耐震リフォームに比べ、工事範囲が狭く、自宅に居住しながらでもシェルターを作成することができます。
耐震シェルターを設置すべき理由
金銭的事情などで耐震リフォームができない方でも耐震シェルターは絶対に作るべきです。
なぜなら日本は世界有数の地震大国だからです(下図参照)。
マグニチュード6以上の大きな地震の2割は日本で起きているものとなっています。
また、1946年から2018年で日本で起きた地震のうち、死者・行方不明者が20人を超える地震は17回起きています。
名称 | 発生年月日 | マグニチュード | 被害状況 | |
死者・
行方不明者 |
全壊・焼失・流出家屋 | |||
南海地震 | 1946.12.21 | 8.0 | 1,443 | 13,119 |
福井地震 | 1948.6.28 | 7.1 | 3,769 | 40,035 |
十勝沖地震 | 1952. 3. 4 | 8.2 | 33 | 921 |
チリ地震津波 | 1960. 5.23 | 9.5 | 139 | 2,830 |
新潟地震 | 1964. 6.16 | 7.5 | 26 | 2,250 |
1968年十勝沖地震 | 1968. 5.16 | 7.9 | 52 | 691 |
伊豆半島沖地震 | 1974. 5. 9 | 6.9 | 30 | 139 |
伊豆大島近海地震 | 1978. 1.14 | 7.0 | 25 | 96 |
宮城県沖地震 | 1978. 6.12 | 7.4 | 28 | 1,183 |
日本海中部地震 | 1983. 5.26 | 7.7 | 104 | 987 |
長野県西部地震 | 1984. 9.14 | 6.8 | 29 | 24 |
北海道南西沖地震 | 1993. 7.12 | 7.8 | 230 | 601 |
兵庫県南地震 | 1995. 1.17 | 7.3 | 6,436 | 111,054 |
新潟県中越地震 | 2004.10.23 | 6.8 | 68 | 3,175 |
東北地方太平洋沖地震 | 2011.3.11 | 9.0 | 19,630 | 121,781
【平成30年3月7日現在】 |
熊本地震 | 2016.4.14 | 7.3 | 269 | 8,668
【平成30年8月14日現在】 |
北海道胆振東部地震 | 2018.9.6 | 6.7 | 42 | 462
【令和元年8月現在】 |
※死者・行方不明者が20人を超える被害地震を掲載 (出典 内閣府及び気象庁HP)
中でも阪神淡路大震災の検視統計では地震による直接死のうち、83.3%が家屋倒壊による死亡となっています(下図参照)。
自分の身を守るためにも、耐震シェルターは必要不可欠です。
耐震シェルター設置のメリット・デメリット
耐震シェルターは耐震リフォームをするよりも費用が安く、住宅に居ながら工事を行うことができるため、かなり手軽に行うことができます、
しかしながら、家屋全体を守るわけではないので、シェルターによって守られた部分以外は損傷・倒壊してしまう場合があります。
東京都が行う耐震シェルター助成制度
東京都では耐震シェルターを作るための助成制度を実施している地域があります。
東京23区では北区、江戸川区、渋谷区、台東区、港区、江東区以外すべての区で実施されており、
その他市部でも一部の地域で制度が実施されています。
全て紹介すると非常に長くなってしまうため、一部抜粋して紹介します。
終わりに
日本に住んでいるで済んでいる以上、地震を避けて生活することは不可能です。
しかし、地震の被害から身を守ることができます。
地震から自分自身や大切な人を守るためにも、耐震シェルターの作成を検討すべきではないでしょうか。
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