空き家ジャーナル


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戸建て解体工事にかかる期間は?工期が遅れる理由も解説

更新日:2024年2月1日

急に始まり急に終わるもの。

 

皆さんは何を思い浮かべますか?

 

読者数の少ない連載コミック。そこまで仲良くない人との世間話。

 

はたまた人生でしょうか。

 

色々な答えがあると思いますが、私の思い浮かぶものは「解体工事」です。

 

自宅の近くで急に工事が始まったと思ったら、いつの間にか終わっています。

外から見ればそのように感じる解体工事ですが、実は当事者からすれば非常に大変なものでもあります。

 

さて、回りくどい前書きとなりましたが、今回は解体工事にかかる期間について解説していきます。

 

 

解体工事にかかる期間

 

一般的な家屋にかかる解体工事自体は7日~10日ほどかかるといわれています。

 

一週間ほどで終わるということなので、案外短いようにも感じますが、工事前後の手続きを含めると、結局2か月ほどかかるようです。

工事の手続きには次のようなものが含まれています。

・業者選定

・家の片づけ

・近隣挨拶

・現地調査

 

準備をスムーズに行うことが解体工事を早く終わらせる秘訣と言えるでしょう。

 

 

建物構造によって変化する工事期間

 

事前準備によって変わる解体工事期間ですが、建物の構造によっても工事期間が前後します。

 

次項からは建物の構造ごとにかかる解体工事の期間について解説していきます。

 

 

建物構造ごとにかかる解体工事期間が違う!①木造

 

木造家屋は解体が容易です。

 

延床面積25坪〜30坪前後の木造二階建て家屋で解体工事にかかる期間は3〜10日程度と言われています。

平屋であれば4~5日、小さな倉庫や建物で2~3日程度となり、木造建物の工事期間はかなり短いです。

 

 

建物構造ごとにかかる解体工事期間が違う!②鉄骨造

 

鉄骨造の建物は木造に比べ耐久性が高く、梁や柱に鉄骨を使っているため、解体難度が上がります。

 

延床面積が25坪程度の家屋で10〜20日程度、延床面積50〜100坪程度の建物で10〜30日程度の解体工事期間がかかるでしょう。

 

建物構造ごとにかかる解体工事期間が違う!③鉄筋コンクリート造

 

鉄筋コンクリート造の建物は、梁や柱、壁などに鉄筋とコンクリートが用いられており、構造がより頑丈になっています。

 

一般的にはマンションやビルに使われる構造であり、解体にはある程度の時間を要します。

 

延床面積が25坪程度の場合は2週間以上、延床面積50〜100坪程度の場合は15〜45日程度の期間が必要です。

 

 

建物構造ごとにかかる解体工事期間が違う!④鉄骨鉄筋コンクリート

 

鉄骨造と鉄筋コンクリート造を組み合わせた鉄骨鉄筋コンクリート造は、大型商業施設や高層ビルに用いられる構造です。

 

耐久性に非常に優れ、そのため解体工事期間も長くなります。

 

床面積50〜100坪程度の大きさの物件であっても30〜80日程度が解体期間を有します。

 

解体工事が遅れる理由

 

ここまでで具体的な解体期間についてはほとんど触れましたが、場合によってはこの期間が更に伸びる場合もあります。

その主な理由として、次の5つの原因が挙げられます。

 

①悪天候

解体工事は屋外で行うため、天候の影響を確実に受けます。

特に雨や台風が来てしまうと、作業自体が危険なため工事を中断する場合や、重機を動かせないことがあります。

 

②近隣トラブル

工事による騒音や振動によって近隣住民から苦情が来ることがあります。

基本的には近隣へのあいさつ回りを行うため、苦情は発生しないことも多いですが、発生した際には対応に追われて工事がストップすることもあります。

 

③地中埋没物

地中埋没物とは、建物敷地内に昔から埋まっていた残置物のようなものです。

工事前に地中埋没物を発見することは簡単ではなく、工事中に発見されるというケースはよく見られます。

解体工事中に地中埋没物が発見されると、どうしても工事期間が延びてしまいます。

 

④重機を使わない解体作業が多い

安全性の面から重機を使わず手作業で作業を行う、ということはあるのですが、その場合工期が延びてしまいます。

重機を使わない分、効率性が下がるため、当然ではあるのですが、このケースでは人件費も上乗せされる可能性がある点に注意です。

 

⑤立地条件が悪い

敷地形状が悪い、接道している道路の幅が狭いといった要因で、重機が搬入できない場合には工事期間が長くなります。

これに関しては物件の現地調査などを通して事前にわかることなので、解体業者との現地調査等を通して正確な工事期間を見積もりましょう。

 

 

解体工事をなるべく予定通り進める方法

 

解体工事にはどうしてもアクシデントが起こる場合があり、完璧に予定通り終わらせる、ということは不可能に近いのですが、次のことを心がけることで、解体工事がスムーズに終わるように努めることはできます。

 

・天候が安定している時期を選ぶ(梅雨や台風の時期を避ける)

・家屋内の残置物を処分する

・業者とのコミュニケーションを怠らない

・近隣住民に挨拶をし、工事への理解に努めてもらう

・業者選定を早めに行う

 

これらを心がけて、円滑に工事を進めましょう!

 

 

解体工事をお考えの方へ

 

自宅などの解体工事を検討されている方は東京空き家相談協会にご相談ください。

 

当協会は主に空き家の売却・買取・活用・管理・解体・相続といった幅広いご相談を受け付けており、相談者様のご意向に合わせて厳選した解体工事業者をご案内します。

 

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