古くから日本人に親しまれ、昔は生命線でもあった井戸ですが、現代においては水道が普及し、まったく見かけなくなりました。
特に東京都の都心で育った若年層の方は、観光地か映像作品でしか井戸を見たことがないと思います。
今回はそんな井戸を解体する手順や費用について解説していきます。
井戸解体の手順
井戸の解体手順は通常の家屋解体とは大きく異なります。
普段の家屋解体よりもなれないことが多いと思いますので、業者とともに手順をきちんと確認しましょう。
魂抜きと息抜き
いきなり陰陽師や呪術廻戦を連想できそうなワードが出てきましたが、ほとんど関係ありません。
魂抜きとは井戸を解体する前に行うお祓いのことで、息抜きとは井戸を埋める際に行う井戸の水抜き・ガス抜きのようなものです。
もちろん息抜きもお祓いの意味合いを持っています。
魂抜き・息抜きに関しては別記事で詳しく解説しますので、こちらをご覧ください!☟
井戸の埋め戻し
埋め戻しとは井戸の穴を塞ぎ、井戸としての機能を停止させる作業です。
井戸が掘られている部分には、様々な地層が形成されているため、適切な性質の土を用いて井戸をもとの状態に戻さなければいけません。
具体的には以下の2つを意識した作業が行われます。
・井戸の底の部分は砂や砂礫で埋め戻し、地下水の流れを邪魔しないようにする
・井戸の上方部分は雨水が入らないように土状のものを使う
井戸の土管は取り除く場合がほとんどです。
土管の周囲には空洞があることもあり、将来的に土地陥没のリスクがあるからです。
しかしながら、土管を取り除くと解体費用が上昇するため必ずしも土管を取り除かなければならないわけではありません。
井戸解体の費用相場
井戸解体にかかる費用の目安は10万円前後です。
しかしこの費用に含まれない追加の費用もあるため、それらをご紹介していきます。
お祓いにかかる追加費用
魂抜きなどのお祓いは近くの神社の神主などが行うケースがほとんどです。
その場合、お祓い費用や出張費用としてだいたい1~3万円がかかります。
地域の神社によって値段は異なるため、事前に電話などして確認をとると良いでしょう。
井戸の具体的な解体費用
ここでは実際の井戸解体にかかった費用を紹介します。
下記のような解体事例を例にし、各解体項目にかかった値段をまとめました。
なお、この事例で取り上げる井戸は深さ5m、直径80cmの井戸です。
解体項目 | 費用 |
井戸ガワ撤去 | 1万円 |
水抜き | 1万円 |
再生砂 | 2万5千円 |
息抜きパイプ | 5千円 |
解体作業の相談は東京空き家相談協会まで
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