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特定空き家は売却できるか解説

特定空き家の売却は難しい?指定されないためのポイント

更新日:2024年6月28日

この記事は8分で読めます

少子高齢化や核家族化の進行により、「空き家予備軍」が増えている昨今。
「特定空き家」とはご存知でしょうか?

本記事では、特定空き家について、以下を解説します。

今回の解説内容

  • 特定空き家とは?どのような家が指定されるか
  • 特定空き家に指定されるデメリット
  • 自分の家が特定空き家に指定されないための対策
  • 特定空き家は売却できるか

特定空き家とは?どのような家が指定される?

屋根に穴が開いている家

まず、特定空き家とは、どのような状態のことをいうのでしょうか?

特定空き家とは
空き家対策特別措置法に基づき、”著しく管理のされていない空き家”として指定された空き家のことです。
具体的には以下が挙げられます。

 

特定空家の認定基準

 

  • 保安上危険となるおそれがある
  • 衛生上有害となるおそれがある
  • 著しく景観を損なっている
  • 放置することが不適切

といった条件から、いずれかに当てはまると行政に判断された場合、特定空き家に指定されてしまう可能性が高まります。

どの空き家が指定されるかは確実ではありませんが、特定空き家にならないため、ある程度の対策が必要です。

特定空き家に指定されるデメリット

このように、管理が不全な空き家が指定される特定空き家。

指定されると、所有者には何も良いことがありません!

具体的には、以下のデメリットがあります!

特定空き家に指定されるデメリット
  • 空き家に関する改善措置命令・行政代執行がされる
  • 固定資産税の特例が解除される
  • 売却が困難になる

「自分の家はいつか売れるだろう」「何をするにも手間だから避けたい」こういった思いから、のちのち地獄を見ることになります…。

空き家に対する改善措置命令・行政代執行がされる

特定空き家は、近隣住民にとって非常に危険な物件です。

そのため、特定空き家となった空き家の所有者は行政から、改善措置の勧告・命令を受けることとなります。

改善措置命令に応じない場合、行政による行政代執行が行なわれ、空き家や強制的に解体されます。
解体してもらうなんて、解体費用が浮いてラッキー」というわけではなく、解体費用は家の所有者に対して請求されます。

その上、一般的な解体費用相場より高い金額を、強制徴収されます。

空き家を放置するだけで、多額の解体費用を支払うことになり。おまけに社会的信用も失うことになります。

関連記事

こちらでは、自治体による行政代執行の解体費用例もご紹介しています。

固定資産税の特例が解除される

通常、家が建っている土地には固定資産税を減額できる特例が適用されています。

住宅用地の特例

  • 住宅が建っている土地にかかる固定資産税は、「住宅用地の特例」によって、6分の1、または3分の1に減額されています。

しかし、特定空き家に指定された物件は、この特例が適用できなくなります。

固定資産税が実質最大6倍まで増えるといわれています。

売却が困難になる

特定空き家は管理状態が悪く、老朽化もかなり進んでいる物件がほとんどです。

そのため、売却が困難になるといわれています。

通常の空き家でしたら、そのまま住んだり、一部リフォームすることで活用が可能となるため中古住宅としての需要があります。
しかし、特定空き家の場合は売却が困難といわれています。

特定空き家の売却が困難な理由
  • 老朽化が激しく改修費用が多くかかるため買い手が見つかりにくい
  • 資産価値もかなり低いため、所有者としても納得のいく金額で手放すことが難しい

このように、空き家をいざ手放そうとした時には「時すでに遅し」という場合があるため、空き家をお持ちの方は、適切な管理を続けることが大切です。
では、行政から特定空き家の指定を受けないようにするには、どのような取り組みをすればよいのでしょうか?

自分の家が特定空き家に指定されないための対策

 

所有している空き家が特定空き家にならないための対策は、以下が挙げられます。

特定空き家に指定されないための管理方法

  • こまめに換気や掃除を行なう
  • 建物の損傷を修繕しておく
  • 庭木の剪定や動物のふん尿対策をする

こまめに換気や掃除を行なう

放置された空き家にはほこりやカビがたまりやすく、ホコリは害虫発生の要因に、カビは建物の劣化の要因になります。

そのため、掃除や換気をして建物の状態をなるべく良好に保ちましょう。

建物の損傷を修繕しておく

建物の壁にひびが入っていたり、塀が今にも倒壊しそうなほど損傷している場合は、特定空き家の指定を受けやすくなります。

定期的な補修を行ない、建物が破損し近隣住民に被害を与える可能性をなくしましょう

庭木の剪定や動物のふん尿対策をする

建物の外観が悪いと、その建物は管理のされていない空き家とみなされます。

ゴミを不法投棄されたり、動物が集まり、衛生面が損なわれることがあります

道路にはみ出す庭木を剪定したり、猫のふん尿対策をするなどして、定期的に外観を整えましょう。

特定空き家になる前に空き家を売却するポイント

 

空き家の管理が面倒な場合、放置して特定空き家になる前に売却してしまうのもひとつの手です。

ここでは、空き家を売却するためにとれる有効な手段をいくつかご紹介します。

解体して土地を売却する

まずは、空き家を解体し土地として売却する方法です。

比較的高い売却益を得ることが可能です。

解体して土地売却するメリット
  • 比較的高い売却益を得ることが可能
  • 買い手が空き家の解体費用を計算しなくて良くなるため、購入希望者が増える
解体して土地売却するデメリット
  • 自分で解体費用を支払う必要がある
  • 数ある解体業者から選ぶためにやり取りする必要がある

しかし一点、注意点です!

固定資産税額が決まる1月1日の直前に解体すると、住宅用地の特例が受けられなくなるため、年末の解体は控えましょう。

古家付き土地として売却する

空き家を解体せずに売却する場合は古家付き土地として売却をします。

古家付き土地として売却するメリット
  • 自分で解体費用を負担しなくて良い
古家付き土地として売却するデメリット
  • 土地のみの売却に比べて、売却益が安くなりがち

手軽に売却できる反面、住宅の状態によっては買い手側が解体費用を負担する必要があるため、その分売却金額を下げる交渉が生まれます。

古家付き土地を良い条件で売るコツもご紹介していますので、併せてご一読ください!

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この記事を書いた人

一般社団法人東京空き家相談協会 小峰千波

一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

当協会の「空き家ジャーナル」は各専門家が監修しております。学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。