特殊清掃という言葉をご存知ですか?特殊清掃は通常の部屋のクリーニングとは異なり、簡単に汚れを落とすことが難しい部屋を掃除することです。
この記事では特殊清掃とは何か、通常の清掃員との違いや、現場の例をご紹介します。
また、特殊清掃とともに依頼したいサービスもまとめているため、参考にしてください。
特殊清掃とは?
特殊清掃とは、通常のハウスクリーニングでは落とせないような汚れがある部屋や、孤独死、事件や自殺があった部屋の清掃です。
近年は少子高齢化や核家族化により、孤独死が年々増加しています。また、一人暮らしの物件も増えていることから、すぐに事件や自殺に気づかず、発見まで時間がかかるケースがめずらしくないのです。
このような現場をきれいに掃除し、また次の方が利用できるように原状回復することが特殊清掃の目的です。
特殊清掃員と清掃員の違い
通常のハウスクリーニングをする清掃員と、特殊清掃員はどのような点が異なるのでしょうか?
片付けやハウスクリーニングは、部屋の不用品を片付けたり、通常の掃除では届きづらいような箇所を掃除したりといった業務が中心です。
一方、通常の掃除では落としきれないような、血液や体液の掃除、害虫の発生など、特殊な現場での掃除は専門的な知識や薬剤を使用するのです。
特殊清掃は専門的な作業のため、通常のハウスクリーニングよりも費用は高額です。
特殊清掃が発生する現場の3つの例
特殊清掃が発生する現場の例をご紹介します。どのような現場で、清掃をしているのか、内容とともにご説明します。
孤独死から発見まで時間が経過している現場
特殊清掃が発生する場は、孤独死があった部屋です。特に日数が経過していると、部屋の中にある食べ物の腐敗、ご遺体の損傷も進んでしまいます。
場合によっては部屋の中に血液や体液があるため、特殊な薬剤による清掃が必要です。
長期的に放置されたゴミ屋敷の現場
ゴミ屋敷の片付けも特殊清掃に分類されることがあります。特に、時間が経過し、ゴミ袋や置いてあるゴミを通じて床や壁にシミができたり腐敗していたりするケースがあります。
するとただ家にあるゴミを運び出すだけでなく、壁紙を新しくしたり床材を交換したりといった、大掛かりな改修が必要になるのです。
このような作業はハウスクリーニングの作業範囲を越えており、リフォームにも対応している特殊清掃業者が担当することが多いのです。
床や壁の汚れがひどい現場
ゴミ屋敷に限らず、何らかの理由で壁や床の張り替えが必要なほど、汚れや劣化が進んでいる現場は特殊清掃による作業になるケースがあります。
たとえば殺人や自殺など、現場が汚れている場合は、通常の掃除では汚れを落としきれません。
時間が経過していれば害虫が発生し、床材が腐るなどの状況になった部屋もあります。
このような、床や壁の汚れ、損傷がひどい部屋は、特殊清掃による専門的な掃除と、大きなリフォームによりできるだけ元の部屋の状態へと戻すのです。
特殊清掃とともに依頼が必要なサービス
特殊清掃を依頼する場合、ほかに考えておきたいのがその後の作業です。
特殊清掃は激しい汚れやご遺体による血液などの特殊な汚れ、害虫駆除が中心です。
部屋にある遺品や不用品の片付けは、サービスに含まれていないところもあります。
その場合は、ハウスクリーニングと、遺品整理などの不用品の仕分け、片付けを依頼しましょう。
また、現場が一軒家であれば空き家になってしまいます。空き家を解体するか、クリーニングをして別の方法で活用するのかによっても、その後に依頼が必要な業者は違いがあります。
まとめ
特殊清掃は孤独死や自殺などの事件が起きた現場、ゴミ屋敷で部屋の壁や床が傷んだ状態の現場を掃除する業務です。
通常のハウスクリーニングではむずかしい作業や、専門的な知識が必要な掃除を担当しており、孤独死が増えている中年々需要が増しています。
もし空き家の管理についてお困りなら、空き家の片付けや解体、売却まで総合的にサポートする東京空き家相談協会にご相談ください。
特殊清掃があった現場の一軒家の解体、売却など、一連の手続きをそれぞれ依頼するのは体力的にも精神的にも負担が大きいもの。
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