空き家の残置物撤去は、量が多ければ多いほど費用が高額になってしまいます。
処分したくても金銭的に厳しく、空き家の残置物を放置しているとお悩みの方もいるのではないでしょうか?
近年では空き家の解体や片付けをサポートする、さまざまな補助金や助成金制度が登場しています。
実はとても珍しいケースとして、愛知県では空き家の残置物の撤去への補助金も募集しています。
この記事では空き家の残置物撤去の補助金の詳細、ほかにも空き家の片付けやリフォームに関する補助金や助成金についてご紹介します。
空き家の解体や活用の補助金・助成金が増えている
空き家の残置物とは、空き家に残されている家具や家電など、前の住民が残した私財です。
空き家の売却や活用、解体などをする前に、家の中や外の土地に物が残ったままでは、そのまま次の活用ができません。
特に残置物が多い空き家は、不法投棄の対象になりやすくごみ屋敷化するなど、深刻な社会問題になっているのです。
そんな空き家の対策として、解体などの補助金、助成金を出す自治体が増えています。国全体でも、少子高齢化や核家族化による空き家の増加を問題視しています。
補助金や助成金をうまく活用することで、空き家問題を解決していきましょう。
愛知県春日井市で「空き家残置物撤去補助金」が登場
愛知県春日井市では、上限10万円までの空き家の残置物撤去の補助金がスタートしました。
2023年4月にはじまったばかりで、売買もしくは賃貸契約を締結している物件の所有者が同意している住宅に利用できます。
申し込みは個人が対象で、空き家1戸につき1人だけという条件があります。
具体的な補助金の対象者、費用は次の通りです。
・上限10万円(対象経費の2分の1まで)
・春日井市老朽空き家解体補助金との重複交付はできない
・残置物の所有者かそれ以外でも個人なら申し込みできる
・残置物の所有者に撤去の同意を得ている必要がある
参照:スマート補助金
https://www.smart-hojokin.jp/subsidies/23411
残置物撤去の費用の補助金は全国的に見ても、とてもめずらしい取り組みです。
空き家を片づけたくても、物が多くて放置している方や、金銭面で残置物撤去を依頼できないといった悩みがある方も、補助金制度を活用してみてはいかがでしょうか。
自治体の空き家の補助金・助成金を調べてみよう
スマート補助金は全国の補助金、助成金の情報をまとめているポータルサイトです。
検索で「空き家」と入力すれば、各自治体の空き家解体などの補助金や助成金の情報をチェックできます。
空き家の片付けや解体を検討している方は、ぜひスマート補助金で空き家がある自治体の制度を調べてみましょう。
まとめ
空き家の放置は、景観の悪化や防犯面でのリスク、不法投棄などいろいろな危険性があります。
そのような空き家を減らすために、各自治体では片付けや解体をサポートする制度を用意しているのです。
とは言っても、空き家の片付けや解体が終わったあとは、売却や活用などその後の対応が必要です。
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