高齢者の方が自分の財産を整理したり、家族に贈与するために行う「終活」。
中には終活で家を処分する方もいらっしゃいます。
終活で家を処分することは、将来的に自分の家を空き家化しない、という点では良いですが、自分の住んでいた家を失うことになるので、なかなか勇気のいることだと思います。
そこで今回は「終活で家を処分するメリット」を紹介します。
終活で家を処分する方法
そもそも、家を処分するといっても、どのように処分すればよいのでしょうか?
不用品処分と違い、粗大ごみ置き場に置いておくわけにもいかず、終活で家を処分する際には次の方法をとることが多いです。
売却する
家を売却することで現金が資産として残り、税金や管理費がかからなくなるので、処分方法としては最も良い方法だといえます。
特別な事情がなければ、売却をおすすめします。
解体する
「住んでいる家を解体して更地にする」という処分方法もあります。
- 家族に不動産を残しつつ、自宅の空き家化を防ぐ方法としてはベスト
- 自治体によっては解体や建て替えに助成金が出ますので、活用するのも手
- 土地は立地が良ければ活用方法が多彩なので、住んでいる地域に応じて土地を残すか売却するかを決めると良い
- 解体費用がかかってしまう
- 解体前の家財道具整理も必要になります
- 家があるときに比べ固定資産税が高くなるので、その点は注意が必要
寄付する
家や土地は、自治体や個人、法人などに寄付もできる場合もあります。
こんな場合にはお勧めです。
- 相続を希望する親族がいない
- 老後資金に困っていない
そのため、寄付はお互いの希望がマッチしなければ成立しにくいです。
終活で家を処分するメリット5選
家を処分するメリットは自分だけでなく家族にとってもあります。
しっかりと話し合って家を処分するかどうか決めると良いでしょう。
節税できる
家を所有していると、毎年固定資産税を支払わなければいけません。
終活で家と土地を売却できれば、固定資産税がなくなるため、大きな節税になるのです。
家の管理費を支払う必要もなくなるので、老後の支出を減らすこともできます。
家族が楽になる
家(実家)の相続というものは、実は非常に大変なものです。
築年数の古い空き家を相続することになるので、売却が通常より難しく、時間を経るごとに固定資産税と管理費用の支払いが増えていきます。
後々の問題も考えると、家は売却した方が良いかもしれません。
相続が楽になる
相続人が複数いる場合、被相続人の財産は分配されて相続されますが、不動産そのものの分配はとても難易度が高いです。
以下のような方法はあるのですが、複雑で相続人間でのトラブルも多くなります。
- 不動産を特定の相続人がすべて相続し、他の相続人に現金を支払う
- 不動産を売却して現金を分ける など
このような事態を避けるためにも、先に現金化しておくことは大事です。
老後資金を調達できる
家を売却すれば老後資金が手に入るため、老後の生活プランが立てやすくなります。
資金が余った際には相続ではなく、生前贈与という形で家族に現金を贈与することもできるので、家は現金化してしまった方が選択肢が広がります。
110万円のボーダーラインに気を付けながら、家族のために資産を残しましょう。
管理の煩雑さがなくなる
人は年を重ねるごとに体が動かしづらくなり、病気にかかりやすくなります。
これは家も同様です。
これ以外にもカビやシロアリといった問題が発生することもあり、年を重ねた際に、このような諸問題を解決するのは非常に骨が折れるでしょう。
家を売ってしまえば管理コストや手間といった負担がなくなるので、より快適な老後生活を過ごすことができるでしょう。
まとめ
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