空き家ジャーナル


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東京23区耐震マップで危険な建物をチェックしよう!

更新日:2024年3月5日

 

八王子駅前の一等地にある危険家屋など、地震による倒壊の危険性が著しく高い建物は、

一部のものがテレビ番組などで取り上げられることで、その危険性が多くの人に認知されるようになりました。

八王子駅前の一等地にある危険家屋の詳細は以下をご覧ください!

 

[blogcard url="https://tokyo-akiya.info/archives/9739"]

 

しかしテレビ番組で取り上げられたものはほんの一部の建物であり、東京23区内だけを見ても危険な建物は散見されます。

現在23区内に危険な建物はどれくらいあるのでしょうか?

 

東京都から公表された情報もとに解説していきます。

 

 

 

東京都の公表内容

東京都は建物を所有する各所有者に対して、耐震対応を促す目的で、
耐震診断が義務付けられている建築物の耐震診断結果等の公表について」を公表しました。

 

地震によるマンション階段部分亀裂
地震で階段部分に亀裂が

 

この耐震診断は1981年5月以前の旧耐震基準で建築された建物の、大規模な地震への安全性を3段階で評価したものです。

 

耐震診断を行なった、449棟の特定緊急輸送道路沿道の建物398棟の不特定多数の人が利用する大規模建築物が実名付きで公表されており、地図などで建物名を検索すれば、どこに耐震性の低い建物があるのかがわかるようになっています。

 

公表内容はこちら(クリックで資料へ移動)

 

 

また今回行われた公表では建物の安全性についてⅠ~Ⅲの評価が設けられており、
それぞれの評価の概要については次のようになっています。

 

Ⅰ:大規模の地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が高い

 

Ⅱ:大規模の地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性がある

 

Ⅲ:大規模の地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、又は崩壊する危険性が低い

 

上記のどれにも当てはまらない物件は現在改修工事中となっています。またここでいう大規模の地震とは震度6強から7に達する程度の地震を指しています。

 

今回の調査では特定緊急輸送道路沿道では139棟(全体の3%)、大規模建築物については17棟(全体の4%)が、

大きな地震による倒壊の危険性が高いと判明しました。

 

 

23区内の危険建物はどこ?

 

それでは実際に倒壊の危険が高い建物はどこにあるのでしょうか?

 

東洋経済オンラインでは東京都23区において、調査された建物のうち、延床面積が1万㎥を超える物を表示したマップが作成されています。

 

マップ上では赤く表示された建物が危険性の高い建物として表示されています。

 

耐震評価マップ

東京23区の大規模建築物耐震診断結果マップ (toyokeizai.net)に移動する

 

マップだけではわかりにくいので、ここからは具体的な物件名と場所を表にまとめておきます(評価Ⅰのみ)。

 

物件名 所在地
東邦大学医療センター大森病院1号館 東京都大田区大森西6-1-5
東京共済病院2号館(西館) 東京都目黒区中目黒2-3-8
道玄坂共同ビル 東京都渋谷区道玄坂2-29-1
六本木共同ビル (ロアビル) 東京都港区六本木5-5-1
ニュー新橋ビル 東京都港区新橋 2-16-1
紀伊國屋ビルディング 東京都新宿区新宿 3-17-7
OWビル 東京都新宿区新宿 5-1053-2
ヒューマックスパビリオン新宿歌舞伎町 東京都新宿区歌舞伎町1-20-1
科学技術館(K棟) 東京都千代田区北の丸公園2-1
アブアブ赤札堂上野店 東京都台東区上野 4-8-4
日本大学医学部付属板橋病院 東京都板橋区大谷口上町30-1
江戸川競艇場(入場門棟) 東京都江戸川区東小松川3-1-1
日本金属株式会社板橋工場第一圧延工場 東京都板橋区舟渡 4-10-1
新日鐵住金株式会社君津製鐵所東京鋼管部製管工場 東京都板橋区舟渡 4- 2843,2848,28 65,3663,7390

 

このように多くの人が訪れる場所や都心部であっても耐震性の低い建物は存在します。

 

大規模な建物はすぐに耐震改修ができるわけでもないので、耐震化が大変ではありますが、早急な対応が求められるでしょう。

 

 

トラブル・行政処分を受ける前に

 

今回は大規模な建物を中心に取り上げましたが、通常の戸建てについても耐震改修を怠っていると行政によって公表されたり、何かしらの行政処分を受ける場合があります。

 

耐震改修は自分や近隣住民の身を守るためにも行ないましょう

 

また、実家やお持ちの空き家の安全面にお悩みがある場合は東京空き家相談協会にご相談ください。

 

当協会は主に実家・空き家の以下についてご相談をいただいています。

 

  • 相続
  • 売却・買取
  • 片付け・清掃
  • 解体
  • 改修・活用
  • 管理代行

 

専門家と連携しており、空き家や旧耐震基準の家屋の耐震等のご相談も承っております。

ご相談をいただいたのち最短即日〜3営業日以内に現地調査や適切な解決策の提示とともに、業者様を無料でご案内しています!

 

耐震診断してみませんか?

 

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この記事を書いた人

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一般社団法人東京空き家相談協会

小峰千波

当協会の「空き家ジャーナル」は専門家が監修しております。学生時代からまちづくりに関心があり、地元をはじめとした地域活性化活動や環境経営に携わっていた。 故郷の過疎化を感じ、人が生きやすく集いやすい環境づくりがしたいと感じ、 現在は一般社団法人東京空き家相談協会の相談員として、ご相談者様に寄り添ったサポート活動をしている。 自然と動物が好きです。